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石の使い手

「じゃあ、俺が拾った石で滅多打ちにしてやるぜ・・・あああ、ひろった石がない」

テラは斧を売ってしまったので、今は拾った石の使い手なのだ!

形のいい石を拾って武器とする!

石は質量を上げれば上げるほど破壊力が増す!

できるだけ大きい石を探して拾う!

ただ、大きい石は持ち運びに不便!

綺麗な石は宝物にして大事にしている!

将来、大好きな人ができたらあげるつもりだ!

「あなたが探しているのはこの石かしら?」

そう言って少女は微笑みながら、石をテラにくれた!

まさか!?

「俺の拾った石は持つところに名前が書いてあるんだ・・・あああ、書いてある!」

なんと少女はあの十秒くらいで、テラの拾った石を盗んでいたのだ!

芸術的!

いや、芸術などと褒めてはいけない!

盗みは犯罪です!

けして自慢できることではない!

反社会的行為!

人の物を盗むなんて、良心は痛まないのか!

悪魔の所業!

「どうだい!?あたしの盗みのテクニック!」

悪びれることもなく、偉そうにする少女!

両親の教育が悪かったのかな?

勉強だけでなく道徳が大事!

「知るか!ばか!魔闘ガトリングアンリミテッド爆!」

テラの拾った石が唸りをあげて、少女を粉々に粉砕!!!

暴力による教育!

反省するまで殴るのをやめない!

反省しても粉々になるまで殴るのをやめない!

拾った石を取られたから、テラの怒りがすごい爆発してしまったようだ!

「テラ、それくらいにしておくんだ!」

勇者はテラを止めた!

勇者は人を許せる!

過ちを犯した人に、チャンスを与える!

失敗したらやり直せ!

「大丈夫!すべて急所を全力でみね打ちした。俺の拾った石は正確だぜ」

なんと、急所をみね打ち!

みね打ちの意味を知らないテラ!

かっこいいので言ってみたのだろう!

それに、テラは人体の急所を知るはずもない!

テラは右手と左手の区別もつかないのだ!

「ひゅーさすが・・・すごい仕事をやってのけるぜ」

時にはおだててやるのも、勇者の人間操縦術!

「ふふ、さすがね。でもあたしの盗みのテクニックも相当なものよ」

少女はかっこつけて、髪をかき上げた!

「知るか!ばか!」

勇者はムシャクシャして、テラをビンタ!

爽快だぜ!

「いや・・・レイス。確かに相当なものみたいだぜ」

バカがなんか言っている!

喋るなよ、息が臭いんだよ!

異臭騒ぎ!

近所の人は一時避難しなければいけない!

「テラまで何言ってんだよ!あと、勝手に喋るなよ!」

テラは勇者の許可を取ってから喋ってほしい!

認可制にしたい!

勝手に喋られると、不快!

「俺の石がない・・・」

なんと少女は攻撃されている瞬間にテラの拾った石を盗んでいたのだ!!

すごい超スピード。


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