第一話 「遥遠なる日々 -Some day,One day-」 01
【レギュレーション】
・採用ルールは基本ルール+上級+インフィニティコード+パブリック・エネミー
(つまりは前回と一緒)
・経験点は初期+50点。(フルスクラッチの場合、経験点180点)
【PC1】 嬉野冬也 コードネーム:アイギス
年齢:18 性別:男 身長:180 血液型:O
ワークス:傭兵
カヴァー:傭兵(シナリオ開始時)
能力値・技能(35点)
【肉体】4 <白兵>1 <運転: 二輪>1
【感覚】1 <射撃>1 <知覚>1
【精神】3 <意志>4
【社会】2 <調達>3 <情報:軍事>1 <情報:UGN>1
ライフパス
出自:双子
経験:UGN:裏切られた
邂逅:同志:テレーズ・ブルム
覚醒:素体
衝動:破壊
【HP】最大値:31 常備化ポイント:10 財産ポイント:7 行動値:5 戦闘移動:10 全力移動:20
エフェクト(95点)
《クイックダッシュ》 1
《炎陣》 1
《氷盾》 1
《閃熱の防壁》 1
《蒼き悪魔》 5
武器(50点)
ヴェイパーウォール
一般アイテム
思い出の一品(前回のラストに月島さんから頂いた、両親が映っているDVD)
<コネ:要人への貸し>
ロイス
八重樫明仁 □幸福感/ 不信感
三枝櫻 懐旧 /■隔意
Dロイス 起源種
ということで、蒼き悪魔以外は、ズブのガードキャラちっくな感じになりますた!
夏樹にはシナリオロイスでもらえるので、八重樫明仁と櫻さんを初期ロイスにしました。
コードネームとワークスは、前回の終わり方を踏まえて、変更しました。
防具はセッション中に買う予定です。
一番の成長は、身長です。30cm近く伸びてる(笑)。
【PC2】 名前:菅野道明 コードネーム:クロスブレード
年齢:38 性別:男 身長:178 血液型:O
ワークス:UGN支部長A
カヴァー:UGN支部長
能力値(40)・技能(20点)
【肉体】7 <白兵>4 <回避>1 <運転:自動車>2
【感覚】2
【精神】2 <意思>4
【社会】2 <調達>4 <情報:UGN>1
ライフパス
出自:母親不在
経験:古強者
邂逅:腐れ縁:春日恭二
覚醒:無知
衝動:吸血
基本侵食率:44
【HP】最大値:46(ダーマルプレート2枚含む)
常備化ポイント:12 財産ポイント:0 行動値:6
戦闘移動:13(サイバーレッグ含む)
全力移動:26
エフェクト(120点)
《コンセントレイト:ブラックドック》 2
《ハードワイヤード》 3 (アームブレード ダーマルプレート×2)
《サイバーレッグ》 1
《アタックプログラム》 1
《ポルターガイスト》 1
《バリアークラッカー》 1
《雷鳴の申し子》 1
一般アイテム
<コネ:UGN幹部>
情報収集チーム
両手剣
ロイス
友人:八重樫明仁 懐旧 / ■悔悟
西森 OR 大神
Dロイス フルボーグ
基本変わらず。
フルボーグ化はトライデント在籍時に自ら志願して行っている。
ロイスの西森OR大神はあとでどっちかに決めます。
【PC3】 名前:一ノ瀬豊前 コードネーム:インペレイター
年令:15 男
ノイマン/オルクスのクロスブリード
能力値
【肉体】1
【感覚】1 <運転:スクーター>2
【精神】4 <意志1>
【社会】8 <調達>2 <情報:ウェブ>1
エフェクト
《戦局判断》3
《ファンアウト》1
《ディフェンスサポート》3
《拡散する世界》1
《妖精の手》3
《力の法則》3
【HP】26 行動値:6 財産ポイント:20
ロイス
家族:一ノ瀬晃一 ■尊敬 憤懣 ■タイタス
約束:嬉野冬也 ■意志 不信感
です。
一ノ瀬晃一は親父。
裏切る前に他の支部へ。顛末がわかってたんでしょうね。
