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アマデウスの謎  作者: 伊吹 由
第2章 リナの過去
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第13話  初めての彼氏(2008年)

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  慎吾のスピリチュアル事件簿 シーズン2


       「アマデウスの謎」 


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前回までのあらすじ


2012年、女子大生リナの妹が誘拐された。


霊能力を持つ1つ下の後輩・慎吾を連れて実家へと戻るリナ。誘拐犯から1週間以内に1億円を用意しろと要求され、羽鳥邸にいた面々は不安になる。


話は・・・ 4年前の2008年。

新しいピアノ講師となるヒロ・ハーグリーブスに、リナは惹かれていく。


リナの父親・魁斗(かいと)が開発したセキュリティソフト。ヒロはそのソフトを狙ったテロリストの情報があるというのだが・・・?


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  第13話  初めての彼氏(2008年)   


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2008年9月1日(月)、午前7時半。


リナ「あら、井上さん。お久しぶり。夏休みは堪能できた?」


井上「リナお嬢様。お久しぶりです。

    おかげさまでゆっくりと夏休みを過ごせました」


女子高の制服を着けたリナは、玄関を出たところで警備服姿の井上という男と会話をしていた。


リナ「今日からまた、家の事はよろしくね」


井上「えぇ。とはいえ、庭いじりぐらいしか私の仕事はございませんが」


リナ「それも大事な仕事よ。じゃぁ行ってきます!」


井上「行ってらっしゃいませ」


井上仁(いのうえ・じん)は、羽鳥家で警備の仕事をしている。


リナが夏休みの間、家政婦の新城美也(しんじょうみや)が世話係としてほぼ毎日羽鳥邸に常駐していた。リナの高校が2学期を迎えると、日中の羽鳥邸には誰もいなくなる。


そのため広い羽鳥邸の警備員として井上は雇われていた。羽鳥家に雇われて10年経つが、泥棒が入ったなどの犯罪的トラブルは今まで一切無い。


警備という名目ではあるが、その実(じつ)庭いじりや切れた電球の取り替え、大雨や強風などで欠損した箇所の補修などの雑用をこなしていた。



・・・ ・・・。



リナ「安田さん。学校まで送ってもらうのは初めてね。

    今日から毎日お願いします」


ハイブリッドカーの後部座席に乗り込んだリナは、約1ヶ月前から羽鳥家の警備担当・・・とは名ばかりの、実質運転手として羽鳥家に雇われた安田透(やすだとおる)に笑顔で挨拶をした。


安田「おはようございます、リナお嬢様。安全運転でお送りいたします」


33歳という若さに加え、警備服姿の上からでもわかる筋肉質の体。白い手袋でハンドルを握る安田は、ゆっくりとリナの通う女子高へと車を走らせる。


羽鳥邸から車で約40分離れた学習院女子高。リナはそこに通っている。ちまたでは「お嬢様学校」と言われ、そこに通う生徒のほとんどは皇族やお金持ちのお嬢様である。


リナが携帯いじりに夢中になってる間に、車は目的地に着いた。


リナ「ありがと、安田さん。また帰りもお願いね~」


安田「かしこまりました」


笑顔で挨拶をしたリナは元気よく女子高の門をくぐっていき、安田の声はもう耳に入らない。


「きゃ~、リナ! 夏休みどうだった!」


リナの背後から甲高い声が聞こえてくる。


リナ「あら、秀美。そうね~、なかなか充実してたわ~」


振り返ったリナは笑顔で応えた。


秀美「え? 何なに? 充実したって、どんな風に?

    どっか旅行にでも?」


リナ「まさか。この夏は親の仕事が忙しくてどこにも行ってないわよ」


秀美「えぇ~。そんなんで何が充実してたってのよ!?」


リナ「う~ん・・・ まぁね~・・・」


秀美「もう考えられるのは男しかないじゃん、男! 彼氏出来たの!?」


リナはニヤニヤ笑っているだけだ。


秀美「えー!? 何いやらしい顔してんのよ!

