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#12 浮かれた国民
マシロは部屋にこもって荷造りしてる。「デカい人間になるんだ!」って、張切ってた。頑張ってほしいな。
そして、今日は月に一度。城が民衆に開放される日で、城に飾られている絵画や彫刻、家具などを自由に見ることができる。
それで、マシロに一つ頼まれた。城に行って玄関に飾られている絵を見てほしいって。それにはマシロの言ってた「リコ・エイル」っていう人がモデルの絵があるらしい。
「ルラが見て、これからの未来、もしお前がリコに出会ったら、オレのこと伝えといてくれよ。お前と同じようにオレもアトリエから出られた」
それがマシロからのお願いだった。僕は快諾した。
リコさんが描かれている絵も見てみたいし、何よりマシロのことを伝えてあげたい。
一人で城へ行くつもりだ。でも、人も多いだろうから、じっくり見れないだろうけど。
「行ってきます」
綺麗な服を着て出かけた。布が新しいから、動きがぎこちない。
それに、いつもより通りにオシャレした人が多いような気がする。
みんな浮かれてるんだな。
最後まで読んでくださりありがとうございます。




