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なつかしき

最悪、などというものは物語の中にしかありはしないのだろう。


中途半端に幸せで、どこか物足りない不幸せ。


私達は最悪になることすら出来はしない。

どんなに不幸だと思ったって、それはどうしようもなく濁ったものだと、本当はわかっているのだろう。


どれだけ辛くても、身を引き裂くほど苦しくても。


それはきっと誰かの不幸に劣っていて、私たちは自己憐憫に浸ることすら許されはしない。


もう、痛みを感じることすら無くなってしまって。


いつからだろう、壊れていたのは。


いつからだろう、壊していたのは。



それはきっと、最初からだ。




取り返せない血溜まりのなかで、




小さく笑って、すこし泣いた。



―――――――――――――――――――


国内に併せて百十三もの分館を有し、総勢一万五千人強の門下生を抱える居合道場、『白鳳館』。

日本に数ある居合道場で頂点足らしめているのは当然ながらその規模ばかりではない。

脈々と受け継がれる高潔なる精神、それを損なうどころか更なる境地へと導いた現代の能率を極める修練により、全国を舞台とする大会でも三年に一度は上位層を独占するなどという凄まじいまでの成果を残している。


『白鳳館』総本山当主、白峰剣悟。

世襲制でない道場の当主であるのは決して親の七光りなどではない…その彼を含め強化合宿に励んでいた門下生24名、マネージャー3名が殺害されていたという情報が全国区で大々的に報道された。

死因は斬殺である。早朝模擬刀を使った練習の最中に何者かが館内に進入、全員を瞬く間に、連絡する間も逃げる間も無く鋭利な物で身体をバラバラにされたという。


報道されたと言ってもその猟奇性より何重ものオブラートに包まれた上でのことだったがそれでも殆どの人間、特にその道に携わる人間には途轍もない衝撃を見舞った。

殺害された者は軍隊のような"戦闘訓練"ではないが日本刀の扱いの粋を極める、有名にして優秀な選手ばかりであったからである。

先の事件である東桜高校の事件との関連性を持つかもしれない、晃介の住む町を脅かす現時点での最有力の容疑者は、白峰剣悟の実子である白峰遺愛である。


女性でありしかも弱冠17歳という若さでありながら、彼女もまた…いやそれ以上の天才とされる少女であった。

その才能は現当主ばかりでなく百年に一度の鬼才と目された先代をも凌ぐとまことしやかに囁かれた。

普段なら早朝の練習に参加しているはずの彼女はその場に居らず、また血まみれの"それら"に混じって転がっている、などということもなかった。


本来…所謂"普通"ならばその殺人者に人質としてでも連れ去られていると見るのが妥当なはずである事件において、彼女は愛刀と共に消えている、というのが。


謀らずとも第二、第三の事件の第一発見者と相成った折笠晃介の知る所である。


「………」


晃介は自宅のベッドで今日の行動、そして惨状を思い返していた。


その日の早朝、時間に厳格な遺愛には珍しく10分程いつもの待ち合わせの時刻を過ぎても現れなかった。携帯端末にも連絡はない。

妙だとは思いつつもたいして気にせず、まだ余裕があるので『白鳳館』に向かった。

総本山、その名に違わぬ荘厳たる門を迂回し裏手に隣接する生粋の日本住宅のチャイムを押す。

物音ひとつしない。

三秒もすれば遺愛が音もなく扉を開けるはずなのだが……。

しん、と静まり返った町。ここで晃介の思考が警鐘を鳴らし、恐る恐る戸を開けると。


そこから先は思い出せない。

気が付けばベッドの上に座っていて、ぼんやりと警察署での質問に答えていたという記憶があるだけだった。



その後無意識に警察に連絡したらしく、かような状況下でもそこそこに模範的に…動けたという優秀さに、自分のことながら感心もしていた。勿論皮肉で。


どこぞの探偵でもあるまいに、この町で起こっている事件の二つの第一発見者であり、しかも他の事件とも関係を持っているということの異常性について語ることもあるまい。


当然晃介は重要参考人として昨日よりも長い時間拘束されることになったが、外出時間や死亡推定時刻、死体損壊に要するであろう時間その他諸々から、今回も容疑者候補からは早々に外された。


次に浮上したのは彼女だった。

この事件がなにもかも"普通"の範疇に収まるのであれば、彼女は被害者の一人として、誘拐されているか、別の場所で殺害されている、と考えるのが自然だ。


しかしそうはならない。


単純な戦闘能力において、ともすれば一個の軍隊に匹敵する『白鳳館』の精鋭を一人残らず、目撃者すら出さずに斬殺せしめる、というあまりにも現実離れした凶行を実現可能であるのは。


