表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/7

16歳の私。


リズ 16歳。


私の水商売の歴史はここから始まります。


※当然ですが、水商売は18歳からです。

18歳未満はダメ、ゼッタイ。


当時16歳の私は、せっかく入学した県内でも有名なバカ高校へさえまともに行かず、当時付き合っていた2歳年上の彼氏との逢瀬に夢中でした。


バカ高校へすらまともに通わない娘。

高校入学から7ヶ月と少し、とうとう両親から

「学費が勿体ないから行かないならば辞めてくれ」

と懇願されました。


あっさり自主退学しましたが、うちの両親もそこまで甘くなく。

高校退学と同時に実家を追い出されました。

義務教育を終えて、その後の勉学をするつもりのない娘を養う義務はないと(笑)


すぐさまバイトを決めろと言われ、近所のコンビニへ採用が決まったのが15日後、

最低限の家具家電を揃えた1Kのアパートへ半強制で引っ越しさせられたのは自主退学から2ヶ月後のことでした。


さすがに心配だったのか実家の近所でしたが、ご飯はいつでも食べに来ていい、ただし、光熱費、家賃など生活に関する援助は1円もしないと言われました。


コンビニでも時給の比較的いい深夜勤務がしたかったけど、まだ16歳。

夜間は22時までの勤務しか法律的にできなかった為、2番目に時給のいい早朝勤務にしてもらいました。それでもド田舎なので時給は740円。

現在は改定されているのでもうすこし良いですが、当時の日勤の時給は県の最低賃金の640円でした。


朝5時から9時まで働き、一旦帰宅して10時〜17時か17時〜22時の2回出勤させてもらったりして、時給700円でも月に10万弱ほどは稼げていました。


でも、家賃4万8千円(水道代込み)と光熱費1万5千円を払い、ご飯を食べ、彼氏や友達と遊び、洋服や化粧品を買うとなると全然足りませんでした。

それはもう全く足りませんでした。


彼氏や友達と遊びたい。

せっかく一人暮らしなんだから可愛い家具だって欲しい。

おしゃれな洋服が欲しい。


しかし資金がない。


そんな生活を4ヶ月ほど続けていたある日、

友人のマキから電話がかかってきました。


ここから思わぬ形で水商売生活が始まります。









評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