ここはどこ
「おいたったこれだけで倒れるなそれでも宮本武蔵の子孫か」
これが俺の父である宮本修の口癖である。この言葉が大嫌いだった
そうなのだ俺宮本蓮戦国時代剣豪と呼ばれた宮本武蔵の子孫なのである
なので幼少期か武蔵が広めた二天一流を徹底的に叩き込まれ大学生になった今でも朝晩毎日修行している。
俺はずっと疑問に思っていることを父に聞いてみた
「なあ親父、今のこの時代で、人を切るための技ってこんなに必死になってまでやらないといけないことなのか?将来の役に立つことないし無駄だと思うけど親父はなんでこんなに真剣なんだ?」
「何言ってんだ。先祖代々繋いできた技術をここで終わらした先祖に申し訳ないだろそれにな一度失われた技術は二度と復元できないんだぞ武蔵の子孫として後世に伝えていく義務があるだからお前には完璧に習得してもらうよし今から朝の修行するぞ」
それから3時間後朝の修行が終わり、一息ついていると大学のレポート作成のため大学の図書室行く予定だったのを思い出し大学に向けて出発した。
大学に行く道の途中で後ろから声を掛けられた
「おはよー一緒に行こうって言ったのにおいていくのひどくない?」
彼女は、佐藤陽菜は隣の家に住んでいる幼馴染で同じ大学に通っている。
「今日も朝から稽古でクタクタだったから、忘れてたわ、すまん」
「だと思った、まあ良いけどね所で今日は何のレポートだったっけ?」
「確か三国志のレポートだったっけ」
たわいもない話をしていると、図書室についた
「俺が歴史書探してくるから先に席で待ってって」
「はーい分かった」
俺はいろんな歴史書が置いてあるコーナーにたどり着き三国志の本を探す。
「えーっと三国志、三国志っとうわ最悪一番上の棚にあるじゃんこのままじゃ届かんな」
脚立に登って取ろうと思ったが届かず爪先立ちになったところ歴史書を掴んだとき
足を滑らせてしまいそのまま地面に頭からおてしまいそのまま目の前が真っ暗になった
目が覚めると俺は荒野に居た。
「あれ確か俺図書室に居なかったか?」
ふと手元を見ると三国志の歴史書を持っていたしばらく状況が分からずどうしようか悩んでいると、遠くの方で土煙が見えるあれは何だろうとみているとどんどん近づいてきて馬に乗った数人の男達だった、男達はなぜか全員黄色い頭巾をしていた
男達が隣に来た時、俺はあることに気がついた。
(あれ?何でこいつらみんな剣を腰に差してないか、あれ絶対銃刀法違反だよな)
と考えていると男の一人が話しかけてくるが日本語じゃない、でもどこかで聞いたことがあるような気がすると思ってよくよく聞いていると理解できた。
中国語だ大学の授業で習っていたおかげで少しは理解できたが所々理解できなかった
頭巾の男達は剣を抜いて俺に向けてきた俺は死ぬと思った時、頭巾の男達がきた方角から3人の男達が迫ってきた。そして頭巾の男達を一切躊躇なく切りつけた。
何が起こったのか訳がわからず俺はその場から動けなっかた。3人組の1が俺に話しかけてきた。
「おい君黄巾賊じゃないよな怪我してないか?」
「えーっと怪我はしてないです、すみませんあなたは?」
「すまない名乗ってなかったな、私は劉備元徳という」
『えっ!じゃあ隣は関羽と張飛ですか?」
「そうだ」
その時俺はその時理解した三国時代にタイムスリップしてしまったと。
その時、遠くの森の中に一人の老人が遠くを見ながら小さな声で呟いた
「この腐った国を救う存在になって欲しかった黄巾党今や盗賊に成り下がってしまった、未来の若者よこの国を立て直してくれ」
そういうと老人は霧のように消えていった。