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神の遊戯は死の遊び  作者: 朝霧 月花
魔王編 第1章 孤高の魔王
4/5

古の洞窟

「なかなか洞窟見つからないなー」


ルネッタが先頭で索敵をしながら周りを見渡す。


「正確な位置が分からないからね。今日中に見つかればいいんだけど」


なにせ新しく発見されたばかりの洞窟だ。

曖昧な情報しかまだない中見つけるのは難しいだろう。


「洞窟ってどんな場所なんだろうな。こないだ見つかったばかりならお宝とか色々あるかもな」


そんな話をしながらしばらく探索していると大きな洞窟の入り口を見つけた。


「もしかしてこれが新しい洞窟?」


「こんな大きな洞窟があったなんて。今まで誰も気付かなかったのでしょうか」


確かに紫音の言う通りこれだけ大きな洞窟なら誰かが見つけていてもおかしくないはずだ。


「まぁでもこんな森の奥だし分からなくても仕方ないんじゃないか?」


「もぉ、そんなこと気にしてないで早く行こうよ」


ルネッタが洞窟の入り口で手招きしている。


「そうだな、それじゃあ行くか」


僕たちはルイとルネッタを先頭に洞窟へと踏み入った。



* * * * *


「なんだか薄気味悪い洞窟だな」


先頭を歩いているルイが周りを警戒しながら進んでいく。


「確かに。今まで見たことがない魔物が多いしね」


「紫音が物知りで助かったわ」


ルネッタの言う通り、紫音が初めて見る魔物の注意点などを教えてくれる分戦いやすい。


「お?今度は蛇のお出ましだぜ」


「あれはゴルスネークです。牙に毒を持っているので気をつけてください」


大きな黒い蛇が現れ、戦闘態勢に入る。


「俺が抑えるからルネッタと紫音はサポート、シュウはとどめを頼む」


「わかった」


ルイがゴルスネークの正面で攻撃をいなしているうちに僕は側面に回り込み、魔力を練る。


「そんな攻撃じゃ当たらないぜ」


ルネッタが弓矢でゴルスネークを牽制しつつ、ルイが華麗に攻撃を躱す。


「パワード」


「よしっ、今だっ!」


紫音の補助魔法を受けたルイの一撃でゴルスネークが体勢を崩す。

その隙を逃さず、一気に畳み掛ける。


「これでとどめだ!」


僕は剣に電撃を纏わせ、ゴルスネークの首を切り飛ばす。


「さすがシュウだな」


戦闘を終え、ルイがこちらにやってくる。


「これくらいの敵なら楽勝だね」


ルネッタが辺りを索敵しながら言う。


「それじゃあこのまま一気に洞窟攻略するか」


そう言って先頭を歩いていくルイに僕らも続く。


洞窟には未知の魔物もいたが僕たちは難なく進んでいった。



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