表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

氷象響く

恋がおわる瞬間を氷にたとえてポエムにしました。鹿嶋はレンジになれるのだろうか?

21年12月の冷えた朝。9時12分


 ここにはもとから何かあったのか?

 

 それとも、それは息をひそめ、地中から何かを探すかのようなアンテナを出していることに私はまだ気

づけていないだけだろうか?


 過去を洗い出し、きれいにすきとおったもののように浄化することは不可能なのだろうか?


 水という水をきれいにしたいと祈れど、さまざまな外的要因によりいずれ濁ってしまう。


 美しいうちに、一気に氷点下まで凍り付き、現実のときの流れからはとらえられない場所に置き、好きな時に何時であれ触れることができれば生きていけるだろうに。


 綺麗な想い出のままで、ひやっとして透き通った氷。


 それでいてその中にあるのは冷え固まる瞬間に偶然入り込んだ空気が作ってしまうことになった泡による氷の塊。


 恋や愛の名前をつけたくなるのは、自分の気持ちを相手に全身全霊で体当たりしているうち。


 ふりむいて、つかまえてもらうまでは完全な恋。


 あとの二人の関係を整理するとすれば、名前が必要なのだ。

 

 そして、生き続けるためには、「恋愛」以外の名前をつけなければ生き抜けない。


最後までつきあってくれてありがとうございます。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