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宇宙空間を見て猿だと思い、誤って発砲した

三人はおいしいハンバーガーの店を探した!

手当たり次第に店に入る!

ローラー作戦!

まずい店は皆殺しだ!

嘘!

火をつけるだけ!

「ここは、お寿司屋さんだな。どうする?レイス」

お寿司屋さんにハンバーガーがないという保証なんてない!

むしろその心の隙をハンバーガーはついてくる!

「とにかく入ってみようぜ」

「いくらなんでもお寿司屋さんにはないでしょ」

レイスはお寿司屋さんの扉をはずして、投げ捨てた!

邪魔!

「いらっしゃい!」

店員は能天気に挨拶をした!

これからこの店をぶち壊されるとも知らずに!

ふへへへへ!

「ハンバーガーをもらおうか!とびきり新鮮な奴!」

「今、海から取ってきた奴だ!」

ハンバーガーは海で取れる!

岩の下とか、昆布にくっついている!

詳しくは海洋辞典で調べろ!

「ハンバーガーですか?へい」

お寿司屋さんはお米とお米の間に魚を挟んだ物を出してきた!

本来、パンの部分が酢飯で肉の部分が魚!

これはお寿司屋さんのハンバーガーだ!

「これは・・・おにぎりって食べ物だろ!」

レイスはお寿司屋さんのハンバーガーをむしゃむしゃ!

うまい!

酢飯は酢の味しかしない、そして魚は魚の味!

どっしりとした歯ごたえ!

酢飯と魚の歯ごたえが釣り合っている!

なかなか旨みのある魚だ!

この魚は腐っていないな!

その腐っていない魚を腐っていない酢飯が受け止める!

この腐っていないもの同士が釣り合うことによって、食欲が煽られるな!

だが、これはハンバーガーじゃない!

「すいません!出来心で、ハンバーガーと偽りました!」

お寿司屋さんは謝罪文を繰り返しつぶやいている!

「お寿司屋さんの癖に、ハンバーガーも作れないのか!なんでこんなことをしたんだ!」

「金が欲しかった。競馬がしたくてしたくて我慢できなかった」

お寿司屋さんもまた、被害者だ!

この食事に勝者はいない、誰もが敗者なのだ!

そもそもお寿司屋さんにハンバーガーを頼むこと自体がおかしいのだ!

そしてその無理な注文を聞いてしまったお寿司屋さんもおかしいのだ!

誰も責めることはできない!

あえて言うならば、時代がいけないのだ!


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