18本目
何事もなく、俺の日常は過ぎていき、1年が経った。
俺は13才になっている。
この1年で身長も一回り、大きくなり、下級職業は全てマスターしたのでステータスも一回り成長している。
名前:アガト
属性:《無》
職業:弓士『Lv:0/50』
SP:162
STR:180
VIT:180
INT:160
MND:140
DEX:140
AGI:180
LUK:140
《スキル》
1.『弓術Lv:8/10』
2.『索敵Lv:7/10』
3.『隠密Lv:8/10』
4.『夜目Lv:―』
5.『体術Lv:7/10』
6.『回復魔法Lv:5/10』
7.『無魔法Lv:8/10』
8.『クリティカルLv:6/10』
9.『健康体Lv:8/10』
10.『無限収納』
順調に成長している俺は今、一人前として中級職業の弓士をやっている。
ついでにどうでも良いことでもあるが肉壁もレベルが上がり、『森狼』から『森大狼』に進化している。
俺は1年前の遠出の後、父から免許皆伝を言い渡されたので自由に森へ赴き、好き勝手にモンスターを狩っている。
しかし、この森に生息するモンスターにも飽きてきた。
そして、順調に成長している俺的に経験値が美味しくなくなってきたのである。
何より田舎の暮らしにも飽きてきたし・・・。
そこでそろそろ旅に出ようと思っている。
目的地は辺境都市アンドリュース。
田舎の暮らしが飽きたと言いながら辺境に行くのもどうかと思うがまあよしとしよう。
別名『城塞都市』とも呼ばれ、南に広がる広大な大森林からモンスター、特にオーク族が攻めてくるのでそれを迎え撃つ為の砦でもあるのだ。
辺境都市アンドリュースは人族が住む土地では最南端の都市であり、ゲーム時代にはかなりの頻度で大規模戦闘イベントが繰り広げられていたのでそこで更にレベルアップしようと思う。
さて、思い立ったら吉日と言う、善は急げだ。
現在、時刻は深夜。
だがそれがどうした。両親は別の部屋で相撲の稽古でもしているのか、肌と肌がぶつかり合う音が聞こえてくる。
弟はいつも通り、爆睡している。
まず俺は準備の為、母から預かっている漬け物石を取り出して、弟の枕と交換する。
これが俺の弟に対する最後の愛情表現になるかもしれない。
次にこれまた母からしまっておくように言われた水瓶に石臼、使い古された鍋に水瓶に水瓶、そして父に内緒で買ったらしいドレス「(いつ着るのやら・・・)」を弟のカイトを囲うように部屋の中に出していく。
水瓶、多くないか?
ふと、水瓶にドレスを着せたら形状的にぴったりな気がしたので着せておく。
俺の目に狂いはなかった。
つまり、母と水瓶は体型が・・・っ!?
凄まじい悪寒が俺を貫き、そこで思考を停止する。
危うく深淵の者を呼び寄せるところだった。
額にかいた汗を拭い、深呼吸する。
邪魔な思考と荷物を全て吐き出した俺は静かに着替えを済まして、弓を手にする。矢は家にある物、全部持っていこう。
矢作り、せいぜい頑張ってくれたまえ。弟よ。
静かに扉を開き、暗い月夜の村に踊り出る。
書き置きはちゃんとしたかって?
書き置きなんてしてねーし!!そもそも紙がねーし!
俺の気配に気付いて、肉壁改め肉壁リーダーがのそのそと近寄ってきた。
進化したことで肉壁リーダー、リーダーを付けるのが面倒になったので改めて、肉壁も身体が一回りでかくなっている。
それに加え、俺を乗せても大丈夫なように訓練も行ってきたので以前のようにへばったりはしないはずだ。
早速、肉壁に跨がり、村の中を南に向かって進めと命じる。
見送りは誰もいない中、俺は新たな野望を胸に生まれ育った村を後にするのであった。
最後に俺が今転職可能な中級職業も紹介しておく。
【中級職業一覧】
・戦士《最大Lv50》
《Lv毎STR+5》
諸刃切り、腕力強化
・騎士《最大Lv50》
《Lv毎VIT+5》
防御、身代わり、体力強化
・拳士《最大Lv50》
《Lv毎VIT+3・AGI+3》
クリティカル、体力強化
・魔法士《最大Lv50》
《Lv毎INT+5》
雷魔法、氷魔法、魔力強化
・僧侶《最大Lv50》
《Lv毎MND+5》
聖魔法、魔法耐性
・弓士《最大Lv50》
《Lv毎DEX+5》
命中、器用強化
・斥候《最大Lv50》
《Lv毎AGI+5》
軽業、敏捷強化
・魔物使い《最大Lv50》
《Lv毎STR+5》
指揮、テイム
・遊び人《最大Lv50》
《Lv毎LUK+5》
注目、散財、幸運微上昇
・上村人《最大Lv30》
《Lv毎ALL+2》
健康体
・商人《最大Lv40》
《Lv毎INT+2》
交渉
・鍛治士《最大Lv40》
《Lv毎STR+4》
炎耐性




