異世界ガチャで、「私」しか排出されないんですけれども?!(あらすじ)
【本編 煽り書き】
ガチャに月数百万を課金するガチャ廃人の「私」こと廻野ソラ。
ある日、ミキサー車に轢かれた彼女は、神様からスキル【ガチャ】と共に、異世界へと転生を果たす。
早速、手持ちの召喚石で【ガチャ】を回すソラだったが----
「あれ、ラインナップが私だけ?」
レアリティこそ違えど、ガチャに乗っているのは全部同じカード! つまり、「私」だけ!
それでもガチャを回し続けるソラは、気付いていなかった。
排出された「私」が、召喚されずに自分の力になり、どんどん限界突破して強くなっていくことに。
これは、ガチャを引くことで、どんどん強くなっていく「私」の物語。
月に数百万円を課金する、ガチャ廃人の「私」----廻野ソラ。
今月に使える限度額を越えてしまったので、気分転換に外に出て行ったところ、ミキサー車に轢かれて死亡してしまう。
ふわふわと、白くて何もない空間を浮かんでいたソラの前に、眠たげな瞳の白装束の神様が現れる。
神様が言うには、ゲームに集中しすぎていたせいで、死ぬはずのなかったソラを轢かせて死亡させてしまったとの事らしい。
お詫びの印に、神様は、スキルを与えた状態で異世界への転生を勧めて来て、ソラは貰えるスキルが【ガチャ】だと言う事で、転生に同意した。
異世界に転生したソラは早速、神様から貰ったスキル【ガチャ】を発動する。
そうして、排出されたのは「R 私」。ガチャから出た光は、ソラの身体の中に吸い込まれた。
それから何匹か魔物を倒して、スキルを使い続けていくと、ソラはスキル【ガチャ】の内容を理解する。
一つは【ガチャ】を使うために必要な召喚石は、倒す魔物の質によって決まるらしい。もう一つは、【ガチャ】に並ぶラインナップは、全て「私」だけ。レア度は「R」、「SR」、「SSR」、「UR」と色々とあるが、全部「私」。
そして、一番重要なのは、排出した「私」は、全てソラの力に、限界突破と言う形で現れるということだ。
つまり、ソラは【ガチャ】を引き続けるだけで、無限に強くなれるということである。
ガチャを回すことが大好きなガチャ中毒者であるソラは、魔物を倒しながら、スキル【ガチャ】を回し続け、いつしか【ガチャ廃人】という称号と、強力な身体能力を手に入れた。
街へと降りたソラは、冒険者ギルドに向かい、強すぎる力で早速、最高位であるSランク冒険者として登録され、単独でさらに魔物を倒し続けた。
ある日、新人パーティーの遠征に同行することになったソラ。
冒険は順調に進むも、世界を終わらせようとする魔人の集団と出くわす。自分の高い身体能力に過信していたソラは、大量の魔人を単独で倒していく。
しかし、魔人の1人であるギョコウの【固定】能力により、新人パーティの全員が石化させられてしまう。
ギョコウを倒して助けようとするも、【回避】能力を持つアタランテによって、攻撃すら通らずなかった。
新人パーティーを守りきれなかった。
なんとか強すぎる身体能力を駆使して、相手の目を一瞬だけ土煙で潰して、一目散に逃げるも、自分のせいで新人パーティーが石化されて全滅状態になったと落ち込むソラ、スキル【ガチャ】を回しても気分が晴れない。
そんな中、ギョコウとアタランテの2人が街を襲うという事態に出くわしたソラは、2人にリベンジを挑む。
高い身体能力で一気に圧倒するソラだったが、両手両足を【固定】され、ギョウコとアタランテに一方的に攻撃を加えられてしまう。
劣勢の中、ソラはなんでガチャに依存しているかを思い出し、その答えを見つけ出すと共に、スキル【ガチャ】がソラの意思に反して勝手に回り出して、2人----【SR 《魔法使い》私】と【SR 《格闘家》私】の2人を呼び出した。
3人となったソラの活躍により、魔人たちは撃破され、新人パーティーも【固定】から解除されて元に戻った。
平和になって落ち着いたソラだったが、《魔法使い》と《格闘家》の自分2人が勝手にスキル【ガチャ】を使用しているのを見て、逃げる彼女達を追いかけるのであった。
とびらのさんの企画に対する設定が、「物語の最初から最後まで書き切ったあらすじ」でしたので、今回はこのような形にさせていただきました
ちなみに、私はこの作品を連載化するつもりは一切なく、書きたい方がいらっしゃるのなら全力でお譲りするつもりであることを先に申し上げておきます
なお、それぞれのキャラ名にもちゃんと意味がありますが、そんなのは作者の自己満足なために、説明を省きつつ、今回はこの辺りで失礼仕ります
アッキ@瓶の蓋。