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戦艦越後太平洋戦記  作者: 賀来麻奥
侵攻と暗雲
22/115

MO制圧作戦

 4月14日

 堂々たる姿で波をける連合艦隊の姿がそこにあった。

 編成は戦艦「長門」「伊勢」「日向」の三隻。他には駆逐艦が四隻付いているだけだ。と、思っていたが高速輸送船7隻が物資を満載し16ノットの速力で航行していた。

 この輸送船の中には復旧用の道具、戦闘機、弾薬そして増員として、歩兵第216連隊、山砲兵第33連隊及び衛生兵1000人だ。


 こうして来たるべくしてきた4月17日 〇九〇〇


 高速輸送船の陸揚が行われた。送られてきた戦闘機は97式戦闘機9機、96式艦戦12機、97艦攻24機である。大砲はというと高射砲であり最新鋭のものだった。そう88ミリ砲である。50門につき200発程度のものだが、十分な火力になりうる。

 また歩兵隊の装備は新型の98式歩兵銃だった。銃身を1メートルにまで切り詰めた後、9ミリ弾を使用しており連射可能だったが、そんなことをしていればすぐに弾が不足するのは目に見えているため1発撃つごとに、ロックがかかるようにされており一回一回引き金を引かねばならない。

 しかしそれでもかなりの高性能な銃でありマガジンは10発と22発の2種類がある。有効射程距離は1000メートルを超えており貫通力も従来の38式歩兵銃より格段にあがっている。


 そして内地よりきた優秀なパイロットもひとつの武器だった。従来のようにしていてはパイロットの予備が出来ないとされ、検査を緩くして多くの人を採用し3人で1機の機体を時間交代で使うようにしたのである。これで従来の3倍ものパイロットが出来るわけだ。


 そのころヨーロッパ戦線ではドイツが仏、英にたいし宣戦布告。170個師団でフランス国境に進出した。

 このころになるとⅢ号戦車ができた。速度は40キロで防御は並大抵の砲撃では破壊されない。主砲は50ミリであった。ドイツ空軍はbf109で制空権を取り、ハインケル He 111が上空から爆弾を投下しそこに戦車が突撃し、砲兵がかく乱させるという電撃作戦を展開しフランス軍をダンケルクに追い詰めた。イギリス海軍はヨットまで利用し撤退作戦を開始した。さらに上空には航空機300機。

 ドイツ陸軍はフランス軍を逃がすまいと追尾した。戦闘機200機、爆撃機300機で奮闘した。駆逐艦7隻、小型艦300隻が沈められ、捕虜が3万6000、航空機190機、死亡者1万4000という大損害をイギリス海軍に被らせた。ただ30万人が撤退していった。


 兵器と違って人間は簡単に作れないためイギリス軍の判断は正解だったといえよう。

 


 どうも10日ほど放置してました。


 さてヨーロッパ戦線も燃えてきました。MO制圧作戦はどうなるのか?

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