【PC4】 名前:八雲明星 コードネーム:ハングリー・アントライオン
年齢:16 性別:女 身長:152 血液型:B
ワークス:UGNチルドレンA
カヴァー:タレントの卵
能力値・技能(28点)
【肉体】5 <白兵>6 <回避>1
【感覚】2
【精神】2 <RC>1
【社会】2 <情報:UGN>1
ライフパス
出自:兄弟
経験:大失態
邂逅:保護者:霧谷雄悟
覚醒:憤怒
衝動:妄想
【HP】最大値:32 常備化ポイント:4 財産ポイント:1 行動値:6
戦闘移動:11 全力移動:22
エフェクト(137点)
《コンセントレイト:バロール》 2
《漆黒の拳》 1
《伸縮腕》 1
《妖の招き》 1
《異形の祭典》 3
《ジャイアントグロウス》 1
《骨の剣》 1
《時間凍結》 1
《鍵いらずの歩み》 1
一般アイテム (15点)
悪食の好物
<コネ:UGN幹部>
思い出の一品(望遠鏡型キーホルダー)
ロイス
上司:霧谷雄吾 尊敬 / ■厭気
ジャーム:サン・オブ・ザ・ダークネス 執着 / ■悔悟
Dロイス 対抗種
八雲昴の妹。小柄で細身だが大食らい。チルドレンとして色んなメンターをてこずらせ、あちこちの支部を転々と盥回しにされた末、日本支部預かりから査察部に配属。
得意任務は強襲潜入と威力偵察。貪欲に敵を葬り去る姿からついた渾名は「はらぺこ蟻地獄」
感情的な性格で、先のワールドエンブリオ計画調査任務の際に、ジャーム化した日野篤を取り逃がすという大失態を演じた。
Pre Play
今回は、前回キャンペーンからリビルドしての続投組が二人、新規参入組が二人という四人のPC達だ。尚、初期キャラクターに+50点分の経験値を足してキャラクターを作成というレギュレーションで行った。
詳しくは、前書きを参照していただきたい。
変熊(以下 GM): さて。では始めましょうか!
一同: はーい!
【今回予告】
かつて、君には失われた片翼があり、回り道をしながらも、それらは再び戻った。
そして今、三年後の観鏡市で青年となった二人は引き裂かれる。
双子を中心に、再度状況は動き出す。
ダブルクロス The 3rd edition オントロジ
第一話 「遥遠なる日々 -Some day,One day-」
GM: Some dayが、未来に対するいつか、One dayが過去に対するいつか、という意味ですね。
朝比奈: なるほど。
【嬉野冬也用ハンドアウト】
シナリオロイス:嬉野夏樹 連帯感/執着
観鏡市で起きた事件後、君と夏樹は人目を避ける意味も含めて日本を離れた。
紛争が激しい東欧で、傭兵部隊に身を投じたのである。
戦地を転々としていた君達は“デュアルイフリート”と異名を取るほどの有名な存在となっていた。
三年後、とある戦地で明らかにオーヴァードである部隊と遭遇する。
“イクリプス”と名乗った、その者達との戦闘は熾烈を極めるが――――……。
そして、その最中に起きたアクシデントの結果、君の傍には最も大切な片翼の姿はなかった。
彼を取り戻す為に一縷の望みを抱き、君はかつて一度だけ父と呼んだ男の元に飛んだ。
GM: ということで、キャラ紹介をお願いします。
かずさ(以下 冬也): はい。15歳から18歳まで成長しました、嬉野冬也です。《クイックダッシュ》でセットアップに移動して、あとはカバーリングキャラです。《蒼き悪魔》を5レベルで持ってるので、それで反撃するのは変わらず。UGNボディアーマーを頑張ってシナリオ中に調達します。
GM: はい(笑)。
冬也: でですね。三年間、傭兵部隊に居た理由を考えてみたんですが、勿論身を隠すって理由もあったと思うんですけど、どっちかというと、日本で色々あった末に、他の人間と深く関わることから「逃げた」っていうのが大きな理由だったのかなと。
GM: ほう?
