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戦艦越後太平洋戦記  作者: 賀来麻奥
壮絶なる消耗戦
34/115

ミッドウェー海戦(前)

 艦艇の年代やデーターなどが違いますが

 この時期になるとアッツ島、キスカ島に日本軍は港の作成を完成させていた。燃料タンクなどの建造も終了させ連合艦隊の最前線基地としての使用が可能であった。最も大型艦の本格的な修復などは無理だ。


 ミッドウェー島の日本守備隊は特に侵攻する気も見えない毎日に少々ばかりなまっていた。ミッドウェー島航空隊はほとんど97式戦闘機である。9mm機銃と20㎜機銃など予備用の機材もそろってはいるものの大型爆撃機等はない。アリューシャン島の活用に対しえらく使い道の無い場所だった。


 中国戦線はロシア側がドイツ戦闘用に予備兵力は根こそぎ西部戦線に送り込まれ、補給物資など事実上9割をドイツ戦線に送っていた。

 これにより中国側への攻撃戦力は大きく減少した。重慶殲滅までいってもその後は恐らく身動きが出来なくなる。これで中国側が降伏すれば問題は無いのだがさらに逃げるというのなら大変な状況になる。中国側のロシア兵が引くに引けず中国側の反撃を受けるかのせいもある。

 スターリンはこの場においてまさかドイツが攻めてくるとは全く思っていなかったのである。ドイツ侵攻から毎日のように不安そうに部屋を徘徊し手で胸をなでおとす。そのような光景が何日も続いていた。

 


 アリューシャン島に戦艦「越後」「飛騨」「金剛」「比叡」「榛名」「霧島」や対潜艦12隻、補給船24隻は無事に到着した。

 山口多門の防空戦艦は南方派遣用にされていたためアリューシャンに派遣されなかった。



 アメリカ海軍はこの日パナマ運河を通してハワイに新たな対日戦力を置く事とした。最新鋭戦艦が真珠湾に入港した。軍港としての設備を再び整えた真珠湾は対潜用として2級駆逐艦のようなものが毎日哨戒に当たっていた。

 この最新鋭戦艦は4隻が送られてきた。「アイオワ」「ニュージャージー」「ミズーリ」「ウィスコンシン」だ。アイオワ級戦艦はパナマ運河を通過することを前提とするため前長に比べて幅が短い戦艦である。パナマ運河は約32メートルを越す幅を持つ船舶の通り抜けは危険とされている。上層の飛行甲板だけが大きい空母や、戦艦と比べ小型の巡洋艦やそれ以下の船舶は普通に取りぬけが出来る。ただ幅が広い戦艦はこれを越さぬように幅を小さくする必要性があったのである。サウスダコダ級戦艦の建造を実に2年前に決定したのだが、空母の護衛にできたほうが良く30ノット以上の速力を発揮する戦艦が無かくサウスダコダは居住性が悪くなるとの声も有り一転してこの戦艦を作成した。

 

 概要は以下のとおりだ。

 排水量45144トン  全長270.43m  全幅32.96m  主機 212,000馬力 

 最大速度約33.0ノット  航続距離15ノットで16,600海里  乗員1,921名

 兵装Mk.7 16インチ50口径砲3連装砲塔9門

   Mk.12 5インチ38口径砲連装砲塔20門

   40mm機銃4連装砲塔12門 20mm機銃20丁

   艦載機カタパルト2基 水上機3機

   装甲 舷側 307mm+22mm 甲板 121~127mm+22mm 主砲防盾 432mm+64mm 司令塔 440mm


 見てのとおりアメリカが工業力をフルに稼動させて作った越後級戦艦に匹敵する戦艦である。越後型戦艦がモーターの形やバルバス・バウを採用するなどして作ったのに対しアイオワ級は21万馬力もの大出力エンジンを搭載した戦艦なのだ。これに付け加えられるように最新鋭の巡洋艦や駆逐艦が配備された。

 巡洋艦はアトランタ級巡洋艦である。 アトランタ 、ジュノー 、サンディエゴ、サンフアン、オークランド 、リノ、フリント 、ツーソン、

の計10隻だ。


 兵器は127mm砲:連装8基16門  533mm魚雷発射管:8門  40mm砲:6門  20mm機銃:14門

 排水量は6000トンクラスの軽巡洋艦である。速力は32ノットである。

 

 駆逐艦はシムス級駆逐艦12隻。ベンソン級駆逐艦30隻、護衛駆逐艦エヴァーツ級4隻、グリーブス級駆逐艦12隻。56隻と護衛駆逐艦4隻だ。護衛駆逐艦とは主に輸送船護衛の駆逐艦で速力は21ノット程度と遅い。

 そしてこれは給油艦護衛用のとしてだ。後はその給油艦などが付いている。

 空母は海軍のエリートパイロットの少なさから取りやめられた。情報によれば日本海軍も現在航空兵力は島の航空兵力だけということだ。アメリカ本土を爆撃した化け物爆撃機さえ出てこなければどうにかなる。化け物爆撃機とは97式大艇のことである。


  

  ミッドウェー島所属で偵察していた潜水艦の伊12はこの動きを発見した。ミッドウェー島守備兵はこれを連合艦隊に通告した。

 そしてここ2日B-24偵察機用がちらほら来ている。


 これは来る。遂に米海軍が体制を整えて反撃に。我々は今米艦隊を再び撃滅しなくてjはならない。


 そのころドイツとロシアはスターリングラードとカフカス油田に守りを固めていたがスターリングラードの守りはドイツ軍の猛攻につぶされそうだった。


 果たしてヨーロッパ戦線とミッドウェーはどうなるのか。越後は連合艦隊は日本を救えるのか?

 ようやく越後の登場です。中間の話として6話おく予定だったのが15話にまで延長するという…中国戦線はもっと跡にする予定だったんだが。まあいいか。

 次回は連合艦隊VS新生したアメリカ艦隊が衝突ス。

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