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#11 もう大人なんだから。まだ子供なんだから。

 マシロの自立の話を聞いた次の日、僕は気になった。

 どんなふうに描くんだろう。見てみたいな。


 ……そもそも、僕たちって弟子と師匠だ。普通はその師匠の制作工程を見て、技術を上達させるものだと思うんだけど……ここに来てからそんなの一回もないな。みんな、画家さんが彫ったっていう石膏像とかをデッサンしてる。


 あんなので本当に技術上がるのだろうか。

 師匠にそんなこと言うのってすごく失礼だけど、まあ心の中でとどめてるだけだし、いっか。


「さ~て、今日はどれ使って描こうかな」


 僕……考え事してるときは声が低くなるから、これ見よがしに子供っぽい声を出すのが癖になってるな。まあ、実際子供なんだけど。


 キャンバスを持って、隅で描いていると、画家さんの書いている姿を見るための作戦をひらめいた。


 マシロが地下のアトリエへ入った後、ドアが開いた時に見えない方に立ってみようかな。引き戸じゃないから、影に隠れたらきっと上手くいくはず。


「よし、勇気を出して。やってみよう」


 絵の題材になるようなものが見えるかもしれないし、もしバレたらそれを理由にして、ごまかそう。大人は許してくれないだろうけど、僕はまだ子供だしね。

最後まで読んでくださりありがとうございます。

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