冬也: ギリギリの命のやり取りをする中でしか、自分の存在意義を見出せなかったのかな、と。
GM: なるほど。
冬也: ということで、ワークスが傭兵に変わっていまして、コードネームも“ファイア・ウォール”から“アイギス”に変わっています。夏樹のコードネームを“グラディウス”にするかどうかは、GMにお任せします。
GM: わかりました(笑)。
冬也: で、二人で“デュアルイフリート”です。あと! この三年で身長が152cmから180cmまで伸びました!! Dロイスは起源種です。
【菅野道明用ハンドアウト】
シナリオロイス:霧谷雄吾 尊敬/任意
あの事件から三年が経過した。
観鏡支部がなくなった後、日本支部支部長である霧谷に拾われる形で、支部長直轄預かりとなり、戦闘部隊の一員として腕が錆びぬよう動いていた。
そして今の自分は、霧谷子飼いの特殊部隊の1つである“トライデント”の隊長職を任されていた。
そんな中、霧谷からUGN観鏡市支部を再建する話を聞かされ、その新支部の支部長に就任するよう促される。
様々な困難が予想される任務だが、三年前の落とし前をつける最初としては悪くない。
今、観鏡市はFHの勢力が大きく伸長しており、この巻き返しを期待されている。
Dios(以下 菅野): えー、菅野道明です。38歳になりました。
GM: なんていうか……ホントにおっさんになったね。
朝比奈: アラフォーになったんだね……。(一同笑)
菅野: で、老化する代わりにフルボーグ化しました。
GM: はい(笑)。
菅野: 基本的には変わらないんですが、《サイバーレッグ》をとりました。
GM: ということで、以上二人が、前のキャンペーンから引き続きでの参加となります。じゃあ新キャラのほう、行こうか。
【Mind用ハンドアウト】
シナリオロイス:嬉野冬也 執着/隔意
君は旧観鏡市支部所属の元UGNチルドレンだ。チルドレンとして経験を積んだ君は他支部に請われ、また一ノ瀬の薦めもありそれに従った。
その後、君にとっての恩師、一ノ瀬晃一がUGNを去り、更に三年前の騒動の最中に亡くなったと聞かされた。
恩師の最期を看取り、そして手を下した人物が観鏡市に戻ってくるらしい。
Mind(以下 豊前): 一ノ瀬豊前です。外見は白髪で赤眼。Dロイスは特権階級で、父・一ノ瀬晃一に初期ロイスをタイタス化して取得。もう一つの初期ロイスは嬉野冬也です。
冬也: シナリオロイスと一緒なんだね。
豊前: です。一ノ瀬晃一ってのは、前回のキャンペーンに出てきた“コマンダー”ですね。で、豊前は晃一がFHに行って、嬉野兄弟の居場所を作ろうとしていたことも知っていました。
GM: なるほど。
豊前: で、晃一からその計画が失敗する公算も高いから、他の支部に行っておけ、と言われ、まあ請われてるわけだし行くか、ということで観鏡市の支部から出ました。そして案の定晃一の計画は失敗し、死んだか、と。で、嬉野冬也というのは、父親が頑張って庇護しようとしていた対象なので、遺志でロイスをとっています。
GM: はい。
豊前: やれることはセットアップで誰かを動かして行動値を早めて、あとはガード値上げたり攻撃力上げたりです。
GM: ガチ支援ですな。
豊前: です。【社会】判定なら任せてください! ということで、三年前の顛末のデータを全て揃えて、観鏡市に来ました。15歳です。
GM: 若っ!? ということは、エンブリオの事件当時は12歳?
豊前: です。
朝比奈: てことは、今言ってた内容は全て12歳当時のことなんだよね?
豊前: ですよ。
朝比奈: 嫌なガキだなー。(一同笑)しかも特権階級?
