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光と色の世界N  作者: 八八十
差別と陰謀と契約・中
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エクシルが文字を覚える

表現の仕方を覚える

というように主人公視点の書き方を出来るだけ変えていければと思います

そこまでうまくできるかな

僕の周りを不思議な光が回ってる。

寝てる時はなかったってセシリアが言ってて、パレントさんもこれが一体何なのか全く分からないらしい。

応接室での話は僕が寝ている間に終わったみたい。

僕は街中を歩いても大丈夫だって、王様が念のため胸にキラキラ光る装飾品をつけてくれた。

王族の要人であることを示す勲章だ、君に下手なことをすれば首が飛ぶからこの王都で君に危害を加えるものはもういない、ていうものだそうだ。

ホークアイを闘技場に置いてきてしまったから取りに行きたいと王様に言うと、誰かに取りに行ってもらえることになった。

早速誰か呼んで指示を出してる。

宿をどうしようと村長とパレントさんが話していると、王宮に泊まっていけば良い、と王様が言ったんだけど流石にそれは出来ないって、散々言い合って、王に逆らうのか!て王様が言って、僕らは王宮に泊まることになった。

大人って大変だ。


「招待状にもあるがここ王宮で建国700年を祝う舞踏会を開くこととなっている。ぜひ参加をしてほしい。あのようなことがあった手前、厚かましいことではあるが。」


「陛下もお人が悪いですね、そのようなことを言われては、お断りできるわけがありません。是非参加いたします。」


そういえばそんな用事もあったね。

王様と村長が普通に話してるんだけど、良いんだよね?

王宮に泊まることになって、ぶとうかい?にも参加するってなったら、マリー様がロビンの腕に抱きついて、旦那様はこちらですわ、てメリーも連れて応接室から出て行っちゃった。

ロビン、どうしたんだろう。


「マリー様とロビン、婚約することになったのよ。」


リタさんが教えてくれた。

ふーん、婚約ねー。

えええええええ?!こんやくうううう?!


「それって!」


「うふふ、まだ先の話よ。16歳になったら大人として認められて、結婚もできるようになるから、それまではただの許嫁ね。」


セシリアが何かもじもじしてる。


「マリー様、ロビンと今日会ったばかりなのにすごいよね。でも、見る目あるよねマリー様。・・・エクシルぅ、私たちも結婚するぅ?」


こ、れ、は。

リタさん!


「あらん、あたしとの約束、忘れたのん?」


顎を撫でられてる!?

そんな約束したっけ?!


「う、うん。」


「え、結婚してくれるの?!」


「まさか、忘れたっていうの?!」


「あ、いや、ちが。」


「え、違うの・・・?」


「あら、ありがとう。うふ。」


忙しい!!


「セシリア!違くない!リタさん!約束守ります!」


セシリアの目が明るくなって目が潤んでる。

リタさんは、悪い顔してる。


「絶対だよ!」


「約束よ?」


あれ?2人とも悪い顔になってない?

あ、パレントさん。


「エクシル、この世の中には悪女が2人いるから、気をつけないと、いけ、ぷっ、ないよ。」


言ってる途中で笑い出してる。

村長も王様もニヤニヤしないでよ。

スカイル様は、すごい厳しい顔してる。


「スカイルも顔は良いのだから、もう少し女性に好かれる努力をだな。」


コンコン、とドアがノックされて誰か入ってきた。


「失礼します!こちらをお持ちしました。」


白い布団みたいなのにホークアイが綺麗にされて乗ってる。


「これかね?エクシル。」


「うん。ありがとう。」


「な、陛下に対して無礼だ、ぞ、あ、これは?!失礼いたしました!それではこれで!失礼します!」


走って出て行っちゃった。

きっと良い人なんだな、すぐ胸の勲章に気がついて、ちゃんと謝ってくれた。


「さっきの兵の人、良い人だね。」


「お、わかるかエクシル。そうだ、あの者は私が目をかけている者でな。そうか、エクシルがそういうなら・・・、よし、やはりそうしよう。」


「陛下、まさかあの者を最近取り決めされた王族の直属警衛に選出されるので?」


「ああ、そうだ。今そう決めた。あと1人も決まっておる。スカイル、お主ももう決めておるだろう。あの女性の兵を選出しておくからな。」


「ちょ、陛下!」


スカイル様、顔赤くなってる。


「節操ないわね、あんた。」


「!ふん、貴様、そんな年下とで一体何を考えているのだ。」


「歳なんて関係ないわ。それに、あたしこう見えても一途なの。ミスリルになってユニオンでは男が言い寄ってきてあとが絶えないのだけど、全部お断りしているわ。あたしにはね、この彼がいるんだもの。」


