#14
どうも!ミカです!
あのイケモトによる人さらいが解決してから、数日が経ちました。
後日、依頼人の方が事務所にいらして、彼女さんが一命を取り留めたと報告を頂きました!
かなり危ない状態だったらしいのですが、何とか息を吹き返したとのことです。
とにかく良かったです…!
イケモトもちゃんと捕まり、一件落着といったところです。
さて、それで今日なのですが…暇です。
依頼が来ないと、何にもすることがありません。
何にもすることがないので、タバコを吸ってるシドさんに話しかけてみました。
「暇ですね…」
「ですね…」
会話、終わっちゃいました。
「ずっと思ってたんですけど、シドさんってタバコすごい吸いますよね…なんか吸わなそうなのに」
「あ、ほんとですか?似合ってないですか?」
シドさんは笑いました。
「いや、似合ってなくはないですけど、なんか柔らかい物腰とマッチしないです」
「あー…そうですか…まあでも、タバコは好きですね。何だか、そういう自分と瞬間的におさらば出来る感じがして」
「おさらばしたいんですか?」
「ええ…あんまり好きじゃないんですよね…他人に気遣い過ぎちゃうところとか…もう少し堂々としていたいんですよ」
「私はシドさんのそういうところ素敵だと思いますけどね!」
「ありがとうございます」
シドさんは再び、ニコッと笑いました。
私はふと思いました。
「…私が無理やり『何でも屋』に転がり込んできたのも嫌ですか?シドさんの優しさにつけ込んだ形になってますけど…」
「いやいや!そんなことないですよ!まあ…本当はこんな危ない仕事させたくないという気持ちはありますが…仲間が出来たこと自体は嬉しいですよ!」
仲間…何だか照れてしまいました。
「そっか…そう言ってもらえると私も嬉しいです!」
何だかむず痒い空気になってしまいました…
でも…『仲間』…
えへへ…嬉しいです…
そんなことを思っていると、事務所のドアを叩く音がしました。
私はドアに駆け寄り、開けました。
そこには、先日イケモトの一件でお世話になった、情報屋のアカネさんが立っていました。
相変わらず、派手な美人さんです…
「アカネさん!どうしたんですか!」
「おっ!ミカちゃん!この間ぶりだね!」
アカネさんは私の頭をポンポンしました。
後ろからシドさんがやってきました。
「アカネさん!この間はどうもありがとうございました!どうしたんですか?ここにいらっしゃるなんて」
「おおシド!いや、近くを通ったから、遊びに来たんだよ!ちょっとヤバい情報も手に入れたし」
「そうなんですか…?まあとりあえず入ってください!どうぞどうぞ!」
私はお茶の準備をすることにしました。
シドさんはアカネさんを応接スペースへと案内すると、アカネさんが早速切り出しました。
「いや…シドさ…いきなりなんだけど…」
「はい」
「なんかハラジュクで新しい薬物が流行り始めているんだよ…」