天才、白峰遺愛をおいて他にいないのだから。



―――ピリリリ


整理整頓の行き届いた、高校生にしては少し物の少ない部屋。

照明はついておらず、夜闇が部屋を浸食していた。

僅かな光と音で、ベッドの上の最新式のスマートフォンが受信を通知する。

晃介は警察署を出た後学校に戻らず、"ある方法"で町の各所に張り巡らしたツテを頼りに情報を収集していた。


しかし努力も虚しく、めぼしい情報は掴めない。


溜め息と共に腰掛けていたベッドから立ち上がる。

何度か連絡を取ろうとして悉く失敗していたため、今回は役に立たないと割り切っていたが、念のため端末をポケットに入れ、部屋から出る。


現在時刻は午後十時を回ったところで、玄関までの通路上にはリビングがある。明かりが付いていることから母親がまだ起きていることがわかったが、気にせず進む。


「んー?こうすけ、出かけんの?」


テレビの前のソファに座り、煎餅を袋から直接食べながらサスペンスドラマを視聴している女性。

顔立ちは晃介に似ているが、体型に締まりがない。


「うん。少し遅くなるかもしれない。そうなりそうなら連絡入れるから、心配しないで」


ソファに座ったまま頭を逆さにして晃介を見て、いやらしく囃し立てる。


「うひひ、あのかーいい彼女さんだねぇ?あんまりはしゃぎすぎんなよぅ」


「あはは、了解」


苦笑混じりに返す晃介。こういうときは下手に否定しない方が良いと身をもって理解していた。


こんな下らないことに力は割くまい、と。


そんな"自然な"会話をして、晃介は家を出る。

"自然に"傘立ての穴の一つを埋めている、護身用というには威力の高すぎる、攻撃的なスタンロッドを手にして。


なぜこんなものが自分の家にさも当然そうに置いてあるのかはおろか、絶対に止めねばならないことにすら彼の母は疑問を持つことすら出来ない。


この町で起こっている断続的な事件を。

晃介がその日、その一つの事件の第一発見者として事情聴取を終えてきたことを。

その事件の容疑者が彼女であることを。

当然のように夜間外出禁止令が出ていることを。


彼がいままで捏造してきた"自然さ"を。


その事実に彼は寂しそうに微笑んで、冬の冷たいアスファルトを踏みしめるのだった。


目的地は彼の家からさほど離れてはいない。

歩いて精々五分ほど、遺愛の家よりも近いぐらいだ。

区画整理のなされた整然と並ぶ住宅街を突っ切るように進むと、段々と民家が疎らになり、終いには青々とした田園地帯が見えてくる。

灰色が増えていくこの町に、わずかな緑色が取り残されていた。


冬はもう終わりに差し掛かっているが、その空気はきりきりとした冷たさ、夜の暗さが不安定な晃介の心身を更に波立たせた。

田園を縫うように巡らされた砂利道にそって数分歩を進めると、目的地に到着する。


田舎でなくても何処にでもあるような、ごく普通の一戸建ての民家。駐車スペースが一台分あるが肝心の車は駐まっていない。

窓には障子もカーテンもない。室内の闇を晒しているだけだった。


今はただの空き家。

数年前、とある事件のあった場所。

晃介と遺愛、そしてある人物の因縁の場所だ。


過ぎ去り葬った、忘れるべき過去の出来事。


しかし"あの時"と同じく彼女が居なくなった今、なかば非現実的にせよ手掛かりはここにしか有り得なかった。

時間も遅い。警察もいつ巡回に来るかわからない。

それ故、出来るだけ痕跡を残さぬよう、最短時間で開いている侵入経路を探り、事を終えようと方針を固める。


まず目についた窓。

そういえばあいつの部屋はここだったと思い返しながら、ゆっくりと力を込めて引く。


……開かない。


迅速に次、その隣の縁側のガラスを調べるが開きそうもない。

周囲に民家は無く、音にはそれほど注意を払う必要もなかったが、やはり慎重にならざるを得なかった。


(あいつに僕が怯えている……?馬鹿な)


