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赤いキャリーケース あらすじ
高校卒業を間近に控えた亮磨は、進路への焦りを紛らわせるように、毎朝まだ薄暗い山道をランニングしていた。ある朝、見慣れた道の途中で、白いワンピースを着た若い女性が立ち尽くしているのに気づく。彼女は崖下を指さし、落としてしまった赤いキャリーケースを取れないかと困ったように頼んできた。
亮磨は危険だと判断し、近くの管理事務所へ案内するが、職員が現場に向かったときにはキャリーケースも女性の姿も消えていた。不可解さを抱えたまま翌朝を迎えると、彼女はまた同じ場所に立ち、まったく同じ口調で「赤いキャリーケースを取ってほしい」と亮磨に頼む。
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