ビッチパーフェクト!
俺はレティを一瞬で看破した!!
「こいつは……ただのビッチだ!!!」
優しかった幼馴染。可愛かった幼馴染。俺の手を引いてくれた幼馴染。
――俺の幻想が再び壊された瞬間だ!!!
「はははっ! 君たちがテロリストだね! うん? なんか君見たことある気が……」
レオンハルトが二重顎をさすりながら考えていた。
こいつアメリカンな顔してやがるな。
そんなレオンハルトにしなだれかかるレティ。
妖艶な雰囲気を醸しつつ、レオタードがムチムチのパッツンパッツンを頑張って押さえていた。
「ふふふっ、あいつは私の元カレよ……あなたと私が嵌めたアイツ……」
「おお! あの宿屋殺しでミニの奴隷君か! はははっ!」
勇者レオンハルトは高笑いをしやがった。
俺の怒りが上がってくる。
どっちも最上級に許せねえ奴らだ!!
リスコとシズエが俺の横に立った。
「ノワール……あいつ強い……」
「ムチムチ女の魔力も尋常じゃないわ」
俺は二人を下がらせた。
「大丈夫だ。俺に任せろ。お前らは撮影と、聖女とテロリストの親分の面倒をみていろ。あ、テロリストの親分を殺すなよ? 新世界の傀儡にする予定だからな!」
さて……、
俺は憎きレオンハルトとレティと対峙した。
レティが見下す様に俺を見る。
レオンハルトは俺をまるで眼中にないようだ。
――面白い。俺の本当の力を見せてやるよ!!
俺の異能は特別だ。
人の異能をものまねできる異能であった。
一度体験しなきゃ習得出来ないけどね!!
前の世界のヒーロー達からパクった技を見せてやるよ!!
「行くぜ!!! ――異能モノマネ!!」
俺は――時を止めた。
そして時が動き出す。
動きだしたレオンハルトの身体が、俺の何百万発の拳を喰らい、地面を突き抜けて遥か地底の底まで超特急だ!!
一斉に動き出した運動エネルギーは止まらない!
かろうじてあいつは防御魔力を展開させているが、そんなの関係ない!
一発一発は俺の本気の拳。その威力は軽く帝都を破壊できるぜ!!
「うわわわわわぁぁぁぁぁぁぁぁ!!! ママン!! レティママン!!」
レオンハルトは自分が何が起こったか分からず、地面を削りながら底へ底へ落ちていった。
アイツはクズだけど英雄第一位だ!
こんなもので死ぬわけねえよな!!
俺は右手を地面の穴に向けて、呪文を唱えた。
「――――元。―――――玉。――――気」
手のひらから光輝く異能が集まる。
その密度は帝都中、いや、この世界の大気中から集めた魔力を異能力へと変換している。
極大な力が濃縮される!
俺は気合を入れて叫んだ!!!
「てめえは俺を怒らせた!! 死んで償え!! ――――覇!!!!」
光の玉がゆっくりと地面の穴に進んでいく。
速度徐々に加速していく。
地震のように地面が振動する。
瞬間、大きな地鳴りに変化した!
この世の終わりのような爆音が帝都(滅びる寸前)に響き渡る!
――スッキリしたぜ!!! ……これで生きて帰ってこれたら本当にバケモンだな……油断しないでおこう。
俺は最高の笑顔で、レオタードをズタズタに切り裂いておいたレティに振り返った!!
「きゃーー!! わ、私の高貴なるおっぱいが丸見えじゃない!? ちょっとマントどこ? マント!! むきーーっ!! 夜な夜なレオンハルトの力を奪った私の本気を見せてあげるわ!!」
かろうじて身体にひっついていたレオタードが爆散する!!
ピンク色の粒子がレティに集まる。
レティの裸体が光り輝く。
伝説のピンクのビキニアーマーをまとったレティが勇者の剣を携えて、俺に中指を立てた!!
――上等だ!!!
俺とレティの死闘が今始まる!!
聖女燃えてます。