    マジ彼氏出来たの!?」


リナ「さ~ね~」


リナは急ぎ足で校舎の中へ走って行く。


秀美「ちょっと待ってよ、リナ! くわしく話しなさいよ~!!」


・・・ ・・・。


リナが校舎へ入る姿を見届けた安田は携帯をかけていた。


安田「学校へ送り届けた。特に問題はない。

    あぁ・・・、あぁ。わかってる。すぐ社長の元へ行くさ。


    そっちも何かわかったら知らせろよ」


携帯を切った安田は小さなため息をつき、車のエンジンをかける。再び校舎をちらりと見た後、静かに車を走らせた。



・・・ ・・・。



ヒロ「モーツァルト?」


リナ「うん!」


その日の夜8時半。夏休みの明けたリナは、ピアノのレッスン時間を午後8時半~9時半と変更していた。


ヒロ「クリスマスパーティでモーツァルトか・・・

    まぁ悪くはないけど、普通にクリスマスソングでいいんじゃない?」


リナ「ううん。パパとママの想い出の曲なのよ、モーツァルトは。

    なんか付き合うきっかけとか言ってたし」


ヒロ「なるほど、そういう事なら喜んでレッスンつけるよ。

    でもクリスマスまで3ヶ月もあるんだぜ。早すぎないかい?」


リナ「私へたっぴだからさ・・・。たくさん練習して、いい曲を演奏したいの」


ヒロ「OK! その心意気にうたれたよ。

    モーツァルトのピアノ曲はたくさんあるぜ。何がいいかな?」


そう言いつつ、ヒロはピアノの前に座ると・・・


ヒロ「まぁ、クリスマスならこの曲かな?」


心地よいテンポの曲を演奏し始めた。リナは聞き覚えのあるその曲のタイトルを思い出す。


リナ「え? トルコマーチ? なんでこれがクリスマス向けなの?」


ヒロはニヤッと笑うと自信満々で言い放った。


ヒロ「Turkey(ターキー)だからさ」


リナはポカンとした表情を浮かべる。


ヒロ「・・・。 またその表情か・・・。

    君とは笑いのセンスが合わないようだ・・・」


ヒロは苦笑いを浮かべながらピアノを演奏し続けた。


ヒロ「他にも幻想曲ニ短調やロンドニ長調、アイネクライネナハトムジーク・・・。

    そのあたりが有名どころかな。


    アイネクライネはピアノだと、連弾でよく演奏されるけどね」


連弾という言葉にリナが反応する。


リナ「ヒロ先生! 私と連弾しましょう!!」


ヒロ「やだね」


ヒロは即答した。


リナ「えぇ~、なんで~?」


ヒロ「クリスマスは忙しいの。

    俺もその時期はピアノショーで引っ張りだこなんだよ」


リナ「ちぇー」


唇をとんがらせるリナ。ヒロの演奏が終わるまで、その美しい旋律を静かに聴いていた。


ヒロ「で? どんな曲を演奏するか決めた?」


リナ「えっとね・・・ これ」


そう言うとリナは、立ったままピアノの鍵盤を右手で叩き始める。


ド~ ミーソ~ シ~ ドレド~


リナ「この曲、小さい頃よく弾いてたんだけど・・・。

    曲の名前が思い出せなくって・・・」


ヒロ「あぁ。それはピアノソナタのK(ケッフェル)545だ。

    ソナチネのアルバムにもあるから、それで練習したんだろう」


そう言うとヒロは、流暢(りゅうちょう)にそれを弾いてみせた。


リナ「それ!! その曲! パパが大好きな曲なんだ! 

