プロローグ
投稿が遅れてすいません_(._.)_初心者なのであまりうまく書けてないです( ̄▽ ̄;)どうか温かい目で見てください_(._.)_
---2580年、世界中は自然破壊の進行により、謎の空
気感染の病気が蔓延した。その病気は、突如発生し発
病した者は……汚染される。---
俺は、国立図書館の館長に無理を言ってこの本を借り
た。何故なら、俺の父もこの謎の病に発病して、死ん
だからだ。この本を読んでいるとあの時の光景を思い
出す。全く嫌な思い出だ…。そんな事を思いつつ俺は
食い入る様にこの本を読んでいると、台所から母が急
に「あんた、そんな本読んでいる間には"第一部隊"
に入隊して、家にお金を入れてちょうだい。別に、
あんたが死んだら死んだで、"第一部隊"に入隊してお
けば"任務中に死亡"っていうことで、責任持って、死
体は国が処理してくれるんだからね。こんな便利な
職業はないでしょ?だからさぁ、あんたも入隊して、
家に金入れて」と、俺に"第一部隊"に入隊しろと言っ
てきやがった。まぁ、この人は無職で金さえあれば
手段は選ばないし、こうなる言われるのは分かってい
た。しかも俺は、母から言われる前から"第一部隊"入
隊は決めてたし、それに役所にも申請していて、もう
入隊は正式決定している。俺は、その事実を知らない
母に、懐の中から"第一部隊隊員 認定証"を取り出し、
母の目の前に突き付け「これ、今日から来てくれっ
て言われたから、しばらくは帰ってこないと思ってお
いて」と、母が唖然としている間に、用意していた鞄
を手に取り、自宅を後にした。
(ふぅ…なんかあんな母さんでも流石にあれは悪かっ
たかな)と、少し反省をした。(でも、これから俺が入
隊する部隊は、そんな反省しない様にしなければなら
ない。この薄汚れた街の均衡を保つためには、"第一
部隊"の存在は絶対なんだ。俺は、第一部隊のぉ!?)
と、俺の目の前に何かが立ち塞がって「おい君、大丈
夫かい?何だか、やけに怖い顔して歩いていたけど…
ん?ひょっとして君は、新人隊員の子だよね?」と、
唐突に目の前に現れ、そう尋ねてきた爽やか系のお兄
さん的な人にに対して俺は「あっ…はい!俺は…い
え!私は本日からお世話になります、神代 滝斗です
!」と、何者かはわからないが一応名乗っておいた。
すると、その眩しいぐらい輝かしい眼差しで俺を見つ
めて「おぉ!礼儀正しくて、活気に満ち溢れている
新人だね!いやぁ…ごめんねいきなり声掛けちゃって
…俺は、第一部隊 第一班班長の長月だよ!よろしく
!」と、男の俺でも惚れ惚れするような爽やかな笑顔
で握手を求めてきた。俺は、すかさず手を握り、
「は、はい!よろしくお願いします!」と、その純白
の女性のような手を強く握り、何だかイケメン好きの
女子と共感できたような気がしたように思えた。する
と、長月さんの爽やかボイスを打ち壊すかのように、
背後から「おい!てめぇ!どこ見て歩いてんだ!あぁ
!?俺を誰だと思ってんだ?俺は"第二部隊"のもんだ
ぞ!てめぇら愚民どもを守ってやってるのに…てめぇ
恩人に対してなんだその行為は!!」と、ゲスボが聞
こえたので振り返ると、やっぱりだ…ゲスボの正体は
黒の革ジャンにパツパツのレザーパンツモヒカン頭の
デブが年老いた老婆を怒鳴ってる光景だっただった。
まあ、予想とは少し外れていたが、こんな世の中だ
…頭まで汚染されていてもおかしくない。まあ見た目
はさておき、それは俺の正義のモラルに反している行
為だ。一刻も早く、奴を成敗しなければならない。俺
は、足早にそのデブの元に近ずこうと歩みを進めてい
ると、後ろから俺を追い抜く様に長月さんが男に歩み
寄り、男の目の前に立ち塞がった。男は一瞬少し焦り
「な…なんだてめぇは!?…ん?…フッな〜んだ、誰
かと思えば第一部隊の方ではないですか!本日は、ど
んなお暇な任務を遂行中で〜?あっ!そうか!第一部
隊なんかに任せられる仕事なんかないですもんね〜!
