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【第二章スタート】アンタッチャブルな彼女  作者: ゆま
第一章 最後の夏休み
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04バーベキューのお誘い

 夕食時、おやじがしゃべりだした。

 「今日来た桜田さん、お詫びに遊びに来てと言ってたぞ。バーベキューしようって」

 「いいね!それ。肉食いたい、肉肉。オニー行くら~」

 いつもの妹に戻っていた。

 「きな子ちゃんとまたお喋りしたいし、オニーも東京の綺麗なJKに会いたいら~」

 ここらには生息していない生物なのは認める、でもなんか違和感があるんだよなあのジョシ。

 「袋掛けが終わったらかあさんと行ってくるといい。俺はかたずけや色々あるから」

 「サトシさんのとこの山女持ってこうかしら~松茸はまだ出てこないし~鹿肉もある時にしかないしね~」

 母も乗り気だ、三人で行くことが決定した。


 そうだ妹には言っておかないとなるまい。

 夕食後妹の部屋に向かった。

 「入るぞー」

 「いけませんわ、お兄様!いくら実の妹だからと言ってこんな遅い時間に」

 「そのお兄様っていうのなんなんだ?このへんが痒くなるのだが」

 「かいて差し上げましょうか、お兄様」

 「おまえな~」

 「だってオニーが土臭い悪ガキだと思われたらやだら~品のいい兄妹に見えるように演技よ演技」

 ん~それも一理あるかな。

 「あんなにきれいな人、言っちゃー悪いけどオニーの学校におらんら?この出会いは夏浦家最大のチャンスよ」

 「大げさな奴だな~お前が東京の友達ができるチャンスなだけだろ」

 「そりゃまあ、こんな田舎に埋もれたくないもん……」

 まあいい付き合ってやるか。

 「で、俺はなんと言って返せばいいんだ?」

 「それはもう、いつまでも中二病が抜けない気取った兄みたいな?しっかりしろ妹よ敵はこの兄が必ず必ずー、みたいな」

 「妹よ今日はもう遅い。早く寝るがよい」

 「そうそう」

 「心芽ー風呂できているわよー」

 演技指導中に母の邪魔が入った。

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