3/6
電車に乗ると……
ヨウカは、仕事を終えて、帰路についていた。
「今日も疲れた~~」
「もうあんなブラック企業なんてやめたい……」
ということをつぶやきながら駅のホームで電車が来るのを待っていた。
すると、駅の広告が彼女の目に入った。
『Happy Halloween~仮装大会開催~』
「へえ~、そういえば今日はハロウィンだったな~~」
「まあ、私には関係ないことだけど……」
ヨウカは、電車が来たのでそれに乗った。
そんな彼女のあとに続いて、男が乗ってきた。
普段ならほとんど人がいない時間帯にも関わらず、乗ってきた男に対して、少し疑問を抱いた彼女だったが、疲れた頭は考えるのをやめた。
ヨウカは、電車で座席に座ったら急に眠気に襲われ、そのまま眠りに入ってしまった。
普段は、いくら疲れていたとしても外で寝ることはない彼女。
しかし、今日はなぜか眠ってしまった──────────
───ヨウカのあとに入ってきた男、彼は昼間の妖狐だった。彼は妖狐の力でヨウカを眠らせたのだった。