豊前: まあ、生まれながらのオーヴァードで、5歳くらいから普通に前線で活躍していたので、トントン拍子に、ある程度上まで上がってきたんじゃないかと。
GM: エリートですね。
豊前: ってことです! それと、ワークスがエグゼクティブなんで、会社とか自分で経営してます。
冬也: うわー……嫌な15歳(笑)。
【朝比奈用ハンドアウト】
シナリオロイス:八雲昴 任意/厭気
日本支部査察部副部長である八雲昴より、君に対して内々の任務が課せられた。
名目的には、新設される観鏡市支部の技術支援・戦力補強。
しかしその実、内偵・情報連携が目的だ。
どうも上層部には隠しておきたい何かがあるらしい。
新支部長や霧谷日本支部長の動きが気になるようだが……。
朝比奈(以下 八雲): 八雲明星、16歳。グループアイドルを夢見る普通の女子です。
GM: 普通の……(笑)?
八雲: 生い立ちは、UGNチルドレンとして施設で育ち、色々な所を盥回しにされた挙句、霧谷預かりになって、査察部に配属されたと。
GM: はい。
八雲: で、今度は兄貴の下で仕事をやるんだけど、初仕事で、ジャーム化した“san of the darkness”という大きな魚を取り逃がし、何となく皆に疎んじられてるところに、今回の任務ですよ!
豊前: かわいそう……。
八雲: 出来ることは攻撃! Dロイスは対抗種。防御は捨てたので、よろしくね、皆!
冬也: はーい。
八雲: 諜報部員なので、潜入捜査とかするよ。ドアの隙間とか移動できるからね。
冬也: す、隙間を移動……?
GM: でも、潜入とかに使えそうな【感覚】とか【社会】の能力値って、2だよね……?
八雲: 2だよ? それが何か?(一同笑)文句があるんだったら査察部に配属した霧谷に言ってよ。
GM: 責任をそこに持ってく!? で……では、PC間ロイスを結んでください。まだ出会ってない人も居るので、初めて会ったときの印象等で取っても構いません。
冬也: 菅野さんには三年前の云々を知られてるので、□有為/恥辱でとりました! 出来れば、あまり会いたい人ではない感じ。
菅野: 一ノ瀬に対しては□感服/恐怖でとりました。
豊前: 八雲に対して、連帯感/■食傷で取りました。ダイスで振った結果だよ?
八雲: ダイスって正直だよね(笑)。嬉野君かぁ……。180cmのたくましい男が外国からやってくるわけでしょ? これって、16歳の女としてはちょっといいなと思わない? ということで□憧憬/憤懣で取ります。
冬也: 憤懣!?
八雲: なんで私のことを好きになってくれないんだろう? って。
冬也: 知らねーよ!!(一同笑)
GM: なんか、一癖も二癖も……というか、癖のあるメンバーしか居ないよね。菅野の部下(笑)。
Opening Phase
01◆ 一目惚れ シーンプレイヤー:八雲明星
GM: では最初は、八雲のシーンです。
八雲: 登場!(ダイスを振る)よし、9上がった!
冬也: よし、なのか?
八雲: いや、上げるだけ上げとかないと後で辛いからさ。
GM: では。君は今、UGNの公用車で移動中です。向かっているのは、UGN新観鏡支部。
車窓からは、住宅街や適度に緑地が点在する整備された都市区画が見えている。
三年前バイオテロ騒ぎがあったことなど微塵も感じさせない程落ち着いた雰囲気だ。
八雲: かー。(←いびき)
一同: 寝てるー!?(笑)
八雲: 私はふと目を覚まします。
GM: そこで君の脳裏に、兄とした会話が蘇る。
UGN査察部。
組織の規定に従って組織運営がされているかを調べるのがその仕事だ。
UGN内の人間から見れば「お目付け役」という認識であり、その考えはあながち間違っていない。
ただ、八雲が所属する課はその中でも特殊で、UGN内部にも隠匿しなければならないような事実が公にされることを防ぎ、隠蔽。必要とあれば妨害を行うことを主としている。
八雲: 例えば、どういうものが該当するんだろう?