    でもヒロ先生、ホントにどんな曲でもすぐ弾けるのね。楽譜見なくても」


ヒロ「あぁ。俺は1度聴いた曲はすぐにピアノで弾けるし、忘れることはない。

    どんな複雑な曲でも、音階は全て頭に入ってくるんだよ」


リナ「いいな~。私もそういう能力欲しいな~。

    この曲、小さい頃に初めてパパに弾いてあげた曲なんだ。


    でも今は・・・どんな風に弾いたかも覚えてないし・・・」

    

ヒロ「これか~。リナなら2週間もレッスンすればすぐ弾けるようになるかな」


しばらく心地よいリズムに酔いしれるリナ。ヒロが演奏を終えた後、口を開く。


リナ「でもホントにモーツァルトの曲って・・・。

    なんていうか、聴いてていい気分になる曲多いのよね~」


ヒロはニコッと笑ってリナにレクチャーを始めた。


ヒロ「モーツァルトの楽曲は・・・

    高周波の音域で奏でる部分が実に効果的に含まれているからね。


    それが体にいいってのは医学的にも示されている事実なんだ」


リナ「え? モーツァルトの曲が医学と関係あるの?」


ヒロ「あぁ。癒しの曲と言われるものの多くは、人の体全体を刺激する。

    特にモーツァルトの曲は、脊髄から脳にかけて・・・


    人の生体機能によい刺激を与える効果があるんだ」


リナ「へ~・・・」


ヒロ「より正確に言うとだね・・・」


青い眼をキラリと輝かせるヒロ。


ヒロ「3500ヘルツ以上の高周波は、副交感神経に刺激を与える。

    つまり免疫力を高めるんだ。


    人の生体リズムに【1/f揺らぎ】というのがあるんだが・・・

    聞いた事あるかい?」


リナは首を横にふる。


ヒロ「モーツァルトの楽曲には、【1/f揺らぎ】を多分に含んでいる。

    これは人の生体リズムと同じものなんだ。


    このリズムが脳を刺激し、α波を出させ、癒し効果につながる。

    さらには糖尿病予防にも効く医学的な実験DATAもある!


    音楽療法も立派な治療の1つになっているんだぜ」


専門用語が多すぎてよく理解はしてないリナだが


リナ「へ~・・・ なんかしらないけどすごいのね・・・」


【モーツァルトの曲はすごい】という事だけ、頭にインプットした。


ヒロ「彼の曲をは確かに【a child prodigy】 ・・・

    日本語で言う【神童】らしさを感じさせるよ、ホント」


リナ「神童・・・ ヒロ先生は作曲家の魂に触れて演奏するんでしょ?

    モーツァルト演奏するときって、神様の気分になるの?」


ヒロ「いや・・・」


リナ「え? 違うの? いつも作曲家の魂がどうとか言ってるのに?」


ヒロ「う~ん・・・ モーツァルトだけは別格だよ。

    何て言うか・・・その・・・」


言葉に詰まるヒロ。


リナ「え? 何?」


ヒロ「レディの前では言いづらいな~。

    彼は下品な曲もいくつか作曲してるからね・・・


    K231の【Leck mich im Arsch】とか。意味は自分で調べてくれ」


リナが後日調べると、それは【俺の尻を舐めろ】という変態じみたカノンだった。


ヒロ「とにかく彼の行動は常軌を逸していてね。

    変態的な趣味もたくさん持ってたという記録もあり・・・


    とても神の子供とは思えない・・・」


リナ「ふ~ん」


ヒロ「そのくせ少年時代には14カ国語も喋ったと言われている。

    さらに、どんな曲も1度聴けばすぐにコピーする能力もあった。


    複数の楽器の同時演奏だろうと、全て聴き分けたという。

    そこらへんは、まさに【神童】とよぶにふさわしいんだけどね」


リナ「変態だったり、【神童】だったり・・・よくわからない人ね」


ヒロ「モーツァルトは神の子供なのか、それとも変態作曲家なのか。

    才能あふれる作曲家というのは間違いないんだけど・・・


    なかなか魂に触れられない。魂に触れづらい作曲家だよ。

    まぁ、モーツァルトイズモーツァルトって事かな」


リナ「ヒロ先生でも、理解しがたい人って事ね。モーツァルトは・・・」


ヒロ「exactly! そゆこと。

   じゃぁ早速ミスターカイト想い出の曲【K.545】を練習しようか」


リナ「うん」



・・・ ・・・。



ヒロ「じゃ、今日はここまで。

    次会う時には、第5小節から第10小節の部分をマスターするように。

 