スカイル様に見せつけるように、僕の顔を撫で回して抱きつくリタさん。

ユニオンでそんな場面見たことないよ。

僕まで睨みつけられてる。


「スカイル様、何で護衛が必要なの?」


王様じゃなくてスカイル様に聞いてみる。


「ん?まずはそのはしたない女を退けてくれ。ありがとう。最近スタンピードが起きただろう?全ての迷宮がイースのように管理されていないのは、君も知っているだろう。そこで、王族から離れずに護衛する部隊を結成することになった。というのが表向きだ。最近貴族の間で不穏な動きがあることの報告を受け、私直属の諜報員が調査し監視をしている。このお祭り騒ぎに乗じてことを起こす可能性がある。そのための護衛、というのか裏の目的だ。今日、このあと護衛の発表をするのだ。闘技場で良い成績を収めた者、王族の目に留まった者が選出されることとなっている。」


そんなこと僕に話して良いの?

でもなんか変だ。


「ちょーほーいんの人、信用できるの?」


「な、私の忠実な部下を愚弄するのか?!」


「エクシル、それはスカイルに散々言ってはいることだ。我ら王族のために動いてくれるのは嬉しいが、その諜報員が貴族と結託している可能性も、こちらはちゃんと視野には入れておる。王族となると、友人は減る一方で、敵は増えるばかりだ。」


そうか、そうなんだ。

王様とスカイル様の寂しそうな顔、すごく似てる。


「僕も、味方は誰もいなかった。」


王様もスカイル様もハッとして僕の方をみた。


「あ、いや、すまん。」


「でも、ここのみんな、僕の味方になってくれた。王様もスカイル様も、味方になってくれるんでしょ?」


「ああ、勿論だ!」


「・・・陛下ほど君のことは信用できていないのが正直なところだ。」


まあそれが普通。

どうしたらもっと信用してもらえるかな。


「祭りっていつまでやるの?」


「明日から本祭が始まり、月の頭の7日間を催すこと、最初の3日間は王宮に貴族を呼び、1日開けてあと3日で民に解放する、王宮としてはそう定めているが、街中はひと月、祭りの状態が続くな。」


パレントさん。

見上げると頷いてくれた。


「村長、予定を伸ばしませんか?」


村長は少し考えて、何か閃いたみたいだ。


「そうですね、構わないと思いますよ。陛下、こういうのはどうでしょう、私どもを護衛に付けるのは。」


「ほう。」


「私は指導も兼ねてスカイル様につきます。勿論、そちらで選出された兵もそのまま護衛としてつけていただき、あくまで私たちはその補佐として、陛下にはパレント、マリー様は索敵に優れたロビンがおりますのでひとりでも十分ですね。王妃殿下にはエクシル、セシリア、リタを、いかがでしょう。折角の友好関係を殿下のおっしゃられた不穏な動きで失うのは、私どもとしても損失が大きい。それに、私たちが王宮に宿泊する理由もつくかと存じます。」


「なるほど。どうかな、スカイル、彼らに。」


「是非、是非に!!」


「だそうだ。」


スカイル様、すごい嬉しそう。

師匠となる人がいなくて、魔術書を読んでも理解が進まなくって悩んでたって、さっき聞いたけど、よっぽどなんだな。

村長そんなにすごいんだ、魔法見たかったな。


「パレントと、か。護衛は久しいな。」


「ええ、今のエクシルくらいでしょうか?」


「はっはっ、もう恥ずかしいからこの辺で。」


「それはそれは、私が教えているときの陛下は勇猛果敢であられ。」


「パレント!」


「ははは。陛下はエクシルの兄弟子だよ。」


そうなの?!


「パレントさん、見た目変わってないの?」


「ああ、全然変わっていないな。エルフは長寿というのはよく知られているが、ここまで容姿もあのときのままとはな。妻が何というかな・・・。」


「女性特有の悩みですね。それは仕方がないでしょう。エルフではないのですから。人には人の、短い寿命の美しい儚さもあるでしょう。」


人は70歳くらいまで生きれば長生きだ。

エルフは、どのくらいなんだろ。

コンコン、とドアを叩く音がした。

ドアが開いて、ドレスがドアを擦ってずずすって、大きな音がする。


「このドア小さくて、わたくしこの部屋は嫌いです。」


いろんなところがヒラヒラしてて、スカートは一体どうなってるんだろ、僕とロビンが隠れられそう。

後ろに黒い服の女の人がいる。


「エリザか。どうした?」


「どうした?ではございません。闘技場は最後のオーダーですわ。陛下がいらっしゃらなければ締まらないでしょう。こうしてわたくしが呼びに参ったのですのよ。あら、これはこれは、パレント様、ご機嫌麗しゅう。」


