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極私的俳句論、 super private haiku poem theory  その1 俳句余技論を越えて。

作者: 舜風人
掲載日:2014/05/01

近代俳句については


江戸時代の風流なお遊び?俳諧を脱皮して近代俳句の一歩を刻んだ


正岡子規をまず挙げなければならないだろう。



松尾芭蕉という俳聖もいるが


概して江戸期の俳句、、いや俳諧は


多分に師弟が介して遊ぶ風流な余技というかてすさびだったと私は思う。


それを高尚な探究の文学にまで高めたのが松尾芭蕉である。


しかしながら明治以後


俳句は古ぼけたものとして顧みられず、


近代的な自然主義文学などから見れば


俳句などはお遊び文芸でしかなかったのである。


確かに俳句とはたぶんに遊びの要素の濃厚な文芸である。


お約束があり、


定型で


季語があり


しかも17文字で


すべてを表現するという


西洋人などが聴いたら


あいた口がふさがらないだろう。


極端なたとえで恐縮だが


たとえばあの大長編のドストエフスキーの


『カラマゾフの兄弟』の世界を


17文字でしかも季語も入れて


表現しなさいと言われたようなものなのだから。



しかし


俳句とはそんなものでもあるのだ。


無理を承知の一発勝負みたいな面がある


それが俳句だと私は思う、


古池やかわず飛び込む水の音。



これを直訳したらどうなる?


古い池にかえるが飛び込んだらぽちゃんと音がした。


西洋人が聞いたら


全く意味不明というか


蛙が飛び込んで音がしたって珍しいですか?


と、問い返されるだろう。


だが日本人はそうではない。


この句は幽玄とか、わびさびとかの世界観を表した名句なのである。



17音という言葉の向こうを見ているからである。


つまり俳句とはきっかけに過ぎない



というか読者にきっかけを与える文芸である。


ヒントみたいなものだ。


そのヒントからいかに読者が


想像を膨らませてファンタジーワールド?を構築することができるか。



俳句は読者任せの非常に強い文芸なのである。


だから名句はいかようにも読み解くことができる。


俳句というヒントから読者はいかようにも


回答を引き出すことができるのである。



俳句はその意味では神の啓示に似ている。


謎めいた神様のお言葉


それは受け手がどう解釈するかで


どうにでも受け取れるだろう。


どだい17文字で


何が表現できるだろうか?


出来るはずがないのである。


だから俳句は断言的であり、



宣言であり、


謎めいたヒントであり、


自然の秘密の鍵であるべきだと私は思う。


生活俳句とか


日常俳句とか


私生活俳句は


邪道だと思う。


そんなもの表現したいなら


エッセーでも随筆でも私小説でも書いた方が100倍ましだと私は思う、


17文字で境涯俳句って?


無駄だと思う。


自分の境涯を表したいなら、随筆でも書いた方がずっと、よいだろう。



私の持論は


俳句とは


つまりこれからの俳句とは


自然。世界、。人間、宇宙。


などに対する


宣言、断言、暗号。ヒント、



であると信じる。


恋だ。愛だ。身辺雑記だ、蝌蚪がいただの。コクゾウ虫が動いただの、まくなぎが飛んだだのは


そんなものはもう歌い尽くされてるんだからやるべきではないと思う。



相も変わらずそんなものばかり歌っていたら俳句は


死んでしまうし。


未来に生き残ることもできまい。


魂の叫びというか


ムンクの叫びのような俳句こそ


あるいは


断言する御言葉としての神秘的な?暗号文。


こういうものしか歌ってはいけないと私は思う。






続く




続きを読む方法は「小説家になろう」サイトのトップページの「小説検索」の欄に

「極私的俳句論」と入力して検索すれば全編が表示されますので全編読むことができます。



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