    もっとスラーを効かせた演奏が出来れば、今日よりいい感じになるよ」

    

リナ「わかりました! ありがとうございます!」


ヒロ「スコアは俺が書斎に返しておくから」   ※ スコア = 楽譜


そう言うとヒロはピアノ室を出て、1階奥の書斎へと入っていった。


リナの父・羽鳥魁斗(はどりかいと)の書斎であるこの部屋は、ちょっとした図書館になっている。経済や経営の専門書から、魁斗の専門である数学書、はては歴史や文学に関する書物も数1000冊はある。そしてその一画には、ピアノの楽譜集が置かれている棚もあった。


先ほどまでリナが練習していたモーツァルト「K.545」。その楽譜が掲載されているソナチネアルバムを、棚に押し込んだ。


ちらりと扉の方を見たヒロは、部屋の最も奥にある魁斗の机に向かう。そして静かに机の引き出しに視線を送った。


引き出しにはロックがかかっていて、ボタン式で4桁の数字が必要となっている。ヒロはポケットから手袋を取り出すとそれをはめ、ロックのボタンを押し、静かに4つの数字を入力した。


入力後、カチャリという音が聞こえロックが解除される。静かに引き出しを引くと、その中に小さなUSBメモリがあった。


それを手にするとポケットに押し込む。反対のポケットから取り出した別のUSBメモリを同じ位置に置き、引き出しを静かに元に戻した。


カチャリとう音がロックされた事を伝える。何事も無かったように書斎を出たヒロは、扉の前に立っていたリナに気づき、声をかけた。


ヒロ「何か・・・?」


リナ「うん。玄関まで送ろうと思って」


ヒロ「あぁ、そうか。じゃぁ頼むよ」


玄関に向かいつつ、リナは思い切ってヒロに声をかけた。


リナ「ねぇ、ヒロ先生。今日友達にさ~。

    私、彼氏出来たって言っちゃった」


ヒロ「あ、そ。俺には関係無い話だね」


素っ気ない返事を返すヒロ。


リナ「ヒロ先生みたいな彼氏が欲しいな~」


ヒロ「頑張って探してくれ」


リナ「ヒロ先生から見て私、可愛くない?」


ヒロはニコッと作り笑いをする。


ヒロ「君は十分魅力的だ。頑張ればすぐ彼氏できるさ」


リナ「本気で言ってる?」


ヒロ「Of course.」


リナ「私、女子高だから男の人と出会うきっかけないのよ。

    送り迎えも車でだしさー。


    だからヒロ先生が彼氏になってくれたらい~な~、なんて」


今度は苦笑いをするヒロ。


ヒロ「はっはっは。リナみたいな魅力的な女性のボーイフレンドは光栄だよ。

    でもミスターカイトには色々お世話になっている。


    彼の娘さんに手は出せないよ」


唇をとんがらせるリナ。


リナ「え~。即拒否しないでよ~。1週間考えますって言ってよ、せめて」


ヒロ「わかったわかった。じゃぁ、考えておくよ、君の彼氏になるかどうかね。

    返事は1週間後。じゃあまた」


そういうとヒロはリナの方を振り返らずに、まっすぐ夜道を歩いて行った。



それからも・・・


レッスンは真面目に頑張っていたリナ。明らかに上達していく姿はヒロも感心していた。


しかし、レッスン後のリナの猛アタック・・・


リナ「ヒロ先生、彼女いないんでしょ! 私が彼女なってあげるわよ!」


リナ「クリスマスプレゼント交換しましょう!」


リナ「電話番号とメールアドレス教えてよ! 

