25お転婆な姫
振り返って刀を構え矢がとんできた方を見ると顔を頭巾で隠した人物が剣を構えて立っていた。敵に向かって行こうとした時、程普が俺の前に入り剣を構えた。
「待ってください。蓮様あなたは孫堅様がこの領地に呼んだ客人です。ここは我々が相手をします。蓮様は下がっていてもらえますか?」
そう言われては下がるしかないと思い刀を鞘に収め程普に任せようとした時、顔を頭巾で隠していた敵がその様子を見てあわてたかのように大声を出した。
「待て、程普のおっさんじゃなくてその男と勝負させろ。そうじゃなければこんなことした意味がなくなってしまう。」
その声を聞いた孫堅軍の者達は皆驚いた表情をしていた。すぐに正体が分かった孫策と程普がすぐに辞めさせようとしたがそれを周瑜が止めた。
「孫策様それに程普殿ここは姫の好きにさせましょう。程普殿は蓮様の実力を知っているかもしれないが我々は知らない彼の実力を見るいい機会ではないですか?」
「さては周瑜これはお主の策か?姫様に蓮様がくることを話し顔を隠して襲撃したらバレないとでも話したのでしょう。姫様ならすぐに話に乗るはず、分かりました。どうせ何を言っても言うことを聞かないだろうし蓮様の実力を見ればすぐおとなしくなるはず。全くあのお転婆め自身の立場を考えて行動して欲しいものだ。」
頭を抱えている程普を見ているとなんとなく状況を理解した。きっとあれは孫堅の娘なのだろう。程普が頭を抱えているの見るに話しあいでは言うことを聞いてくれないだろうそうなると俺が戦うしかないが相手は孫堅の娘怪我をさせるわけには行かない。どうしようか考えていると程普と孫策が近づいてきた。
「蓮様きっと状況は理解しているかと思いますが、何も聞かずあいつの相手をしてもらえませんか?我々兄弟は程普や他のものから幼い頃から剣術や弓など指南を受けていますので心配は入りません。変なことに巻き込んでしまし申し訳ない。」
「分かりました。納得していただけるか分かりませんがやってみます。」
刀を構えて相手の正面に構えて孫堅の娘の出方をまった。孫堅の娘は両刃の剣を構え一気に距離を詰め正面から振り下ろしてきた。それを受け止めたが女性の一撃とは思えぬほど攻撃が重かった。そのまま連続で攻撃してきてそれを全て受け流す。そのまま相手の持つ剣を弾き飛ばしそのまま首元に刀を当てた。しかし相手は孫堅の娘刃の方を当てるわけにはいかず刀の背面、峰を当てた。そうとすぐさま程普が止めに入った。
「そこまでこの勝負蓮様の勝ちでいいですね。周瑜それに姫様これで納得していただけますか?」
二人は頷いた。そして孫堅の娘は顔を隠していた頭巾をとった。
「初めまして私は孫堅の娘、孫尚香と言います。背後から弓を打ち込むような無礼をお許しください。しかしなぜ背後からの攻撃を防ぐことができたのですか?」
「俺は蓮です。街を案内してもらっている間ずっと視線を感じていたので、殺気は感じられなく多分監視されている気配はずっと感じていて警戒はしていたのです。しかし俺を監視していたのは孫尚香様お一人ですかもう一人いませんか?」
「いえこの作戦を考えたのは周瑜です彼が蓮様を誘導してくれる手筈だったので監視していたのは私一人です。」
「そうですか変な質問して申し訳ない。」
しかしその時もまだ誰かに監視されている感じがしていた。警戒しながら街の市場をみて回った。




