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剣豪の子孫の三國無双  作者: シーサーキングJr.
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6都に向けて出陣

劉備りゅうび達の兄弟盃の立会人をした日から、三日後、都に向けて出発の日朝日課の素振りをしていたらちょうさんがやって来た。

「蓮殿あはようございます。私も一緒に剣の素振りをして良いですか?」

「別に構わないよ一緒にやろうか」

「ありがとうございます。それと一つお願いがあるんですが、れん殿が使っている刀を一つ私に譲って欲しいですがお願いできないでしょうか」

「刀をですか?予備もあるので別に構わないですけど。今趙ちょうさんが使っている剣と扱い方が違うので慣れないと難しいと思いますよ。しかも今日から都に向けて出発して黄巾賊こうきんぞくと戦うって時に変えるのは危険ですよ。」

「それは分かっています。3ヶ月とはいえ扱い慣れている武器の方がいいのは、ですが私は、れん殿のようになりたいのです。農民出身の私にも態度を変えず接してくれるし剣の腕も立つ私はれん殿にずっとついて行きます。なのでれん殿の剣を私に教えてください。」

「分かりました。予備の刀を一つちょうさんに譲りますでも私について来るのは劉備りゅうび殿に許可を取ってください。劉備りゅうび殿には大志があります。そのためには多くの兵が必要になります。私の勝手な判断で劉備りゅうび殿の邪魔をしたくありません。それと今回の戦いにはいつもの剣でお願いします。」

鍛冶屋に作ってもらった刀をちょうさんに渡し、そのまま刀の稽古をした。

しばらく、ちょうさんに刀の使い方を教えていると、関羽かんう張飛ちょうひがそろそろ出発するとのことで呼びに来た。関羽かんうが話しかけてきた。

れん殿それにちょう朝から訓練とはさすがですな。しかしそろそろ準備の方をお願いします。」

「分かりました。少し待ってください。すぐ行きます」

ちょうよ腰に刺しているのはれん殿が鍛冶屋に作らしたものじゃないかもらったのか?少し見せてくれないか。」

「はい、先程も少し手解きをしてもらいました。どうぞ」

関羽は刀を受け取り鞘から剣を抜き軽く振ったあとそのまま刀をちょうさんに返した。

「この刀というやつは握りやすいし、我も欲しいな。しかし我にはこの使い慣れた。青龍偃月刀せいりゅうえんげつとうがある。」

そう言って関羽かんう薙刀なぎなたのような武器を見せてきた刃のところに龍の細工が施されていた。準備を終え関羽かんう達のところに戻った。

「お待たせしました。それでは行きましょう。」

四人で劉備りゅうびの元に向かった。劉備りゅうびの待つ場所に着くとすでに兵士たちも準備を終えていて、出発待ちだった。

劉備りゅうび殿遅れてすみません。朝の稽古をしてたら時間が過ぎてました。」

「人は何かに夢中になると時間を忘れてしまうものですから、仕方のないことですそれでは都、洛陽らくように向けて出陣しましょう」

劉備が言った後馬を走らせ洛陽らくように向けて出発した。

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