居なくなった自分
「ただいま。」といつものように、建て付けの悪い戸を開け言った。
「おかえりー」
「疲れてるんだから、風呂入って寝なよ。」
誰かが言った。
部屋のなかを見ると、自分がいた。
鏡でもなければ、3Dホログラムでもない。
自分の隣に座ってみた。
「早く会社辞めないの?」
「俺は、もう辞めたぜ。明日から世界一周にいくんだ。」
そう言って自分は、明日早いからとベットに入って寝てしまった。
眠い、ベット先にとられたので床で寝た。
朝起きたら、自分はもう居なかった。
きっと世界一周へ旅立ったのだろう。
世界一周しよう絶対に