心から
過ぎゆく毎日に、
流れゆく心は、
確か昔、どこかの
通りで歌にした。
季節を携える
風や時や夢は、
今だって、誰かの
心で鳴り続く。
詩にしましょう、
音にしましょう。
五月の晴れた空の下、
今日も生きるから。
耳など澄まさすに、
聞こえる言葉は、
迷いつつも願う、
あなたへの愛しさ。
できることなら、
穏やかでありたい。
今だって、どこかの
心に降り積もる。
詩にしましょう、
雨にしましょう。
六月、静かな梅雨の宵、
きっと、気にかかり。
この世に相応しい
生き方はあるのか。
良いか悪いかだけが、
偏に、泣き続く。
乱れて漂えど、
雲を抜け夏へと。
今だから、語るは、
季節の生き様か
詩にしましょう、
笹にしましょう。
七月、輝く天の川、
永遠の心から。