GM: 前回のキャンペーンでいうと、プロジェクト“エンブリオ”の真の目的とかだね。それが公になっちゃうと、アクシズの求心力にも問題が出てくるから。
八雲: なるほど。
GM: 黒檀の大きな机に数枚の写真と書類が並べられていて、君の目の前には、眼鏡をかけた神経質そうな男――――八雲昴がいます。
八雲: まあ、兄とはいえ別々に育っているので。環境のせいもあって、私は大らかに育ってます。
GM: 昴は眼鏡をくいっと持ち上げて、「次の任務だ。この資料を見てくれたまえ。」
八雲: (眉間に皺を寄せて、資料を見る)
GM: 「潜入先は観鏡市の新支部。名目的には新支部立ち上げに伴う査察業務と戦力補填。――――実際のところは、君も知っているだろうが、観鏡市で推進されていたプロジェクト“エンブリオ”。これに関する情報漏えいを留めることが目的だ。……わかった?」
八雲: わかったわ。
GM: 一葉の写真を指さして、「この人物が、新支部長の菅野道明だ。」
八雲: 兄さん。この人はあまり好みじゃないよ(一同笑)
GM: 「君の趣味嗜好は、こちらでは感知していない。」
八雲: ……(ぶすっとする)。(一同笑)
GM: 「彼は三年前の顛末を知る人物であり、要注意だ。前支部長である八重樫とも個人的繋がりが想定される。彼が同プロジェクトについて何らかの情報を得ようとしているようなら、教えてくれ。」
八雲: ま、その辺は任せておいて。
GM: 「君が失態を犯したあの捕縛作戦の汚名を返上するいいチャンスだ。」
八雲: …………そうね。プロジェクト“エンブリオ”と言えば、私が逃がしたジャーム“san of the darkness”もきっと何処かに現れるに違いないわ! そしたら私の手で必ず止めを指してやるんだ!!
GM: 「ん? ……うん。」(一同笑)
冬也: お兄ちゃん、流したー!? もうそいつが死んでること言わないのっ!?
GM: ロイスをタイタス化する役目は、他の人に譲るよ(笑)。
八雲: じゃあ私は早速その支部に向かうから、荷物をクロ○コヤマトで送っといてね。
GM: 「そのくらい自分でやってくれないかな? 一応俺、偉いんだけど……。」
八雲: そこで私は、机の上の一葉の写真に目を止める!
そこには、精悍な青年の姿が写っていた。
その姿を見た瞬間! 八雲の頭の中で祝福の鐘が鳴り響き、ハレルヤが流れ、八雲の胸を幾本もの矢が――――否、銃弾が貫いた。
八雲: 何だろう? この、胸を44マグナムで撃ち抜かれたような感覚は!?(裏返った声で)兄さん!? この人は!?(一同笑)
GM: 「ああ、これは前回のプロジェクトに関係していたチルドレンの一人で……。」
八雲: (遮って)そう! 嬉野冬也さんと言うのね!(一同笑)何て素敵な人……何て素敵な人! ああ、この心の声が口から漏れてしまったら、なんて恥ずかしいんだろう? でも、なんて――なんて素敵な人! こんなカッコいい人は見たことがないわ……! ――――(至極落ち着いた声で)兄さん。
GM: 「(ドン引きしつつ)は、はい……。」(一同笑)
八雲: 資料の中に、このメンバーの連絡先とかが入ってないみたいなんだけど?
GM: 「この嬉野冬也は、三年前の事件後、日本を離れている。」
八雲: え……っ? テンションが急降下します(一同笑)
GM: 「ただ、極秘裏に入手した情報によると、その嬉野がどうやら日本に向かっているらしい。」
八雲: っ!!(顔を上げる)
GM: 「となると、菅野なり八重樫と接触することも考えられる。」
八雲: ……てことは、やっぱり今回、何かしらの関わりを持つ可能性がある、ってことね?
GM: 「まあ、ありていに言えば。」
八雲: ――――ま、別にだからどうってことはないからね? じゃ、そういうわけで行ってくるわ! 兄さん。じゃあね♪
そう言い残すと、鼻歌を歌いながらスキップで新観鏡支部に向かう八雲なのだった。
02◆ 帰還 シーンプレイヤー:一ノ瀬豊前
GM: では次は、一ノ瀬豊前のシーン!
