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魔法がある世界の『何でも屋』の日常  作者: ねくら


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14/16

#14

どうも!ミカです!


あのイケモトによる人さらいが解決してから、数日が経ちました。


後日、依頼人の方が事務所にいらして、彼女さんが一命を取り留めたと報告を頂きました!

かなり危ない状態だったらしいのですが、何とか息を吹き返したとのことです。


とにかく良かったです…!

イケモトもちゃんと捕まり、一件落着といったところです。


さて、それで今日なのですが…暇です。

依頼が来ないと、何にもすることがありません。


何にもすることがないので、タバコを吸ってるシドさんに話しかけてみました。


「暇ですね…」


「ですね…」


会話、終わっちゃいました。


「ずっと思ってたんですけど、シドさんってタバコすごい吸いますよね…なんか吸わなそうなのに」


「あ、ほんとですか?似合ってないですか?」


シドさんは笑いました。


「いや、似合ってなくはないですけど、なんか柔らかい物腰とマッチしないです」


「あー…そうですか…まあでも、タバコは好きですね。何だか、そういう自分と瞬間的におさらば出来る感じがして」


「おさらばしたいんですか?」


「ええ…あんまり好きじゃないんですよね…他人に気遣い過ぎちゃうところとか…もう少し堂々としていたいんですよ」


「私はシドさんのそういうところ素敵だと思いますけどね!」


「ありがとうございます」


シドさんは再び、ニコッと笑いました。

私はふと思いました。


「…私が無理やり『何でも屋』に転がり込んできたのも嫌ですか?シドさんの優しさにつけ込んだ形になってますけど…」


「いやいや!そんなことないですよ!まあ…本当はこんな危ない仕事させたくないという気持ちはありますが…仲間が出来たこと自体は嬉しいですよ!」


仲間…何だか照れてしまいました。


「そっか…そう言ってもらえると私も嬉しいです!」


何だかむず痒い空気になってしまいました…


でも…『仲間』…

えへへ…嬉しいです…


そんなことを思っていると、事務所のドアを叩く音がしました。

私はドアに駆け寄り、開けました。


そこには、先日イケモトの一件でお世話になった、情報屋のアカネさんが立っていました。

相変わらず、派手な美人さんです…


「アカネさん!どうしたんですか!」


「おっ!ミカちゃん!この間ぶりだね!」


アカネさんは私の頭をポンポンしました。

後ろからシドさんがやってきました。


「アカネさん!この間はどうもありがとうございました!どうしたんですか?ここにいらっしゃるなんて」


「おおシド!いや、近くを通ったから、遊びに来たんだよ!ちょっとヤバい情報も手に入れたし」


「そうなんですか…?まあとりあえず入ってください!どうぞどうぞ!」


私はお茶の準備をすることにしました。

シドさんはアカネさんを応接スペースへと案内すると、アカネさんが早速切り出しました。


「いや…シドさ…いきなりなんだけど…」


「はい」


「なんかハラジュクで新しい薬物が流行り始めているんだよ…」


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