    ピアノで質問したい時、連絡するから!」


さりげなくリナのアタックを交わし続けるが・・・それが1ヶ月以上も続くと、さすがのヒロも困り始める。


そんなヒロの心境を変える出来事があった。



10月のある日のレッスン後。


リナ「最近、新しい英語の先生が怪しくてさ~」


ヒロ「新しい先生?」


リナ「うん・・・。1週間前から英語の先生が新しくなってさ。

    50歳ぐらいのエロキモイ親父なんだ。


    みんなからエロゾーって言われてる」


ヒロ「ふむ・・・」


リナ「私の英語の成績悪いからって、明日補講する!なんて言い出してさ。

    超キモいんだけど・・・ 行きたくないな~。


    絶対私、そのエロゾーに狙われてる気がするのよね。

    みんな【それは自意識過剰】って言うんだけど・・・絶対怪しいって!」


ヒロ「前の先生はどうした?」


リナ「なんか階段から落ちてケガしたって。

    全治1ヶ月で入院中って担任が言ってた」


ヒロの眉間にしわがよる。


リナ「酔っぱらって階段踏み外したらしくって・・・

    恥ずかしいからお見舞いはするなってさ。


    まぁ病院の場所すらわからないけどね」


ヒロ「・・・ ・・・」


しばらく迷った表情を見せたヒロは、ポケットから自分の携帯を取り出した。手のひらで小さな携帯をクルクルと回してみせると・・・


リナ「 ? 」


ヒロは初めてリナにメールアドレスを教えた。


リナ「わー! 超嬉しい! なんで!? いつも素っ気なかったのに!!」


ヒロ「いや・・・最近練習熱心だし。

    何か気になる事あったらすぐ対応できるようにね。


    余計なメールはしないでくれよ」


リナ「うん! うん!」


リナは目を輝かせて携帯を握りしめる。


ヒロ「あと、万が一何かあったらすぐ知らせてくれ。

    なんか変な人に声かけられたとか・・・ね」


リナ「うん! 少しでも変な事あったらメールするね!!」



その日のうちに20通のメールがリナから届いたヒロ。全てどうでもいい内容だったが、少しずつ何かが動いているのを感じていた。



・・・ ・・・。


翌日、午後6時にヒロの方からリナに初めてメールを送ってみた。


ヒロ【今日の補講は、どうだった?】


リナ【エロゾーの補講受けたわよ。全然わからんし!!】


ヒロ【英語教わる以外、何かされてないよな?】


リナ【別に触られたとかはないよ。

   でも「土日は何してる?」とか「普段誰といる?」とか聞かれた。


   ね?絶対エロゾー、私に気があるわよね?

   50歳のくせに、女子高生に興味持つ!?】


ヒロはリナのメール内容を見てしばらく考え込んでいた。


「ふ~」と、大きくため息をついた後、短いが内容の重い1文をリナにメールする。


ヒロ【君の彼氏になりたい】


携帯の向こうで狂喜乱舞するであろうリナの姿を想像した後・・・

これから起こるであろう深刻な事態を想定し、ヒロはある男に携帯をかける。


ヒロ「事が動き始めてる。くれぐれも気を抜くなよ」


「わかった」


電話の向こうの声はたった一言だけ返事をして、そのまま電話は切れた。



             (第14話へ続く)

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次回予告


ヒロが彼氏になった! リナは有頂天になり、毎日が楽しくて仕方ない。


しかしリナの周りでは、少しずつ異変が起き始めていた。

不審な出来事を見逃さないヒロは、動き始める。


相棒と共に・・・。


次回 「 第14話  相  棒(2008年) 」

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