豊前: (ダイスを振る)1か。まあ、いいだろう。
GM: 今まで勤務していた支部で辞令を受けて、観鏡市に向かうというシーンです。
豊前: ではここはアメリカ支部です。
GM: アメリカなんだ!?
豊前: (英語で)――――どういうことですか?
GM: 辞令書を手渡して、「(英語で)君ほどの逸材を手渡すのは惜しいが、かつて君を放出してくれた観鏡市支部の再建のためだ。協力せざるを得ないだろう。」
豊前: なるほど。……まあ、いいだろう。こっちでやりたいことは全てやった。
GM: ……これで15だろ? どんなガキだよ(笑)。
豊前: (英語で)今までありがとう、マイケル。
GM: で、今、君の手元にはその辞令を受けて調べた資料があり、近日、父・一ノ瀬晃一が目を掛けていた嬉野冬也が、日本に戻ってくるという情報が書かれている。
豊前: …………。
GM: 自分の父を手にかけた嬉野冬也が帰ってくることに対して何かしらの思いがあり、彼は個人的な繋がりが強い菅野なり八重樫なりの所に行くだろうという予測を立てた、と。
豊前: 観鏡市支部の再建と共に……ふん、ついでだ。父親のやりたかったことの続きでもしてやろう。
つまらなさそうにそう言うと、豊前は嬉野冬也の写真を指先で弾いた。
GM: ではそこでマイケルが「(英語で)君の父上である一ノ瀬氏には大変世話になった。彼の名に負けぬように考えて欲しい。」と言う。……実際、豊前としては晃一に対してどう思ってるの?
豊前: 父であり師匠であり、という感じなんですけど、アメリカに来る前に、一ノ瀬晃一のことはタイタス化しました。
GM: ほう?
豊前は数年前のことを思い出す。
「これから私は、分の悪い賭けに出る。お前はここを離れろ。」
冷静に言う晃一に、豊前は噛み付いた。
「負けると分かってて戦いにいく馬鹿がいるか!」
そんな豊前に対して、晃一はわかってくれ、と呟く。
「それでも、やらなきゃならないことがあるんだ……。」
豊前: ただ、それは今までヤツが教えてくれていたことに反するんじゃないかと思い、タイタス化しました。尊敬/恐怖でとってたのが、今は遺志/隔意になってます。
GM: 元々は、尊敬してたんだ?
豊前: ですね。戦闘方法にしても、ものの考え方にしても、学ぶところはあったんですが。
GM: 最後の最後で感情的になってるぞ、と。
豊前: そうそう! 挙句、FHのセルなんか作っちゃって……。
「三年前の事件について、調べといてくれ。俺はすぐに日本に発つ。」
諜報員にそう命じると、一ノ瀬豊前はファーストクラスで日本に向かうのだった。
豊前: 飲み物はグレープジュースで。……なあ、ふ菓子ないの? ふ菓子(一同笑)
03◆ 下命 シーンプレイヤー:菅野道明
GM: では次に、菅野のシーン!
菅野: はいよっ。
GM: 場所は日本支部の支部長室。霧谷雄吾が目の前に居ます。
菅野: …………。
GM: 「お待たせしました。三年間、貴方の力は得がたいものでした。」
菅野: あれからもう三年も経つんですか……。
GM: 「ここにきて、やっと観鏡市への支部設立の準備が整いましたので、そこの新支部長に就任してもらいます。約束どおりですね。」
菅野: (こくりと頷く)
アクシズからの横槍もあり観鏡市支部の再建は困難を極めたが、現在FH一強になっている観鏡市の現状に対する抑止力として必要であると霧谷が論破し、今回の支部再建に至ったのだという。
GM: 「当然、観鏡市近隣のオーヴァード災害・事件への対処が主任務となりますが、菅野さんにはもう一つ、トライデントとしての任務を受けてもらいます。」
菅野: 内容は?
