Ep2:Doomsday
それからこの国は大国に統合された。
国民の大半はメタルヒューマンにされ、兵士となった。
そんな中人々は逃げ、レジスタンスを組織した。
「おい、うちのリーダーって解放隊の生き残りらしいぜ」
「マジかよ!?でも、生き残りはいねえって話だろ?」
「いやいや、リーダーがする解放隊の話がどう考えても当事者じゃないと知らないことだらけなんだよ」
「マジかよ!?・・・ってことは一回負けてんじゃねえかよ」
彼らは勇敢だった。
私は再びレジスタンスを組織した。
もう手遅れなのは分かっている。
メタルヒューマンの軍隊は何千万といる。
今のメタルヒューマンは破顔の兵士ごときでは相手にすらならないだろう。
だが、なにも大国に背いているのは私たちだけではない。
レジスタンスは征服された各国にもいるし、ほかにも大国を脅威と認識した国々も私たちに協力してくれている。
そして、今日の正午。
協力してくれた各国は大国に宣戦布告をする。
それもただの宣戦布告ではない。
核ミサイルを撃ち込んでの宣戦布告だ。
撃ち込む場所はもちろんメタルヒューマンの待機地。
そして、私たちレジスタンスは工場を破壊していく。
今までは大した存在と思われず幸か不幸か大国からは無視されていたが、これで完全な敵とみなされるだろう。
だが、メタルヒューマンの技術をこの時代の人間が使いこなせるとは限らない。
武装もライフル銃などで、さほど脅威になるものもない。
数さえあれば多大な犠牲を払いつつもメタルヒューマンを根絶できるだろう。
「みんなを集めて。これからメタルヒューマンの生産工場を破壊しに行く」
一か月前より伝えいていたメタルヒューマンの生産工場の破壊。
これで私たちも大国の敵か・・・。
「・・・よかったのか?」
「てか、あんたはまだいるのね」
「今回の見た目は俺の好みなんでね」
再生すると見た目が変わる。
ていうか、たいていのことは変わる。
まあ、肉体を分解して再構成しているわけだからね。
・・・どうも、そんな感じではない気もするんだけどね。
「きも」
「お、俺は強気な女も好きだが?」
「・・・めんど」
「んで、この状況どうすんだよ」
おそらく私たち二人のほかにもタイムトラベラーがいるはずだ。
タイムマシンを爆破したらまあ・・・どうにかなるしょ。
「どーせ、何も考えてねえんだろ?」
「は?ちゃんと作戦あるし」
「・・・まあ、いいや。俺が調べたところによるとこいつ。たぶんこいつがタイムトラベラーだろ」
そういって一枚の写真を渡してくる。
生意気な奴め。
「こいつ殺したらおそらくまき戻りが起こるか、ここだけ切り離されるか・・・なんにしろのちの影響はなくなる。俺なら工場爆破とかよりこいつの暗殺を優先するがね」
チッ。
あんたは私の邪魔をしに来たのか協力をしに来たのか。
「はっきりしてほしいわね」
「あ?何がだよ」
「何でもないっての。暗殺部隊を組織して!工場の破壊は要道にして、本命はこいつの暗殺。なんとしてもこいつを殺しなさい!」