「もうそんな時間か。またあの重い服を着るのか・・・。」


「お急ぎくださいませ。わたくしもご一緒いたします。」


「スカイル、皆を客間に案内してくれ。余は闘技場に参るのでな。任せたぞ。パレント、早速だがついてきてくれ。」


「はい!陛下、行ってらっしゃいませ。」


スカイル様が深々とお辞儀して3人を見送ってる。

僕も真似してお辞儀をした。

王様と女の人、エリザさん、パレントさんが一緒に部屋を出て行った。


「さあ行きましょう。村長、いえ師匠!どうぞ!こちらです!」


スカイル様張り切ってる。

部屋を出ようとしたところでロビンが帰ってきた。


「・・・どうしたの?」


「それ、似合ってるじゃないか。」


ロビンが変身した。


「身ぐるみ剥がされた気分だ。」


ロビンより背の高いマリー様が力のない腕に絡んで離れそうにない。

でも片手にはメリーの手をちゃんと握ってる。


「メリー、よかったね。」


するとメリーはニコッと笑った。

僕とメリーのやりとりを見ていたロビンがメリーをずーっと見ている、見惚れてるのかな。


「マリー様、ロビンのその格好は?」


「明日の舞踏会の衣装ですわ!わたくしの旦那様ですからこのくらいの格好でないといけませんわ。」


スカイル様の今の服よりもずっと服がヒラヒラしてる。

特に胸のあたりがわしゃわしゃしてる。

緑のジャケット?はいつもの服に合わせたのかな。

髪の毛も後ろに全部流して固めてあって、ちょっと大人っぽい。

マリー様もメリーも、さっきの服と違うのは、舞踏会用の衣装に着替えたんだろうな。

僕たちは歩き出して、ロビンにスカイル様の話をして護衛につくことを伝えると、とても疲れた顔をした。


「こんなことしなくてもパレントさんの才能で誰なのか、すぐわかるんじゃねーの?」


「うーん、善人か悪人か、見ただけで判断はさすがにね。誰が誰とどうつながってどう考えての行動なのか、ひとりでは到底なし得ないことだろうから、手を引いている者を全員見つけて一網打尽にしておくのが良いだろう。王宮の、身内からも出るだろうから覚悟しておいた方がいい。」


「怖いですわ。ロビン、メリー、寝るときは一緒にわたくしの部屋で寝ましょう。」


「はあ、マリーが信頼してるやつを護衛につければいいだろ?」


それだとロビンになるよね。


「旦那様以外誰に任せれば良いのでしょう。ああ、わたくしたちはこうなる運命なのですね。今宵、2人は、うふ。」


顔が赤い。

一緒のベッドで寝るのはやっぱり恥ずかしいよね。


「マリー様、エリザ様ってどんな人?」


「どんな人と急に聞かれましても。わたくしの母であり、王の妃であり、陛下のことを一番に考える存在、ですわ。」


悪い人じゃなさそうかな。


「そっか、ありがと。」


「気になるのですか?」


「あ、うん。ほら僕、無属性だから。」


「それならご心配には及びません。もうメリーを王妃殿下のお目に入れましたから。殿下もメリーを快く受け入れてくださいましたわ。」


うーん、マリー様の視点が偏ってなければ良いけど。

あまり心配してもしょうがないか。

セシリアとリタさんもいるし、僕のことがダメでも2人なら受け入れてくれるはず。

あとは護衛になる兵が僕らをどう思うかだよね。

パレントさんや村長は大丈夫だろう。

ロビンはマリー様がいるからな。

僕ら3人は、というより、やっぱり僕は。


「着きました。ここが先が宿泊していただくお部屋になります。ここは祭りの間使用することはありませんし、ひとりひと部屋使用できるはずです。中のものは自由に使ってください。それでは師匠!陛下が護衛の発表にまたお呼びになると思うのですが、それまでご指導、お願いします!」


さっきからずっと村長と魔法のことで歩きながら話してたもんね。


「それでは早速、よろしいですか?殿下。光の空、転送。」


あ、消えた?!

