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世界の構造
ふと思い立ち、考察したのが小学四年の九歳の頃だった。
だが、その思考を言葉にするには少々難しかった。
頭の中にビジョンとしてイメージがあるのだが、それをいざ言語に変換しようとすると言葉に詰まる。
それは宇宙、この世界の構造。
すべての次元は重なっていて、そこに有限の概念はない。
重なりとは、紙が本のように多重になっているわけではなく、光の重なりのようなものだ。
例えるなら映画の銀幕に複数の作品を同時に投影している状態である。
次元を行き来するのは可能であるが、対象の質量に乗じて困難になる。
逆に原子核以下であれば容易であると言える。
宇宙空間では、放射物質が不意に発生しては消えるという事象がある。
異次元はすぐそこにある。