奪ったわけでもない。間違っているのは、否、間違っていたのは、あいつだ。


自分が慎重なのは用心深さと事態の深刻さによるものだけだ、と、沸き上がった己の思考を否定する。


そうしながら玄関以外の全ての経路は調べ終えた。

最終手段としてピッキングしようと思っていたため後回しになった玄関の前に立つ。

全部塞がれていて正門だけが施錠されていないなどということはあるまいと、諦めかけた様子でドアノブを捻る。


しかし、なんの手応えもなくノブは回転した。


驚きに心拍を高揚させながら扉を引くと、キィーと細く高い音を出しながら、あっさりと開いた。


持ってきた懐中電灯をつける。靴は脱がず、そのままフローリングの床を踏む。

靴裏は十分に乾いていて、大きな痕跡を残す心配もなく、"何か"があったとき機敏に立ち回れるようにだ。


真っ先にある人物の部屋に行く。

呼吸と精神をできる限り整え、手に持つスタンロッドを強く握り締める。

扉を押し開くと、





そこには家具どころか、埃一つ落ちてはいなかった。


当たり前のことだ。ここはもう空き家なのだから。

玄関を開いたところでわかっていたことじゃないか。

誰一人住んでいた証など、もう残ってはいない。いるはずもなかろう。


虚脱感と安心感に包まれ、無駄足になるのも癪だから、この家で一番大きい部屋、リビングを調べようと戸に手を掛ける。


このとき晃介は少し気を抜いていた。


リビングに踏み込むと何かが足にぶつかり、からん、と粉っぽい軽い音が響いた。


それを照らすと、



そこにはまるで本物のような人間の頭蓋が転がっていた。


思わず飛びすさる。そして頼りない光で部屋を照らす。

そこには骨が、骨が、骨が、骨が、たくさんの骨が整然と並んでいた。

人間のあらゆる部位が、対象様々に、小さな子供のものまで、白い光を反射していた。


心臓がどうしようもなく脈打つ。喘ぐように深い呼吸を繰り返す。

あり得ない。なぜ、もうそれは終わっただろう?



「不法侵入は感心しないなぁ」


耳元で声がするのと同時にもう一つの手で持っていたロッドを下から上へ振り抜く。

バチバチと青白い閃光を撒き散らして殺到する衝撃を、"彼"は上半身を反らして、余裕をもった紙一重で回避する。


「七年振りかなぁ、遊びに来てくれたかと思ったらこれかい?しかもこんな夜中にこそこそと。あはっ、どっちが不審者なのかわかったもんじゃないねぇ。僕みたいな人間にはプライベートも何もありゃしないってかい?……っとそういえば鍵を閉め忘れていたような…」

避けられたことに怯まず次々と連撃を繰り返す晃介に、笑いながら余裕綽々で対応し、呼吸すら乱すことなく喋り続ける。


唯一のまともな光源が投げ出され、暗闇の狭い廊下での暴力の応酬は長くは続かなかった。


直線の通路のためじりじりと玄関に追い詰められた、今やその家で最後の人間は、下足置き場との段差を見越して後ろに跳躍し、いつの間にか立て掛けてあった黒い傘を掴み取る。


斜め上からの体重を込めた打撃に対し、添えるようにして力の方向に打ち払った。


前のめりに体勢を崩し、無防備に突き出された凶器を握る手に一撃を加え、ロッドを取り落とさせ横をすり抜ける。


段差で更によろけそうになるも、どうにかバランスを取り、空中で身体を捻って向き合おうとする。


無意識で動いてしまった晃介は、それが失策だったと痛感した。


強烈な踏み込みと共に喉元に傘の尖端が突き刺さり、そのまま金属製の鉄戸に叩きつけられる。


―――ガシャァンと耳障りな騒音が響いた。


「がっ…!ぐ…げッ……!」


吐き気を伴った激痛に悶絶し、喉に手をやってのたうち回る。

生理的にでる涙で滲んだ視界には、月光に照らされた、晃介の冷静さを削ぐような、悪意を孕んだ幼い少年の笑顔だった。

手でロッドを弄んでいる。その一挙手一投足が晃介の怒りを掻き立てる。


遺愛と居るときのお人好しの人格など、とうに脱ぎ捨てられていた。


「……君は」


かすれた声で"彼"への呪いを紡ぐ。


「僕よりも、たくさんの時間がありながら」


ぴたりとロッドをいじる手を止める。


「何もしようとしなかった、だろう?」


笑顔のまま、しかしその意味を変容させる。


「君なんかに、僕らを阻む資格なんて無い。いつか言ってやろうと思ってたよ。ただでさえ気持ち悪いってのにこんなことまでやっちゃうなんて、本当に笑えるね。ご愁傷さま、君は欲しいものに手を伸ばす意思もなく、認めてくれる人間もなく、幸せなんかには勿論なれず、ただただ無為にこの世界から消えるんだ!」



