全ての始まり
ほとんど処女作です気ままに書いていこうと思うのでよろしくお願いします
「大丈夫か?」
目を覚めた時そんな声が聞こえた
どこか悲しそうででも満足しているような顔で涙を流していた
(此処はどこだ?)
言葉にしようとしても言葉にならない
その男の人は僕を抱き上げてこう言った
「君の瞳はあの人にそっくりだ」
そう言ってまた男の人は涙を流した
五年後
その時にはもうあの男の人がSランク?と言う魔物を倒せるようになっていた
その男の人は僕にリリーという名前をつけた
最初はなんで女の子みたいな名前なの?と思っていたが本当に女の子だったらしい
(前世は男だった気がするんだけどなぁ)
どうも僕には前世の記憶があるらしい
といっても自分の名前や親それと自分の記憶が全くない地球という星の日本というところで暮らしていたとしか覚えていなかった
今日は魔法を始めて教えてもらう日だ
「まず魔法には基本属性の火水風があってそこから特殊魔法の空間魔法などがある」
そう最初に言っていたが全くと言っていいほどできなかった
男の人に魔法はイメージだよと言われて少しはできるようになったがあまり実用的ではない
男の人は「最初は誰でもそんなもんさ」と言っていたから頑張ればできるようになるのかな?と思っていた
一年後には上級魔法も出来ていて男の人は「一年で上級魔法を使える人は初めて見たよ!」と言われて少し照れてしまった
その上の超級魔法というものはとても難しかった
どのくらいかというと上級魔法の三倍ほど難しかった
まず詠唱が長くて覚えるのに苦労した上級魔法なら無詠唱でも発動できるのだがとにかく超級魔法は格が違った
7歳になって鑑定というスキルを貰ったスキルなんて貰えるのかと思ったがどうやら本当に貰えるらしい
その日初めて自分のステータスを見た
LV 1524
名前 リリー
性別 女
魔力 14658264
種族 人を超えし者
ジョブ ???
スキル
「剣技LV85」「剣斬LV52」「火魔法LV62」「火炎魔法LV54」「水魔法LV58」「風魔法LV53」「爆裂魔法LV48」「身体強化魔法LV73」「空間魔法LV49」「転移魔法LV36」「無詠唱LV42」「偽造LV34」「回避LV54」「先読みLV48」「テイムLV59」「直感LV47」「生活魔法LV82」「鑑定LV10」「料理LV86」「神力」「神速」
加護
「武神の加護」「全魔法神の加護」「???の加護」
称号
「剣神」
(え?何このステータスバケモンじゃん...これでもあの男の人には傷一つも付けれないのか...それってあの人前に「差は10倍くらいは無いと傷一つつけれないよ〜」って言ってたしあの人のステータスどうなってるんだろ)
「鑑定」
LV ?????
名前 ?????
性別 ?????
種族 ?????
ジョブ ?????
スキル
?????
(は?え?何このステータスなんにも見れないんだけど)
「人のステータスを覗き見するのは感心しないなぁ〜と言っても全然見えなかったでしょ?」
「は、はい何にもみれませんでした」
「そっか〜まだまだ修行が足りないね」
そうしてまたいつもの辛い修行が始まった
いつものように修行を終えて帰る途中に二メートルはある犬に出会った
「は?」
デカすぎる犬に少し怖がりながら家に帰ろうとしたが
「まて人間」
そう言われて怖くなり
「ひゃ、ひゃい!」
という情けない声を出してしまった
いくら強くても精神年齢が低いのだろう
そうしてその大きい犬は
「は?」
という声を出していた
その大きい犬は鑑定をしたのだろうそういう感じがしたなんとなくだけどスキル「直感」でそう感じた
その直後にその大きい犬は
「申し上げございませんでしたどうか命だけは取らないでください」
と言ってきた
一体どういうことなのだろう
「え?どういうこと?」
「私の鑑定で見れない者など存在しなかったのですが貴方様は全てが見えませんそれ故私より格上とお見受けしたのです」
とりあえず「鑑定」
LV 523
名前 なし
性別 なし
魔力 684853
種族 フェンリル
スキル
「風魔法LV42」「噛みつきLV32」「引っ掻きLV24」
「先読みLV18」「鑑定LV38」「眷属LV25」「直感LV21」「生活魔法LV13」
加護
「風魔法神の加護」
(あれ?私より弱い?)
フェンリル視点
(人間の匂いか久しぶりに人間も食べてみるか)
(あぁいたいた しかし小さいなまあいいか)
(あの人間我を見て怯えておるやはり面白いな人間の反応というのは)
「まて人間」
(念のため鑑定くらいしておくか)
LV ?????
名前 リリー
性別 女
魔力 ?????
種族 ?????
スキル
?????
加護
?????
称号
?????
(は?いや待てなぜ見えない)
(いくら鑑定のLVが高くても見えないことなど今までなかったのだが)
(前に聞いたことあるな「レベルが離れすぎていると全く見えない」と前はそんなことある訳がないと思っていたがこういうことなのか...この状況は実にやばい殺される可能性が出てくる...しかし死にたくはないここは必殺の命乞いだな)
「申し上げございませんでしたどうか命だけは取らないでください」
そうしてリリー視点
(さっきまでの「おい人間」とは大違いだなちょっと遊んでみるか)
「えーどうしよっかなぁー」
「どうかお許しください」
「じゃあさ「テイム」されてよペット欲しかったんだよねー」
「それで命が助かるならば「テイム」とやらをいたします」
(え?いいの?あのフェンリルだよ!まあテイムしてもいいならしちゃうか)
「それじゃあ「テイム!」おぉなんかすごい力が湧いてきたー」
「私も力がすごく湧いてきました」
「へー「テイム」ってすごいんだねー」
「いえそれは主様が強すぎるだけかと」
「えーでもあの人にだけは敵うきしないなー」
(え?なにあの人ってどんだけバケモンなのおかしいでしょ!だってフェンリルだよ!フェンリルなのにさはぁなんか悲しまあいっか強くなれたし)
「よーしそれじゃあ名前つけよう!どんなのがいいー?」
「主様がお決めください」
「えーそれじゃあねーフェンリルの「フェル」なんでどうかなー」
「了解致しましたこれからは「フェル」と名乗らせていただきます」
「えへへーこれからよろしくねフェル!」
「はいよろしくお願いいたします主様」
そうして家まで帰ったら当然のように怒られた
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