勇者だぜ
ある日、熱いエナジーを持つ勇者が銃刀法違反(所持)で現れた!
突然!
実は昔から住んではいた!
でも、自分でも勇者だとは思っていなかった!
でも、勇者だった!
これは本当だから信じて!
彼の名前はレイスとか百合ちゃんとか諸説あるがさだかではない!
国語辞典にも載ってないのでわからない!
国語辞典に載っていないことは、人類にとって未知のことがらなのであまり考えなくていい!
15歳だ!
恐らく15から38までの間!
限りなく38に近い15歳!
簡単に言うと15歳なんだけど秒速30万キロ超で動いていた為、時間の進み方がおかしくなったのだ!
嘘だ!
怠け者で、ほとんど寝てばかりいて動かない!
お母さんにいつもナイフを突きつけられ、働けと励まされている!
長さ約30ミリメートルの剣を振り回す、バナナみたいな甘い残り香のスーパー戦士で勇者!
剣は子供から奪った!
力で支配した!
力こそが正義!
力の無い正義など存在しない!
子供を支配するのが勇者!
後々、この子供が強くなれば必然的にそれより強い計算になる!
あと類まれなファッションセンス、しなやかな体型、スマートな顔立ちどうみても勇者!
お洒落じゃないと勇者にはなれない!
だってみんなのヒーローだから!
憧れ!
ある日、グボボ王国の王様のところに勝手にやってきた!
呼ばれないので、やってきた!
城の人には怒られたけど、会うまで帰らないとゴネたら会ってくれた!
気持ちが伝わった!
だから、王様の頼みは聞いてやる!
勇者はどんなバカな王様の頼みでも聞いてやる!
心が豊かだからね!
「君が勇者ですか?」
「うるせえ!」
怒鳴り散らす!
キレちまった!
理由はない!
たまに、怒鳴りたくなるんだ!
怒りをコントロールできないんだ!
心の奥にあるマグマが爆発しちまう!
家来たちはびっくりしておもらししちゃったの!
勇者の迫力はすごい!
もらす!
「え?」
王様はびっくりしたみたい!
勇者の怒りに触れればこうなる!
命があっただけありがたいと思ったほうがいい!
この時点で5割の人は勇者に服の右袖を千切られる!
パワーが暴走しちまうんだよね!
「なんでそんなこと聞くの?」
勇者に対して質問することは無礼!
「あなたは勇者ですよね?」
王様も敬語になった!
「痴漢」
勇者よりも、痴漢!
痴漢の方が本職!
「痴漢でもあるが勇者でもありますよね?」
「勇者のような痴漢」
ただの痴漢!
家来たちはびっくりしておもらししちゃったの!
おもらしはスタッフがあとでいただきました!
「そうだ、頼みたいことがあるんです」
痴漢はどうでもよくなった!
「えええ!!!なんだって」
ビックリした!
冷静な勇者はあまり驚いたりはしない!
いちいち小さなことで驚く奴はバカ!
クール、実にクールな男がレイス!!!
「頼みたい事というのは、ドラゴンのことなんだ」
ドラゴンと言うのは化け物!
火を吐いたり、ゲロを吐いたりする!
ゲロを吐く時は体調が悪い時なので、医者に行くことを進めてあげよう!
もしくは後頭部を冷やして、布団でねてたほうがいい!
「ドラゴン!?」
最近、グボボ王国にはドラゴンが現れて暴れているのだ!
畑の野菜を食い散らかす!
柔らかい物から食べていく!
歯が弱いんでしょうね!
ドラゴンは本来、山の奥の湿った土の下に住んでいる!
昆虫図鑑に載っていたので、この情報は合っている!
もし合ってなかったら、裁判を起こすぞ!
徹底的に争ってやる!
「ドラゴン退治を頼みたいんだ」
頼みごとをされた!
見ず知らずの王様に!
何も貰ってないのに!
野菜を噛み砕くような顎のパワーのある猛獣を倒せと頼まれた!
こんなことがあると思いますか?
勇者が、そんな危険なことができますか?
下手をしたら擦り傷を負うこともあるかもしれない!
その擦り傷からばい菌が入って、熱をだすかもしれない!
ありえないよ!
危険すぎるよ!
特殊部隊とかがやるべきことですよ!
それようの訓練してないと、無理だから!
それを勇者にやらせちゃうって、どんな危機管理体制?