低く、唸るように切り刻み吐き捨てる晃介。

その悪鬼のごとき形相に対する"彼"は、


―――笑う。


幼い顔立ちを無邪気そうに歪めて、楽しく、可笑しそうに笑う。

ソプラノの綺麗な高温のそれは、しかしてどうしようもなく、救いようもなく耳障りだった。


しばらくそれが続き、息を整えて会話を、"意思の疎通"を試みようとする。


「はーぁあ。それはぜーんぶ僕が悪かったのかなぁ」


「当たり前だ、すべて紛れもない君の意思によるもの。自身に在処を求めないなら、どこにそれを求める」


「う~ん……世界とかー、運命とかー、かみさまとか、かな。あはっ、僕がしてきたいいこともわるいこともきっと、全部僕のせいじゃないんだよぉ」


「…手に入らなければ、その価値観をすべて砕いて壊して否定する。だから君は、絶対に幸せにはなれない」


「……しあわせ?」


ここで初めて、表情が消える。


醜悪な笑顔によって掻き消されていた、人形のような歪みの無い顔立ちがあらわになるが、それでも決して人に好印象を与えるものではなかった。


人が好きなモノではなかった。


「しあわせ、シアワセ、幸せ。とてもへんてこな響きだ。なんでなんだろうね?なんで僕たちは幸せになろうとするのか。なぜその意味を考えないのか。それに殉ずることで果たしてなにがどうなるのか」


再び、にっこりと笑みを浮かべる。


「わかってるでしょ?そんなものに意味はない。

人を殺すことにも、人を愛することにも、生きることにも、死ぬことにも、幸せにも、不幸にも、意味はない。

意味という概念すら本来存在するものではない。それは人が想像し創造したモノでしかない。そんなの人間のなかにしかあり得ないんだ。

何処にもありはしない、なんの違いもない、そこにただ存在するというだけの、物理現象であり自然現象に過ぎないんだよ」


「……もういいよ」


晃介にはわかっていた。


意思疏通も、思想も、価値観も、何も"彼"には通じないということが。

知能の無い動物どころかまるでただの物質、死体とでも相対しているように。


まあ"彼"は既に、

××でいるのだけれど。


「なんにせよ、だ」


晃介はすっかり回復しているだろう傷と体力を確認する。

反吐の出るような演説を垂れ流されて、精神的な面からも考えれば減少しているが、動くぶんにはあまり支障はなかった。


「君はその身の内の狂気を、虚無を免罪符に振り撒く、いわば天災なんだよ」


腕に力を込め、倒れた身体を起こす。


「そいつが僕の知らないところで何を壊そうと、誰を殺そうと、知ったこっちゃあない。けど」


ゆらり、と立ち上がり、憎しみを込めて睨み付ける。


「そんなふざけたものに僕たちの、大切な毎日を滅茶苦茶にされるのは我慢ならないってことだッ!!」


晃介は自身の"力"を再度収束させる。


遺愛にも明かしていないその能力は他者の心に自らの思想を焼き付け、書き換えてしまう。

暗示や催眠などというちっぽけなものではなく、その人間の本質すら上書きされて、変えられてしまうという恐ろしい力だった。


この能力を全力で行使するというのは、対象を完全にこの世から排除するということ。

その力、"セラピカル・グレイア"の発動条件の一つの、睨み付けるという行為をためらいなく行った。


しかし。


「ふうん…」


目と目が合う、などという面倒な条件ではない。

晃介が睨んだという条件さえ叶えば、対象は既に支配下にあるのだ。


「あはっ、そっかぁ」


その対象であるはずの"彼"は、平然としていた。


効果が、ない。

それは晃介にとって初めての経験だった。

全てが晃介の妄想である、ということは無いはずだ。現に先程、母親は普通なら絶対に呑む筈の無い条件をなんの疑念も差し挟まずに受け入れていたし、能力に目覚めて以来、日々の軋轢にもどうにもならない時だけはこれを用いた解決策を見出だしてきたのだから。


"彼"に対して能力を仕掛けたことが無いのではない。


だって現に。


「僕があの時"死んだ"のはぁ」


"彼"を"殺した"のは。


「晃介、に殺されたんだね」


このチカラ、なのだから。




――――――あははっ、あははっ、あははははっ、あひゃはははは、あーっはははは、あふはーはーはーは、いひひひっ、ひーっはひゃはは、あはっあはっあははっ、きしひひゃはは、あひひへへへ、あ――――ははひゃ―ははははぁ!!!


狂いきった笑い声が木霊する。


晃介も自分が狂いそうなのを感じていた。

訳がわからない。なぜ、こんなことになっている?


とにかく、目の前の亡霊を消さねばならない!


「あぁああああ―――ッ!!!!」


転がっていた、骨が真ん中で軽く曲がった傘を拾って殴りかかる。

そんなものになんの効果があるかなど頭になかった。あるのは何度でもまた、あいつを殺してやるということだけ。


「はぁー、よっと!」


その破れかぶれの太刀筋を、滑るようにすり抜けるように回避して、

電圧最大の、スタンロッドを口腔内に捩じ込む。



―――バヂバヂイィィッッッ!


身体中を四方八方内部から爆発させられたような、形容しがたい衝撃が貫く。




視界は完全に暗転し、晃介はひとまずこの空間から解放された。

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