GM: 「プロジェクト“エンブリオ”――――本件については、UGN内でも知る者が少ない最高機密の一つです。」
因みに、と霧谷は続ける。
「旧観鏡支部跡地は、日本支部預かりとなっています。が、その実、私にも自由にすることは出来ません。……この件についての継続調査をお願いしたい。」
GM: ということで、プロジェクト“エンブリオ”について、また、それに関連する事件について真実を明らかにしていくという大きな目的があると思ってください。
菅野: 了解。
GM: 「本来であれば、八重樫さんに行って頂ければと思っているのですが…………いや、この話はここでは止めておきましょう。」と、霧谷は目を伏せる。
菅野: …………。
GM: 「綺麗事を言うつもりはありません。想定敵勢力に対する楔を手に入れて下さい。」
菅野: 任務、拝命致します。
GM: 「さしあたって就任後、最初に行ってもらいたい仕事があります。“Dillemme”――――この名前に、聞き覚えはありますよね?」
菅野: 勿論。
GM: 「その改良型レネゲイドウイルスについて、まだ研究されているという情報が入ってきています。なので、それについての調査、必要があれば対応をお願いしたい。」
菅野: 了解です。……この件には、私の知っている人間が関わっていますか?
GM: 「いいえ。――――どうもFHが関係してはいるようですが。」
菅野: 観鏡市ですか……懐かしいですね。戻るのなら少し、顔の筋肉を緩めないと。
04◆ 異変 シーンプレイヤー:嬉野冬也
GM: ではオープニングの最後は嬉野君!
冬也: 登場!(ダイスを振る)10上がった!!
GM: 君は今、夏樹と共に、東欧のある軍事施設と思われる施設の襲撃と破壊のミッションを受けています。
冬也: じゃあ、後ろから斬りかかってきた奴の斬戟を靴の裏で受けて《蒼き悪魔》。
八雲: (イフリートになって)「お呼びですか、ご主人様。」
冬也: (普通に)ん、ありがと。
菅野: イフリートの存在認めてる!?(一同笑)
八雲: (イフリートで)「コイツごとき、ご主人様の手を煩わせるまでもない!〝滅″!!(と、デコピンをする仕草)」
GM: まあ、中に詰めていた兵士は、基本的に通常の兵士なので……。
冬也: 《ワーディング》を張りながら奥へと進みます。
GM: 基本的にそれで敵は無力化されますね。
施設破壊用の爆薬をセットし、脱出を図ろうと施設内を走る二人。
冬也の横を走る夏樹が、「今回も余裕だったな。」と話しかける。
冬也: ああ、まあな。
八雲: (イフリートで)「そうですな。では、私は着火してから行きますので、どうぞご主人、お先に。」
GM: 完全に何か憑いてるよね(笑)。
菅野: “デュアル”? これ、“トリプルイフリート”だろ?(笑)
八雲: きっと夏樹のほうにも何か憑いてるんだよ!
冬也: ああ、バディ同士の二人組なんだね?
八雲: 夏樹のシンドロームは?
GM: サラマンダーのピュアです。
冬也: じゃ、バディ居るのかもね。でもそれだとブラム=ストーカーの従者みたいだなぁ……(笑)。
軽口を叩きながら施設内を走っている二人。
その時突如、通路の曲がり角に一人の人影が、自然に――――ふらりと現れた。
その人物はジャケット風の軍服を着て、顔にはガスマスクにも似たマスクをつけている。
冬也: 夏樹をかばうように前に出て、立ち止まる。
夏樹が《ワーディング》を展開するが、その人物の動きは止まらない。
GM: 「《ワーディング》無効化の対処をやってやがるな……。」
冬也: あのマスクだろうな。
GM: 「メンドいけど、ま、対処するしかねーか!」と夏樹が先行します。
冬也: 夏樹と歩調を合わせるように走る!
炎を纏わず普通に拳を振り上げ、相手を殴ろうとする夏樹。
そのインパクトの瞬間、相手は手を向けてその拳を受けとめた――――!
冬也: なっ……!?
次の瞬間、夏樹は吹っ飛び、壁に叩きつけられる。
冬也: 夏樹! と声をあげつつ、今度は俺が接敵する!