あれが村長の魔法か。

光の空しか使えない空間魔法。


「旦那様はわたくしの部屋を使えばよろしいですから、ここの部屋は必要ありませんね。旦那様、舞踏会に向けて踊りの練習をしましょう!周りの者たちに見せつけてやるのですわ!」


マリー様、張り切ってる。

ロビン、こっち向いても何もできないよ。

ロビン、マリー様に連れて行かれちゃった。


「さあて、部屋の中でも見てみましょ。自由に使っていいみたいだから、エクシル、一緒に使いましょ。」


「わ、私も!」


両腕をがっしり、リタさんとセシリアに掴まれて一部屋ずつ回った。

特に中の作りとか置いてあるものは変わらないけど、その置いてあるものが見たことない。

僕でもわかる、豪華。

ベッドから何から全部豪華。

ベッドが大きくて部屋の半分以上ある、こんな大きいの見たことない。


「大人でも5人は寝られるんじゃないかしら。そういう目的のものかしらね。」


リタさんを見る。


「エクシルとあたしがそのうち体験することよ。それまでは、大人のヒミツ。」


セシリアを見る。

セシリアは知ってるみたいだ、顔が真っ赤だ。

真っ赤になるようなことなんだろう。


「でもこれなら、3人で一つのベッド使っても良いわよね。あたしとセシリアちゃんは協力関係にあるし。」


なんだ?協力関係って。


「マリー様も言ってた多夫多妻だよ。エクシルぅ。」


「なによエクシル、あたしじや不満?」


ちがうよ。


「僕で、良いの?」


一瞬、真顔になって、すぐに優しい顔になって、膝をついて僕を抱きしめてくれた。


「ええ、良いの、あなたで。今すぐはダメだけど、8年くらいすぐよ。セシリアちゃんと同じ時間待つんだもの。」


背中に優しく体がぶつかる。


「私も。エクシルがいい。」


「じゃあ、契りを交わしましょ。魔法の契約。破ったら、どうなるかわかってるでしょうね?」


リタさん、悪い魔女の顔だ。


「エクシル、今まで教えなかったけど、あなたには教えるわ。あたしの属性は色の空、才能は"増幅(AMPLIFY)"、絶技はアブソリュートゼロ。色の属性は回復や支援は不得意だけど、あたしは魔法を増幅させることができるから、セシリアちゃんには及ばないけどでもそのくらいの効果の回復魔法が使えるの。氷魔法が得意で周りを凍てつかせることができるようになったわ。ひとり怖い想いを何度もした。その度絶技であたしは修羅場を越えてきたの。あなたと同じ。お願いエクシル、そばにいて。これからもずっと。色の空、コントラクト、あたしリタはエクシルと婚姻の契約を結びます。エクシル、目を閉じて。」


これはリタさんの覚悟、愛、僕がしっかり受け止めなきゃ。

リタさんの言うとおりに目を瞑る。

頭を手で触られて、唇に柔らかい感触がした。

リタさんの息遣いを感じる。

一瞬だったかも、長かったかもわからない。

唇から温もりが離れた。

目を開けると、すぐそこに赤いリタさんの顔があった。


「はい、おしまい。」


今度は僕の前にセシリアがきた。


「私も。光の青、コントラクト。私セシリアは、エクシルと婚姻の契約を結びます。エクシル!」


セシリアは僕に飛びついて、唇を力一杯押し当ててきた。

下唇を噛んだり、貪り食べられてるみたいだ。

キスをしているセシリアの顔は赤くて、唇から離れると目が潤んで、また軽く重ねて離れた。


「ねえ、どうだった?」


リタさんがイタズラに笑いながら聞いてきた。


「気持ちよかった。」


ふふふ、と2人が笑っている。


「僕が、2人を守るよ。」


2人がまた抱きついてきた。

いつもは2人のなすがままだったけど、しっかり、2人を抱きしめ返した。


「本当は16歳にならないとダメなんだから、この契約はヒミツよ。」


3人の秘密の契約が結ばれた。

エクシル(所持金:82ガルド500ジルバ)

種族:人間

階級:銅

武器:ホークアイ

属性:(NON) ((LIGHTS)黄、(COLORS)赤)

才能:融合(FUSION)学習(LEARN)

技法:・威風 ・消失 ・赤い光の玉?

覚えた技

・シールドブロウ ・サジタリウス


セシリア

種族:人間

階級:銀

武器:杖

属性:(LIGHTS)

才能:叡智(WISDOM)

絶技:白い風?

魔法

・リカバー ・アクアアーマー ・アイシクル ・ウォータースラッシュ ・フルード ・アナライズ ・コントラクト


リタ

種族:人間

階級:ミスリル

武器:杖

属性:(COLORS)

才能:増幅(AMPLIFY)

絶技:アブソリュートゼロ

魔法

・リカバー ・ハイ=リカバー ・生命力残し ・防御結界 ・アナライズ ・コントラクト

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