37 一騎打ち
刀を抜き馬超と名乗った男に刀を全力で振り下ろした。それに対して馬超は構えていた槍で軽々と受け止め、そのまま馬超は蓮の脇腹目掛けて突きを放ってきた。その槍の突きを左手に持った刀で受けた流したが、正史では劉備の配下で関羽や張飛と並んで歴史に名を残した程の男、近くで趙雲が馬岱と戦っているがその様子が気になるがその隙が全くなかった。今は目の前の相手馬超に集中しないとこちらがやられてしまうそう考えていると。
「おい、蓮よこの馬超の攻撃を受け止めたことは、俺は黄巾賊の棟梁をあともう一歩まで追い詰めた二刀流の猛者の噂を聞いて一度戦ってみたいと思っていて、さっきの構えを見てその猛者がお主の事だったと確信して久しぶりに猛者と戦えると期待していたが俺の攻撃を止めるだけか残念だよ。これで終わらせてやる。」
馬超はそう叫ぶと持っていた槍で突きを繰り出した。その一撃は今までの突より数段早かった。その突きを左手に持った刀で受け流し馬超から距離を取ってどう馬超を攻略しようか考えた。数回馬超の突きを受けてわかったが、馬超の槍捌きは超一流でありさらに腕力もありその攻撃を安易に受け続けていてはこちらの腕が使い物にならなくなる。現に数回馬超の槍の攻撃を受けた左手は痺れて感覚が鈍くなって来ていた。なるべく早く決着をつけなければ負けるのは俺の方だろう、しかし馬超が持っている武器は槍こちらは刀リーチの差がある槍持つ相手に距離をとって戦うのは得策ではない。しかし槍はリーチが長い分距離を積めれば不利になるが馬超は俺がこの時代の歴史にも名前が出てくるほどの男、そう簡単なことではないはず、それに馬超は腰に剣を差している。槍を構えていてもいざという時にすぐ剣を抜けるように構えていた。なら馬超の意表をつき剣を抜く隙を与えなければいいがそれをどうしよか考えているとふと自分が持っている2振りの刀が目に入った。その時一つの案を思いついたがそれは一か八かの賭けになるしかし他にいい案は思いつかず賭けに出ることにした。俺は二刀流の構えをとり馬超に向かって駆け出した。
馬超は蓮を迎え討つため槍を構えた。しかし蓮は馬超の槍の突きの間合いの少し手前で右手に持っていた刀を馬超に向かって投げつけ馬超が避けている隙に左手に持っていた刀を右手に持ち替えて素早く馬超の首筋に刀の刃を当てた。馬超はしばらく驚愕していたが突然豪快に笑い始めた。
「ガハハハハ噂通りの強さだ。蓮よ我の負けだ。もう戦う気はない剣を納めてくれ。」
蓮は馬超の首に当てていた剣を納めた。すると突然馬超が何か覚悟を決めた顔をして蓮の前で片膝をついて頭を下げた。
「我はたった今からあなたの配下に入る。これからよろしく頼む大将。」
そう言い蓮の手を掴んだ。




