第68話 体を洗う
「ほら純ちゃん、万歳して」
「……」
純ちゃんは私の言う事を素直に聞き、両手を真っ直ぐと伸ばした。
シャツが脱げ、純ちゃんの上半身が露わになった。
純ちゃんの体は……流石元自衛隊なだけあって、凄く鍛えられてて、尚且つ……美しかった。
す、凄い……そりゃファンも増えるよ……っと、感心してる場合じゃない。
「それじゃ、下も脱がすよ」
下の福にも手を掛け、ゆっくりと下ろした。
おお……下も鍛えられてる……まるで競輪の選手みたいだ。
「み、美羽さん……」
「……え?」
「さ、寒い……」
ああ、私としたことがまたも……。
「じゃあ、下着、外すね」
私は純ちゃんの下着に手を掛けようとした……その時、純ちゃんは私の手をゆっくりと掴んだ。
「……下着は……自分で……」
「あ、うん」
さ、流石に恥ずかしいよね。
そ、そうだ、私も脱がないと……と、そういえば来てた服の洗濯もしてあげないとね。
「それじゃ、入ろ」
「……はい」
浴室の扉を開け、ひとまず純ちゃんをバスチェアに座らせた。
「じゃあ、お湯出すからね」
シャワーを弱めに出し、純ちゃんの体にお湯をかけてあげた。
「う……」
「あ、熱かった?」
「……」
純ちゃんは私の言葉に、首を大きく振った。
なんか、大分感情豊かになってきたような気がする。
純ちゃんの体を一通り温めた後、私の体もお湯で清めた。
その流れでボディタオルを手に取り、ボディーシャンプーを付けた。
「それじゃ、体……洗うよ?」
私は彫刻を磨くように、純ちゃんの体を洗い始めた。
純ちゃんの体は、まるで鉱石のように硬く、そして輝いていた。
なんだろう……やっぱり、すごく綺麗……。
「きゃっ……」
……突然、純ちゃんがらしくもない……って言ったら失礼だけど、女の子らしい声を出して、私は咄嗟に手を離した。
「あ、ごめん……くすぐったかった?」
「……」
純ちゃんは再び、首を大きく横に振った。
相手は仮にもうつ状態の人だし、慎重にやらないとね……。
私は再び、純ちゃんの体を磨いていった
磨くたびに輝きは増していき、気が付くと、純ちゃんの体は全身泡だらけになっていた。
「それじゃあ……流すよ、純ちゃん」
純ちゃんの体にお湯をかけ、泡を洗い流した。
泡が流れていき……純ちゃんの体は、先程よりも美しくなっていった。
それじゃ、次は髪を洗ってあげないと。
よくよく考えると、他人の髪の毛を洗うって結構難しい気がするな……まぁ、やるだけやってみるか。
「じゃあ髪の毛洗うからね、目瞑って」
シャンプーを手にかけ、純ちゃんの髪の毛を洗い始める……いざ、洗い始めると、髪の毛が短いだけあってか、自分の髪を洗うよりもかなり簡単だった。
なんか拍子抜けしちゃったな……。




