見えてくる
「私は、生き別れた妹を探してほしいの」
コンセは生き別れの妹を探している!
急に新たな設定が飛び出た!
「それはつらい体験をしましたね。それはいつ頃のお話ですか?」
情報収集!
「妹はいません!」
妹はいなかった!
虚言!
こんな悪い癖が、コンセにはある!
悪気はないが、悪意はある!
「いたずらは止めてください!」
「あたしはカップ酒と乾きもので大酒宴する必要があります」
叫べ!
酒だ!
辛いことは酒で洗い流す!
辛くなくても洗い流す!
酒が飲めればそれでよい!
酒で体も心も満たす!
「いや、それは知らないですけど。やりたければどうぞ」
許可が出た!
超能力許可!
「家の中に3年間ため込んだ生活ごみがあるんですけど、どうすればいいんでしょう?」
相談!
こんなこと近所の人にバレタラまずい!
臭いで気が付かれないように、ガソリンを撒いて臭いを隠している!
地区の住民からは危険人物としてマークされている!
「ゴミは捨ててください!ここまで超能力関係ないことばかりだよね、何か探して欲しい物があって私のところ来たんじゃないの?」
超能力に関係ないことばかり聞くと、超能力探偵はカッとなる!
「超能力で当ててみて」
コンセは挑戦的!
この手の質問はしてはいけない!
「わかりました。あなたは今、困っていることがありますね」
誘導尋問!
「困っています!なんでわかったんですか?あたしの心を見透かしているんですか?丸見えですか?奥底まで見えちゃってますか?いつも心の奥底からアイツがやってくるんです!アイツは笑いながらついて来る!そして見ているんです!どこまで行っても同じ距離でついて来る!どんどん大きくなっていく!今では二メーター以上あるんです!最初は黒くて、黄色くなって緑!小さい声で、まだ足りないって言っているんです!あっ、臓器とかも見えていますか?どこが悪いんですか?治るんでしょうか?あたしは元の体に戻るんでしょうか?死にたくない!これからなんです!」
すごい困っていたコンセ!
病!
「あの、ちょっと・・・」
超能力探偵は困った!
誰でも困る!
困らない人はいない!
「おいコンセ!気のせいだ!」
勇者にも見えていた!
そして、的確なアドバイス!
この世で起きることがら、森羅万象すべて気のせい!
いちいち意味を考えたり、理屈を考えるだけ無駄!
それよりその考える時間を有意義に生きたほうがいい!
「そこの二人はほっておいて、勇者の探し物を見つけてもらおう」
テラとコンセなんてどうでもいい!
いなくてもいい!
全然問題ない!
いなくなっても読んでる人も気がつかない!
そんな扱い!