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ひったくりを繰り返して、長い旅路に向かって元気に泳ぎだす大統領

「土や小枝でお腹が膨れてしまいそうだ」

テラは食べるのを止めた!

欲望をコントロール!

できそうでできないことだ!

食べたいからって好きなだけ食べるような、意思の弱い人間ではない!

おしっこはもらすが、意思は強い!

おしっこは意図的にもらしている!

「そうだな。こんな物より、美味しい物を食べようじゃないか」

レイスも食べるのを止めた!

手に持った土と小枝は、人の家に投げ込んだ!

人の家はゴミ捨て場として活用する!

他人の家の有効利用!

捕まるぜ!

「あたしは、なんたってステーキが食べたい!」

コンセは肉が好き!

子供から大人まで肉は皆のヒーローだ!

いくつになろうとも心の中には肉がいる!

「待て待て!バカ達、その土地にはその土地の名物というものがある!それをいただこうじゃないか!」

勇者は旅の醍醐味を知っている!

バカはどこに行ってもカレーとラーメンばかり食べる!

見知らぬ土地に行ったらそこの名物を食べるのが通だ!

それが決まりであり、礼儀!

「オルファンの名物はなんだ?」

テラは名物を知らなかった!

他人の土地の名物なんて知るわけない!

「あたしも知らない」

コンセも知らなかった!

もうダメだ!

情報時代に情報がなくなった!

砂漠の中に裸で捨てられて、ミサイルで撃たれているような状態!

「人に聞いてみよう」

「それが早いわね」

勇者は人に教えを乞える謙虚さもある!

普通はできないよ!

「おい!オルファンの名物はなんだ!死にたいのか!お願いします!お金を払います!」

アメと鞭と挙動不審!

コンビネーションが絡み合い、情報を出さずにはいられない!

もし拒めば、火の海に変える!

「オルファンの名物と言えば、ハンバーガーだね」

ハンバーガーが名物だった!

ハンバーガーはパンの間に肉が詰まっている食べ物!

かじると肉汁が飛び出して、口の中が溢れておぼれる!

そんな食べ物!

「じゃあ、ハンバーガー食べようぜ!」

テラはハンバーガー好き!

子供のころはハンバーガーを枕にして寝ていたほどのハンバーガーファン!

「そうだな。せっかくだから一番おいしい店がいいな」

一番なら間違いない!

みんなが美味しいと言うなら美味しい!

自分の意思はそこに存在しない!

情報で美味しいと思い込む!

それが通の食べ方!


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