5/6
異界遊園地
遊園地はとてもきれいだった。夜で真っ暗だった駅とは対照的に光輝いていた。
仮装大会だけではなく、しっかりアトラクションも稼働しているようだった。
「きれいですね」
「そうですね」
二人の会話はなかなか続かなかった。
見て回ったり、アトラクションに乗ったりしていくうちに、あっというまに時間が過ぎ去っていった。
仮装をしている人を何人も見かけたが、どれもクオリティが驚くべき程に高くて、すごかった。そう、まるで本物のような──────────
狼男の仮装をしている人は、耳も尻尾も触り心地がよさそうにもふもふしていて、動いていた。
ガイコツの仮装をしている人もいて、動くとカタカタ鳴っていた。
(待って………おかしい……仮装にしては出来すぎている……まさか………)
ヨウカは、そこで初めておかしいことに気付いた。
「ねえ、やっぱり、今すぐ帰りたいんですが………」
ヨウカは、おそるおそる男に聞いた。
「うん?なんで?」
男は不気味に笑いながら聞いてきた。




