教育水準
住民は七不思議を喋り始めた!
聞いてもいないのに!
「アタシね、お肉が大好きなんです、ええ。菜食主義なのに、そうです、菜食主義なのになんです、菜食主義なのに、ジュ~、ジュ~、ジュジュア~って肉を焼くんです、ええ。ステーキなんかが良いですね。今日の昼飯も勿論ステーキですよ、今から昼飯の為に焼くんです、ええ。アレ?菜食主義なのに肉を食べてる。肉みたいな草かなぁ?ハーブなのかなぁ?なんて思ってると、うわあああぁぁあああ!牛です、牛の肉なんですそれ!夜中の台所で、牛の肉を次々に焼いているんです。それも一枚や二枚ってもんじゃない。アタシぁホント、ゾーッとしましたよ。菜食主義の皆さん、気をつけてくださいねえ。ええ」
恐怖の話が終わった!
ステーキの話!
肉を食べると、力が湧き出るというエピソード!
「まだ、二つ目よ!どうする?」
コンセはつまらない話を聞いたせいで、眠くなった!
「ここまできたら、最後まで聞こうぜ!」
勇者は、七不思議を最後まで聞く決心を固めた!
普通なら、怖くてぶるぶる震えてしまう!
勇者は強い心を持っているので、平気!
むしろ、心地よい!
「いいのですか?七不思議を最後まで聞いた人は、何か起こるといわれています」
七不思議を最後まで聞くと何かが起こる!
何かはわからない!
多分とんでもないことが起こる!
体の臓器が爆発したり!
爆発にいたらないにしても、飛び散る!
「いいぜ!三つ目を聞こう!」
ついに七不思議は三つ目まできた!
しかし三つ目は現在、休業中の為話すことができない!
「もうしわけない。三話目は現在点検中の為話すことができません。軽く、概要を説明しますと。金縛りだと思ったら、自分で体を縛っていた話です」
三話の概要を聞いて、あまりの狂気に寒気を感じた!
偶然、自分の体を縛り付けてしまうことってよくあるよね!
この話を聞いたおかげで、怖くて自分の体を縛ることができなくなってしまった勇者!
「おい、おい。点検中でこの怖さかよ!しゃれにならないぞ!これじゃ、心臓がいくつあっても足りないぜ!」
勇者は怖くて、自分の頭を鷲摑みしてうずくまった!
恐怖に怯える!
「これって、怖いの?しかも不思議でもないんじゃない?」
コンセは馬鹿で、感受性がないので何も感じない!
教養があり、しっかりとした教育を受けた者しか感じ取ることができないのが七不思議!
教育水準の低い者は、話を理解することができない!