法廷でのハイキック
「悪魔の家が奪われたぞ!」
悪魔が巣くう家の資産価値は低い!
悪魔のことを知らせずに家を売ると、後々心霊写真によってバレる!
なので、悪魔の家を販売するときは、写真、ビデオを禁止しろ!
使ったら違約金をむしりとれ!
悪魔の家はテラに奪われた!
「これじゃ、悪魔の本に手が出せない」
コンセは頭を抱えて、そのまま走る!
こうすると、いいアイデアが出る!
この行為には脳を活性化させて、人間の大事な部分を破壊する何かが含まれる!
理性やモラルなどをぶち破って、いいアイデアが吹き出る!
「そうだ、テラに本を見に行かせよう!」
家の中にいるテラに本を調べさせる!
もし、悪魔が無慈悲にテラを八つ裂きにしても我慢できる!
仲間が死ぬことは結構ある!
それを乗り越えて、人として成長したい!
そんな希望もある!
生きている限り成長しなければいけない!
これは生きるものに課せられた使命!
「テラ、悪魔の本を調べるんだ!」
「わかった!」
素直なのがテラのいいところ!
悪魔の本を探しに旅にいくテラ!
「今のうちに家に上がりこみましょう!」
コンセは素早く玄関をけり破る!
コンセは蹴りが得意で、目に付くものは蹴り飛ばす!
蹴ってはいけないものでも蹴る!
そして裁判!
法廷でも蹴る!
「家を壊さないでよ!」
少年は家を壊されては困る!
少年の困る顔は面白い!
勇者は人の困る顔を見ると、生きる活力が出る!
その時、悲鳴!
テラに何かあったのだ!
それよりも今は、家の中の高価な物を奪わなければいけない!
他人の家に上がりこんで一番最初にする行為は、盗賊行為と決まっている!
「ちょっと何をやっているの!悪魔の本をなんとかして!」
少年は少年だから大人の事情はわからない!
「わかった、本をなんとかしよう!テラの声が聞こえたのはここだったな」
勇者は部屋のドアを開けた!
そして閉めた!
素直に開けると思ったら大間違い!
そうはいきません!
「これが、世間の怖さだ!そしてこれは俺の怒りだ!」
勇者は、少年に教えた!
いずれこの子供にもわかる時がくる、こなかったら諦めろ!