3乱世の奸雄との出会い
俺は、関羽と張飛と急いで劉備の元に戻った。
劉備の元に戻ると劉備は新しく義勇軍に加わった人たちの前で今から出陣することを言った。すると一人の青年が言った
「俺たちは昨日までただの農民だったんだ、武器を持って戦った事は今まで一度もないんだよ。
確かに義勇軍に入るって言ったけど訓練も何もなしだったら、みんな死んでしまいす。せめて訓練してから、戦うんじゃダメなんですか?」
すると劉備は大きな声で言った。
「確かに、普段なら訓練をして武器の扱いに慣れてから戦に出るんだが、黄巾賊がこの街に進軍中と聞いている。私の志に応えて義勇軍に入ってくれたみんなの家族がひどい目に会うのを見たくないのだ。我々はまけない。皆行くぞ」「おー」
みんなは覚悟を決めたように槍を持った。そのまま出発した。
しばらく行くと小さな丘に到着した。少し遠くの方に黄巾賊がいたが何か様子がおかしい。よく見てみるとすでにどこかの軍と戦っているみたいだった。すると劉備が俺と関羽を見ていった。
「関羽と蓮殿、黄巾賊と戦っている軍が少し押されているように見える。二人で救援に行ってもらえないか、我々全員で行きたいが、訓練をしていないこの軍で攻めてもただ兵が傷つくだけだ。しかし黄巾族を打とうとしている同志を見殺しにはできない」
「わかりました。兄者見事あの軍を救って見せます」
「俺で役に立つならやってみます」
俺は、手が震えていた。確かに幼少期から剣の訓練を受けてきたが人を斬ったことはない、しかもここは戦場だ、相手をやらないと死ぬのは自分頭では分かっていてもどうしても躊躇してしまう。その時、俺は幼馴染の陽菜のことを思い出した。
(そうだ、俺は絶対生き抜いて元の時代に戻ってやる)俺は、覚悟を決め関羽と一緒に馬を走らせた。
俺と関羽は敵の側面から突っ込んだ。黄巾賊はほとんどが歩兵だったが、二人だけ馬に乗った男がいた。
「蓮殿わしは白い馬に乗った方をやる、お主はもう一人の大きい方を頼む。」
「わかりました」
俺は、馬に乗った大柄な男の前に進むと剣を抜き相手に斬りかかる。一撃目を止められて相手が切り返した時に相手の剣を振り払いその隙に相手の首を斬った。
俺は、その直後関羽の方をみたがすでに勝負がついていた。
その時関羽が大きな声で「敵将打ち取ったり」といったそれを聞いた黄巾賊の兵士たちは、半分は逃げ後の半分は降伏した。
その時、後ろから声をかけられた。
「見事な戦いだった。助かったぞ」
最初に、黄巾賊と戦っていた軍の将軍だろうか、立派な鎧を着ていた。
「お主達名はなんというもしよければ、わしの元に来ないか?」
「私は関羽ことらにいるのが蓮だ、わし達は劉備の兄者に仕えているので、お主の元にはいけぬ」
「そうか残念だな俺は曹操という、黄巾賊と戦っていたらそのうちまた会うだろう先を急いでいるからこれで」
そい言って曹操は去って行った。
これが三国志の二つ目の国魏の基礎をつっくた曹操の出会いであった