アマテラス星系
国際座標2400-ZMセクターΟに存在する恒星系。太陽系と似ている太陽系型恒星系の一つで、日本が領有権を持つ唯一の恒星系でもある。
恒星アマテラスを中心としており、各惑星には日本神話の神の名前が付けられている。(ちなみに星の名前は、その国の神話や宗教、伝説、偉人の名前などから採られており、アメリカは歴代大統領などの名前が付けられている)
居住可能な惑星は第三惑星・スサノオと第四惑星・オモイカネのみだが、オモイカネは地表の九割を酸化鉄を含んだ砂で構成された砂漠で覆われており、加えて水資源も少ないため実質的に居住可能な惑星はスサノオのみとなっている。なお、惑星オモイカネは、豊富な地下資源を有しており、現在の日本で使用されている半数近くを産出している。埋蔵量は残り三〇〇年分。
惑星スサノオは、地球によく似た惑星の一つであり、赤い色が特徴の衛星クシナダが存在する。(これまでに地球によく似た惑星は、一二〇ほど発見されており、その殆どが太陽系型恒星系に属するものである)
公用語は日本語。行政上は日本の地方自治体に当たるため、日本国民は検疫などはあるもののパスポート無しでの行き来が可能である。国務大臣である星系行政長官を長とし、その下に星系行政議会が置かれ、その下に各市町の長がいる。
物語の舞台となるのは、惑星スサノオの玄関口である港湾都市・星港市で、宇宙港と各市町に向かう鉄道の始発駅があり、人の出入りが激しく、犯罪も多い。