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僕の天使  作者:
2/3

きっかけ

入学式から1ヶ月経った。

クラスはもう、グループに分かれている。



「放課後カラオケ行かない?」

「いいねー」

そんな会話が飛び交う休み時間。

もちろん、僕はぼっちである。


クラスは大体4つのグループに分かれていた。

そんな中、志穂の周りには男女関係なく、いつもひとがいた。

大きな目に長いまつげ。髪は横で結んでいる。

おっちょこちょいなところが、かわいいし、明るくて優しくて人気があった。



「志穂ー、次移動だよ。早く行こうー」

志穂の親友のあかりが言う。

「うんー、ちょっと待って」

慌ててあかりを追いかけようとして机の間を小走りした時、僕の机にぶつかり、筆箱が落ちて中身が散らばった。


「あっ、流斗君ゴメン!」

そう言って拾い出す。あかりは教室の入り口で叫ぶ。

「そんな奴はほっといてさー、早く行こうよー」

「あたしが落としたんだもん。だめだよー、


よし、もう落ちてないね!ホントにゴメンね」

そう言ってニコッと笑いかける。

「いや、あ、うん、ありがとう」

上手く話せてないよな。たぶん顔も赤くなってるかも。

女子と話すのは久しぶりだもんな。


志穂は立ち上がってあかりのところに行こうとした時、今度は自分の足に引っかかって転んだ。

「ぐひゃっ!」

プラスチックの筆箱からペンが散らばる。



僕は立ち上がって、拾うのを手伝った。

「だ…だいじょうぶ?」

「えへへへ、うん、ありがと!

なんか、恥ずかしい」

志穂は照れ笑いをしながらペンを拾う。


「ホントありがとう!流斗君も早く移動した方がいいよ!じゃね」


志穂はあかりのところに走っていった。


その後の授業は志穂の笑った顔が頭から離れなかった。

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