俺を誰だと思ってるんですか?見てくださいこのバッ
ヂぃ!?」と、長月さんはずっと我慢していた右手の
拳をモヒカンデブの顔面目掛けて打ち込んだ。周囲は
驚愕したような様子だった。だが、俺にしたら、長月
さんがやった事は正しい行為だと思い、長月さんの行
動を同じ隊の隊員として微笑ましく思った。だが、長
月さんの怒りはそれでは収まらなくて「貴様!一般
市民を守る身として恥ずかしくないのか!貴様が行っ
た事は、防衛省の規約に反している!貴様ら第二部隊
は、一般市民にとって希望でなくてはならない!」と
、正論を言い、論破したかのように見えた。だが、モ
ヒカンデブは、顔面を左手で庇いながらゆっくりと
立ち上がり「な…何が第一部隊だ…お前んとこの隊
長は人殺し…いや…部隊全体が人殺しと言った方が良
かったかな!!確かに俺は市民に危害を与えた…だが
!お前らは、一般市民を平気で殺す殺人鬼だ!!俺ら
はな少しは危害は与えるが…殺してはねぇ!!だから
いいんだよ。だから今この場で…お前を殺し…善良な
市民を助ける!!!」と、長月さん目掛けて殴りかか
ってきた。俺は目の前に居たからすかさず、長月さん
の目の前に割って入って行きモヒカンデブのパンチを
くらった。俺は、身体が宙を浮いているのは分かった
が現状は理解できない。そんな中後ろの電柱にぶつか
り背中を強打し、そのまま地面に倒れ込んだ。俺は、
今まで感じた事がない痛みを感じた。すると、モヒカ
ンデブは俺に近寄り「おらおら!何邪魔してんだこ
のガキ!!てめぇもあいつの仲間か?」と、汚ぇ顔を
俺に近づけてきて、脅すようにして言った。すると、
長月さんが「やめろ!!その子は関係ない!さっき
俺が声を掛けただけだ!離せ…その子を離せ!!俺を
やるんだろ?じゃあ来いよ!相手してやるよ!」と、
必死に俺の解放を要求してくれた。でも、何だか仲間
じゃないと突き放されてるようで少し気持ち悪い感じ
だ。(だったら…認めてもらうしかない…俺は今日か
ら第一部隊の隊員だから…!)二つの感情が入り交じ
った感じだったが、仲間と認めて貰いたい思いが強か
った。その想いが俺を奮い立たせ「おい…そこのデ
ブ……長月さんはな…俺の所属する部隊の班長だ…
だから…俺には責任を負う義務がある!!しかも…
長月さんのような人を…見殺しにはできない…だから
殺るんなら俺をやれ!!掛かってこい!!相手は俺だ
!!」すると、モヒカンデブは眉間にシワを寄せて、
俺の胸ぐらを掴み「てめぇ…舐めてじゃねぇぞ!」
と、腹に1発、顔面に1発と、俺をタコ殴りにしてきた
、俺は意識が失われるぐらい殴られた。
「……ん?」俺が目覚めたのは、何者かの背中だっ
た。その人物は俺が目覚めた事を察知したのか
「滝斗!!大丈夫か!今、第一部隊の本部に行ってか
らな!安心しろ!」と、長月さんの爽やかボイスが
聞こえた。(俺は長月さんにまた助けられたんだ)…何
だか申し訳ない感じがした。俺は何かお詫びがしたい
と思い「長月さん…ちょっと下ろしてもらっていい
ですか…?」と言うと「だめだ!今はお前の命が
第一だ!」と、一瞬で断られた。でも、俺の思いは
収まらず「お願いします…ちょっとだけでいいんで
…」と言うと、長月さんは足を止め、腰を下ろし
「ちょっとだけだぞ。そんな体で何する気だ?」と、
呆れたように言うので俺は、鞄から財布を取り出して
「長月さん…なんか奢らせてください…今の俺には
こんな事しか…」すると長月さんは、涙を浮かべ
「滝斗…その為に…救われたのは俺の方だぞ…なんで
お前は…そんなにいい奴なんだ…」と、俺を強く抱き
締めて言葉を切らしながら言った。俺も目頭が熱くな
ったが、ぐっと抑えて「いい奴じゃないですよ…俺
はずっと捨てられてきた…見捨てられてきた…長月さ
ん…あなただけですよ…俺を認めてくれたのは…知っ
てますか?見捨てられてきた人間は…認めてもらう、
認めてもらいたいという一心で生きてるんですよ…あ
りがとうございます…認めてくれて…」と、俺は長月
さんに感謝してもしきれない思いを言葉にして伝えた
。すると、長月さんは俺を熱い眼差しで見つめ「そう
か…滝斗…当たり前の幸せを感じずに育ったんだな。
辛かっただろ…でもな、俺達第一部隊は…お前を歓迎
してる!家族と思っていいんだぞ!一人としてお前の
入隊を嫌がっている奴はいない!お前は今日から仲間
なんかじゃなくて…家族なんだ!!」と、長月さんは
また強く俺を抱き締めてくれた。温かい…これが家族
…。もう俺の涙腺は溢れんばかりの、幸せにより崩壊
していた。でも、男がいつでもメソメソしてる訳にも
いかない。俺は話を戻し長月さんに「あの…長月さん
話は戻しますが…なんかいります?」と尋ねると、長
月さんはあの爽やかな笑顔に戻り、「じゃあ…寿司で
もいいんだな!よし寿司行こう!な?」と、とても
十五歳の財布事情を把握してるようには思えなかった
ので「あ!長月さんの奢りですよね?はい!決定行
きましょう!」「いやいや!さっき奢るって言ったよ
ね!?やっぱりお前はそんな奴だったの?」「十五歳
の財布事情も知らずによく言えますね〜寿司なんて」
と、まぁこんな感じだけど何だかこの人とは、いいコ
ンビになりそうだと思い、第一部隊本部へと向かい始
めた。
--その頃第二部隊 本部では…
「ボスすいません!第一部隊の奴らぁぁがぁ!!」
「弱者は排除だ…我々第二部隊には強者しか必要な
い…良いかベルベット…」
「はい…ボス…」
「フフッ…それで良い…それより例の計画はどうな
っている?我々の"汚染区域設置"は、どうなっている
のだ?」
「ご安心を…現在全班、総力を上げて実行中ですの
で、特に何の問題もございません」
「そうか…それなら良いとしよう…後は……………
"他の部隊の排除"のみだな!!全班に命じよ!他部隊
に奇襲を掛け、我々の計画を実現化せよと!!!」
「承知しました…」
最後まで見てくださりありがとうございます!次回も少し遅れるかも知れません( ̄▽ ̄;)なるべく早く書けるように努力します(´・ω・`)