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戦艦越後太平洋戦記  作者: 賀来麻奥
英米との対立
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扶桑突入

 戦艦扶桑が突入して入ってる。場所は真珠湾だ。


 「フン。潜水艦のやつらやってくれるわい。しかしやはり勝負には戦艦が必要だ」扶桑の射撃手はうれしそうに呟く。

 扶桑は14インチ主砲を12門搭載している。日本が始めて造った弩級戦艦だ。

 しかし速力と防御力が犠牲になっている。おまけに主砲の配置の問題で一斉射撃をするだけで、艦上の構造物が破壊される。

 

 そのような欠陥ゆえ戦艦山城、続けて伊勢 日向をつくる予定だっが、山城までで建造はストップ。

 伊勢と日向はまた次の機会に話そう。


 

 12月2日 〇二〇〇扶桑は真珠湾に到着した。


 「主砲打ち方用意」…。「第1,2主砲打ち方はじめ」轟!!


 真珠湾の燃料タンクが吹き飛んだ。1,2番主砲弾は焼夷弾を使用している。時代遅れの14インチ砲だがそんなことは今は問題ではない。

 重油が流れる。「第6,5主砲ドッグを狙え」閃光…。空気をきりさく砲弾の音が真珠湾の悲鳴に聞こえる。ドッグはいっきにぶち壊された。「第3,4主砲湾口の設備を破壊せよ」クレーンが吹き飛ぶ。資材置き場などが紙細工のように粉々に飛んだ。

 燃料タンクのガソリンなどが燃えて、真珠湾を照らしてくれる。そこに主砲弾が叩き込まれる。


 湾内の米軍駆逐艦などに米軍兵士が動こうとしたが、すでに火に包まれていてただ逃げ惑うしかなかった。重油に火が引火した。重油は燃えにくいが燃えたら消えにくいし、ものすごい速度で燃え出すのだ。

 米軍兵士が次々飛び起きて消火などに当たるが、いたずらに死傷者を増やすだけだった。陸地は燃やし尽くされ、ドッグや湾は決定的に破壊され、米艦隊も破壊されていく。


 真珠湾は地獄となった。軍設備の建物が吹き飛び瓦礫と化していく、湾はクレーンが倒れ燃料タンクは赤々と燃えている。船は燃えていく。破壊されていく。何もかもが…。



 扶桑は主砲弾を一体何発叩き込んだのだろうか?昼間のような明るさを思わせる真珠湾を眺めながら艦長以下、船員はどこか悲しそうだった。

 「艦長、自沈の用意できました。既に潜水艦が到着しています」「うむ、総員退艦」

 扶桑はこの日から大日本帝国より除籍された。そう殴り込んだら底で沈ませる予定だったのだ。しかしただ沈ませるのではない。地獄となった真珠湾口の入り口に沈ませ、再建すら難しくさせるのだ。

 

 潜水艦が扶桑の乗員を収容した後、扶桑に向かい雷撃を行った。扶桑は自沈していってるが、2度と浮かばさせないためである。水柱が立った。1本、2本、3本と雷撃を受けた大日本帝国の象徴の1つである、扶桑は沈んでいった。


 

 そのころソビエトでは。「スターリン閣下。準備が整いました」「これで中国を我が者にできるな」とスターリンが微笑んだ。日本はこの日の昼急に、ソ連より不可侵条約を結ばさせらた。

 そして中国に向かい宣戦布告をした。

 東京の時間で〇二五五だった。扶桑が砲撃開始した後であった。


 侵攻兵士は120万人に及ぶ。戦車も3000両を越えている。戦闘機は1000機。火砲は1万門。


 さらに日本から侵攻されないために40万と戦車1000両を貼り付けていたのもスターリンらしい。



 日本が動き出したときにソ連も動き出したのだ。時計の針は戻らない。

 

 

 

 ソ連が中国に宣戦布告。アメリカ、イギリスの対応は?

 さらに日本はどう動いていくのか?

 そして、ようやく戦艦越後完成;。今までタイトルにしか出てませんでしたね。 すいません。では次回もよろしくです。

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