第四〇話 登場人物紹介(第一部終了時点)
【主人公陣営:ダンスカー艦隊】
ガゼル(ガンベゼル)
とある日本人男性の自我を内包した艦隊運用AI。陥落した宇宙要塞復旧の命を受け、資源採掘や新規建艦、宙戝討伐などに従事する。艦隊戦には能力を発揮するが、用途外のタスクには苦戦しがち。自我とAIの境界が曖昧になりつつある。
スカー
ダンスカー艦隊提督。勇猛を好み、武芸に秀でた女傑でもある。何らかの災害に遭遇し、麾下の艦隊をほぼ失った。にも関わらず救けた要人に請われ、戦に身を投じる。過日の災害は未知の蝗害が元凶と知り、対策の研究に乗り出す。
【味方陣営:アイセナ・トルバ連合軍】
ディセア・アイセナ
アイセナ王国女王。アモル帝国へ臣従するも捕らえられ、流刑に処される。流刑先への護送中に襲撃を受け、ダンスカー艦隊に救け出された。利害を同じくするトルバ氏族と連合した後、遠征する帝国軍主力の留守を突いて挙兵した。
エシル・アイセナ
ディセアの娘。母ともども、ダンスカー艦隊に救け出される。以後は連絡役としてスカーと行動を共にする一方、ダンスカー艦隊の動向や内情を探る密偵としての役目も負う。機転が利いて物覚えが早いが、多感な気持ちのやり場に苦しむ事もしばしば。
ベルファ
ディセアに仕える女参謀。主君の母港を守りきり、挙兵後も行動を共にする。情報収集や作戦立案を行う傍ら、自ら歩兵隊を指揮して戦う。武技にも優れ、物腰柔らかく理知的だが、帝国兵や未熟者には苛烈な態度で臨む。
ゴード・トルバ
氏族長だった父が戦死し、若くして後を継いだ少年。支持や影響力の強化の為か、強気で場当たりな言動が目立つ。作戦の是非を巡り、ダンスカー艦隊と模擬戦を行うも敗れる。失地挽回を急ぐあまりに抜け駆けし、連合軍全軍を窮地に陥れた。
【敵対陣営:アモル帝国軍】
デキア・カッツ
行政長官として宇宙港コルツを牛耳り、先住氏族の分断工作を兼ねた悪政を敷く。弄した策が逆に氏族間の結束を促し、連合軍の蜂起を招いた。連合軍の接近を察知すると第九艦隊をけしかけ、自身は密かに他の星系へと逃亡を果たす。
クイント・ティリー
第九艦隊提督。予備兵力として宇宙港ロンドに駐屯する。カッツの救援要請に応じて宇宙港コルツへ駆けつける途中、ダンスカー艦隊の足止めに遭う。そのまま連合軍本隊が参戦し、惨敗を喫するが、情報を持って落ち延びた。
オスカー・リックデル
第九艦隊参謀。明晰な頭脳と冷静な判断力で、ティリー提督を良く助ける。いち早くダンスカー艦隊の暗躍を見抜くが、連合軍参戦の前に敗れた。撤退戦の最中、身を挺した殿戦を繰り広げ、消息不明となる。
ガイウス・ザエト
第一四艦隊総督。星系外縁部へ遠征中に、連合軍蜂起の報せを受ける。補給を断たれて孤立するも連合軍の弱点を看破し、浮足立つ幕僚を纏め直した。挟撃を避けつつ連合軍との決戦に臨むが、ダンスカー艦隊の介入に遭い、停戦勧告に応じる。
グナー・ユーリス
第一四艦隊参謀。居並ぶ幕僚に物怖じせず、あえて言い難いことも直言する気概を持つ。連合軍との決戦で別働隊を率い、機雷罠を仕掛けて連合軍を待ち伏せた。しかし、ダンスカー艦隊の急襲で機雷罠は無力化され、混乱と膠着を招く結果となった。
ヴィルホルティス・ジェニス・クラウディア
アモル帝国第五代皇帝。ダンスカー艦隊の示威行動に動じず、自ら外交の場に臨む。時間が差し迫る中、揺さぶりをかけつつも、停戦の勅命を発した。その後も逆上する臣下を宥め、戦乱の収束に一役買った。
【その他陣営:パドゥキャレ同盟】
ジム・アンドラム
星系間貿易に勤しむ武装商人ギルド〝パドゥキャレ同盟〟代表。帝国軍の予備役でもあり、荒事にも慣れ親しんでいる。互いに利のある取引を大事にしており、縁あってダンスカー艦隊へ協力した。




