悠久幻想曲の思い出
個人的にリメイクしてほしい作品です。
悠久幻想曲
1997年メディアワークスから発売され、当時はプレイステーション初代とセガサターン双方で販売されておりました。
ちなみにソフトに収録されているイベントが上記ゲーム機で違うため、ファンになると結局両方買わなければなりませんがw
ゲームとしてみればキャラゲーですが、当時は恋愛シミュレーション全盛期。
ちょっと前は同級生・ときめきメモリアル。あとは1999年にTo HEARTとかONEとかも流行ってましたねー。
まあ悠久幻想曲の場合、攻略キャラに男性もいたのですが、あくまでも親友としてです。
んで肝心のゲーム内容としては、ファンタジー世界のある町を舞台にしており、行き倒れていた青年が町の何でも屋の女主人に救われて働いていたところ、身に覚えのない濡れ衣を被せられます。
しかし、女主人が莫大な釈放金を支払って、主人公を仮釈放させてくれましたが、それはあくまでも仮釈放。
舞台となるエンフィールドという町の法律で、一年後の裁判までに住民の8割の信任を得れば裁判のやり直しが出来て、最終的に無実と証明されるというわけです。
……当時は気にしてませんでしたが、どういう法律? ですね。
ゲームや漫画に徹底的なリアリティ求めてはいけません。ある意味設定にそこまで緻密で抜かりなくさせると、反対に面白くなくなります。
そして、主人公は町で仲の良かったキャラクター達に協力を頼み、1年間を町の為に働くという内容です。
ジャンルとしては、育成+恋愛シミュレーションゲームです。
ただ、このゲームは仲間は3人までしか選べませんが、手伝ってくれるキャラが10人いるので、必然的に全クリアまでに4週は必須です。
他にもサブキャラとのエンディングもあり、選択した仲間次第で細かなイベント内容も変わるので、全部見ようとしたら10週くらいしてるんじゃないかな?
とはいえ、1周目はともかく2週目からは数時間もあればクリアできるので、そこまで目くじら立てるほど苦労はしません。
そして実際プレイしてみると、イベントがぽんぽん発生するのでキャラクター達の掛け合いと選択肢によるイベント成功・失敗などで、キャラゲー好きなら間違いなくはまります。
ただ、その分攻略本無いと見逃すイベントもいっぱいあるので、当時はマジで攻略本必須でした。
ネットなんて無い時代は攻略本が無ければ、隠しイベントなんぞ基本見つけれません!
でも楽しいんですよねー。
原画家はmooさんという今も現役で働かれてますが、キャラがすんごくホンワカしてて可愛いし、赤くなった顔なんて、男性キャラでも可愛いのです。
実際シナリオ自体も優しいお話も多く、嫌いになるキャラクターがマジでいない。
しかも声優陣は当時としてみればめっちゃ豪華でした。
井上喜久子・折笠愛・置鮎龍太郎・大塚明夫・丹下桜・桑島法子・高山みなみ・氷上恭子・子安武人・大谷育江などなど。
……当時はあんまり気にしてませんでしたけど、今考えるととんでもねえ面子揃ってるな。
サブキャラクターの声優でさえ、他のゲームやアニメで主役張ってる人がいるんだぜ、このゲーム。
ただし、あくまでもキャラクターゲームの為難易度自体は凄く優しいです。
適当にやってても、簡単にクリアできますし、時折戦闘イベントもありますが敵はめっちゃ弱いので、あくまでもお話の中のアクセント程度ですね。
そして一年間でクリア条件を達成すれば、真犯人も見つかり主人公は無実が証明されて、最期は一番仲の良かったキャラとエンディングを迎えて終了です。
んで、ここでファンが引っかかるのは……イベントもそうなんですがOPとEDのアニメと曲がプレイステーションとセガサターンで違うんです。
つまりどっちも見たい人は結局両方買うしかないという……。
わ・か・る・な?
再度言いますが、当時はネットが無いんですから必然的に動画なんて存在しません。
ゲーム機本体とソフトを所持しなければ見れないのです。
当時片方しかプレイしてなかった人はどんだけやきもきした事でしょう。
ゲームを気に入れば気に入るほど、片方の映像とイベントが見たくてたまらんのです。
ちなみにこのゲームは「当時のゲーム機」じゃないと遊べません。
もう一度言います。
初代プレイステーションとセガサターン用意しないと遊べません。
ダウンロード販売してほしいのですが、権利問題が複雑らしく制作スタッフも経営陣も現役なのに販売してくれないのです。
もしリメイクしても、当時の声優陣の中には亡くなられた方や引退された方もいるのと、20年以上前の声を維持できているかもあるから、実現は相当難しいでしょう。
まあ、現実の権利問題はともかく、当時は結構売れたようです。
後に悠久幻想曲2・3に外伝でアンサンブルとか組曲。
そしてキャラクターソングも販売されており、子供だった自分はお小遣いが足らず買えませんでしたが、テレビアニメになってほしかったゲームでした。
とはいえども、当時のアニメは大人気じゃないと制作されないし、夕方5時から7時台のゴールデンタイムに放送されますし、好評だったら普通に何年も席巻するから厳しかったでしょうね。
しかし、今でも私の思い出の中では燦然と輝くゲームソフトであることは間違いありません。
ちなみにこのゲームの影響で「エターナルメロディー」・「デバイスレイン」・「ウィザーズハーモニー」など、その会社のゲームは軒並みプレイしておりましたw
2020年に原画家のmooがTwitterで悠久幻想曲キャラのLive2D公開してた。
せめてダウンロード販売してほしい。