表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【完結】伴侶がいるので、溺愛ご遠慮いたします  作者:   *  ゆるゆ
本編

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

85/87

応援はがんばるよ




 ぽぽるる、ぽっぽっぴ──!


 小人さんたちのおかげで、バチルタ邸が修繕されました!

 隙間風と雨漏りがなくなったよ!

 しあわせ!


 ゾホとメィファのいちゃらぶ新居と、ニィハとガディのえちえち新居が建ちました!


 心おきなくがんばってください!

 別居だいじ。


 売れ残り仲間が、伴侶もち仲間になっちゃった!

 皆とってもしあわせそうです。よかった!


 火山灰洗顔料と肥料の販売を開始しました! あほ売れしてます!

 おかあさま、おとうさまの宣伝効果が、すごすぎる!


 王が認可してくれたので、小人さんたちが魔石工場建設中です。

 ゾホが唸りながら火山の魔素を吸いあげる術式を考えてくれてます。

 めちゃくちゃむつかしそう。

 近くから覗くだけで眩暈のする魔法式!



 領民の皆もバチルタ家も伴侶仲間もふつうの反応だったので、ゾホもメィファも分厚いフードと瓶底眼鏡を止めました。


 ちょっと目が潰れるかと思ったほど、かっこいーゾホと、かわいーメィファは、めちゃくちゃお似合いでした。すごい。


「………………!」


 火山灰だらけになって、お芋の苗を植えてくれるメィファが、めちゃくちゃかわいー。休憩で畑を見に来たゾホが、とろけてる。わかる。


 メィファの専門は、農学なんだって!

 バチルタ家領の火山灰土壌でよく育つ芋や砂糖大根の品種選別、品種改良をしてくれてる。


 こっちも、ものすごくむつかしそう。

 覗きこんだ数式は、眩暈がしました。


 全然違う専門なのに、ゾホもメィファも頭がめちゃくちゃよくて、お互いが何をやってるのか解るから、お互いにアドバイスができるみたい。研究がはかどるんだって!


「……今までどうして、おつきあいしてなかったんですか……?」


 茫然とするノィユに、ゾホもメィファも真っ赤になって、うつむいた。



「そ、その、じ、自分が、ふさわしい、と思え、なくて……天のうえの人だと思って、いた、から……」


 ぽそぽそ呟くゾホに、メィファもこくこくうなずいてる。

 なるほど、お互いに手の届かない人だと思ってたんだ!


「両片思いだったんですね!」


 ゾホとメィファが噴火してた。かわいい。



 ニィハとガディはもう、毎日がえちえち三昧らしいよ。


「ノィユありがとう──! これが人生薔薇色って言うんだね! 僕、やっと、やっと童貞を卒業できそうだよ──!」


 いや、それはとってもよかったし、喜ばしいけど、3歳児に叫ぶ言葉かな!?


「……いや……俺も童貞なんだけど……」


「ガディが童貞なんて最高だよ──! 一生童貞でいてね!」


 ニィハのかわいい唇から、よだれが垂れてる。

 ガディがぬぐってあげてる。やさしい。


 ガディはガチムチ騎士なだけあって、体力がものすごくて!

 放置されてた火山灰土壌を、豪速で耕してくれてる。


 ツーとホーも、耕すの手伝ってくれてるんだよ!

 めちゃくちゃかわいー。

 領民の皆にも、大人気だよ!


 魔道列車は、小人の皆さんとゾホとメィファで計画中。

 ものすごく頭いい人たちと、何でもつくれる器用な人たちなので、しゃくっと造ってくれそう!



 ノィユがしてるのは、応援だけです。ごめんなさい。







評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