魔法がしゃしゃりでてくる
「悪魔が本にとり憑くただって?おもしろいじゃないの!」
勇者は霊感がすごいから、悪魔も怖くない!
怖いものがない!
霊感のおかげでね!
霊感があれば、人生は開かれる!
夢への橋がかかる!
その橋を火をつけて焼き払う!
火は綺麗だな!
あなたの顔みたい!
へ、ちょっとキザだったぜ!
勇者の霊感がすごすぎて、霊感が毛穴から染み出ている!
有名な霊能者は大体こんな状態になる!
もう、霊感なのか霊能者なのか区別がつかない!
職業病ですね!
悪魔の方が怖がる!
あの、霊感はないわ!
あれ出されたらひくわ!
「悪魔って本にとり憑くの?」
悪魔がとり憑く物の一覧表を公開してほしい!
一般的には悪魔のとり憑く物といえば、鎖骨とかですがそれだけではありません!
奴らはその油断が好物なのです!
そしてとり憑く!
今、この小説を読んでいるあなたも、とり憑かれています!
絶対だ!
もし助けてほしければ、自分でなんとかしろ!
なんでも人に頼ろうとする心が、悪魔を吸い寄せていることに気がつけ!
愚か者!
「大事な本なんだ、悪魔を追い払ってよ!」
子供の頼みは断れないのが勇者!
「悪魔よりも、子供を追っ払おう」
うるさいクソムシめ!
勇者は子供を蹴散らした!
人生の厳しさ!
「悪魔くらい追っ払ってやろうぜ」
「そうよ、どうせ暇なんだし」
勇者達は暇だった!
何かやろうと思っていたが、忘れた!
忘れることで、厳しい現実と戦っていける!
「そうだな!勇者だからな」
勇者は優しいので、子供にも優しい!
絶対に優しい!
さっき追っ払ったのは、優しさが行き過ぎてしまっただけ!
行き過ぎた優しさは、時に残酷!
結果的には、優しくなかったがそれは優しさから生まれたものなので優しい!
「お兄ちゃん達は、悪魔退治できるの?今まで何人もの魔法使いの先生にお願いしたのに、全然退治できなくて・・・お兄ちゃん、僕の本を悪魔から救って!!」
ここにきて魔法使いが初登場!
ファンタジーになってまいりました!
こういうのをみんな待っていたんだろ?
ハンバーガーのくだりとか、今まですいませんでした!
悪気はないんです!
ただ、ファンタジーと言うのを忘れていたんです!
思い出したので、魔法使い登場!
魔法使いは専門の学校を出て、ちゃんと勉強しないとなれない!
筋トレでなれると言うのは都市伝説!
信じてはいけない!