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白い曲がり角 あらすじ
仕事帰り、照屋奏多は気分転換のために夜の山道を車で走っていた。
街灯のない闇の中、白いワンピースの女性が道端に立っている。
「山頂まで乗せてほしい」と頼まれ、奏多は彼女を車に乗せる。
しかし、女性は山頂手前の急カーブに差し掛かった瞬間、跡形もなく消えてしまう。
後日、同僚の会話から、その女性が一週間前にそのカーブで事故死していたことを知る。
彼女は“迎えに行く”と言っていたが、実際には──
“迎えを待っていた”のは、彼女自身だった。
奏多は今も、夜の山道を走るたび、バックミラーの奥に白い影を見る。