正体不明の敵に近づき、後の先をとるいつもの方法で攻撃を仕掛けようとする冬也。
だが、この時はいつものようにはいかなかった。
エフェクトによる攻撃の効果が、ある範囲内に近づくと失われてしまうのだ。
冬也: は!?
GM: 夏樹も驚きながら「なんだ一体!? 何者だ、アンタ!!」って言ってるね。
その人物は、やはり自然に――――ゆっくりと嬉野兄弟の方を向き、「“イクリプス”……。」と呟いた。
冬也: “日蝕”……?
その人物が掲げた右手を壁に当てると、その壁に蜘蛛の巣を張り巡らせるように罅が入り、一瞬で施設が倒壊する――――!
冬也: 咄嗟に夏樹の方に走り寄る!
GM: 夏樹も、冬也の方に近づいて、冬也を守ろうとします。
そこで、嬉野冬也の意識は飛んだ。
――――そして。
どのくらいの時間が経ったのだろうか。
目が覚めると、冬也は瓦礫に挟まれるようにして、倒壊した建物の、瓦礫の山の中に倒れていた。
冬也: 瓦礫の山から出つつ……おーい、夏樹? と呼びかける。
GM: 答えはありませんね。
冬也: あんなんで夏樹が死ぬ筈ない……と、思いつつ夏樹を探す。
「夏樹! 夏樹ぃーっ!!」
夏樹を呼ぶ冬也の声に、しばらくすると応答があった。
だが、確かに声はするのに、その姿が見えない。
よくよく聞いてみると、夏樹の声は、冬也自身の頭の中から聞こえているようだった。
冬也: 頭の中を意識しつつ……夏樹? って聞いてみる。
GM: 「おう。」
冬也: ~~~~っ、なんでそんなとこに居るんだっ!?
GM: 「いや、俺も気付いたらここにいた……。」
冬也: え、と……とりあえずさ。その状態はお前、大丈夫なのか?(一同笑)
GM: 「いやー、五体満足大丈夫かって言われると自信がないな。」
冬也: 痛みはないのか?
GM: 「おう。」
その時、冬也は気付いた。
自身の身体には《リザレクト》した形跡もなければ、一切の傷がないのだ。
冬也: これは……どういうことなんだ?
GM: というわけで、何故かは分からないんですが夏樹の姿はなく、意識を集中すると、夏樹の声が頭の中に響くという状態になりました。
冬也: どーいう状態なんだ、これ……? 困ったな。
GM: ちなみに言っておくと、冬也は夏樹の存在を感じることが出来るんですが、他の人は夏樹の姿を見ることは出来ません。
冬也: ――――というところで、俺の頭にふと、八重樫明仁のことが思い浮かびます。
自分一人では現状把握すらままならない状況の中、よりこういった事態に詳しいだろう、八重樫明仁に調査をしてもらえばいいのではないか? との結論に、冬也は至った。
冬也: (嫌そうな顔で)日本に……戻るか。
GM: 「(ちょっと嬉しそうに)久しぶりの日本かー。」
冬也: まあ、夏樹は俺と違って「逃げた」ってわけじゃないもんな。…………(ジト目で)嬉しそうだな。
GM: 「いやだってほら。最近、日本のジャンクフードとか食ってないじゃん?」
冬也: それはまあ、確かに。牛丼とか、懐かしいな。
豊前: 食ったとして、今の夏樹に味分かるのかな?
冬也: ああ、確かに! 味覚共有してんのかな?(一同笑)――――うし、じゃあとりあえず八重樫に会いに行くか。
八雲: 苗字で呼ぶんだね。
冬也: うん。考えてみたんだけど、俺と八重樫の関係って凄く複雑で、師匠で父親で上司で……っていう存在なので、それを統合した結果「八重樫」と呼ぶのが一番しっくりくる気がしたんだ(一同笑)
GM: なんか、思春期の男の子、って感じだね。
冬也: でしょ?(笑)夏樹には、連帯感を表にしてロイスをとっておきますー。




