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末路  作者: 緑茶
理想の人間『太郎と花子』
13/15

Ep2:4

やっべえww

海外ドラマが面白すぎてやべえww

 「で、ここどこだよ」



 やつを追いかけてきてここに来たはいいものの・・・どこなんだよ。

 っと、ここで自己紹介をしておこう。

 タイマーの表示が正しければ今は2014年8月26日。

 俺はといえば俗にいうタイムトラベラーというやつだ。

 別にエイリアンでもないし、変なボックスにはいっているわけでもないがとにかくタイムトラベラーだ。

 そんでもって俺は同じタイムトラベラーである、ある女を追いかけているってわけ。

 俺のタイムマシンはそいつが行った場所にしか行けない。

 逆にいえばそれはやつが必ずこの場所にいるってことだが。



 「なあ」



 「はい?なんでしょうか?」



 お手本のように親切な対応をしてくれた。

 まあ、俺が何を聴いたのかというとやつを見たかってことだな。

 特徴を一通り言ってみたところ見たとのこと。

 どうやら奴はレジスタンスとして活動しているらしい。



 「くだらないことです・・・。争いは何も生まないというのに」



 よくそんな恥ずかしいセリフいえんな。

 まあ、そういうやつなんだろう。

 しかし、タイムトラベラーであるやつがレジスタンスとなると結構ヤバイかもしれない。

 基本的に宇宙が裂けるのを防ぐために俺たちは過去に極力干渉しない。

 それをやつは破ったのだ。

 そのたびに俺はやつのいった時間へ行き、その時間を直しているというわけだ。

 


 で、未来の技術を使うレジスタンスなんて最悪だ。

 どう考えても悪影響しかない。



 「おいおい・・・考えろー・・・2014年に何があった・・・」



 2014年といえばパっと思いつくものは環境問題の悪化が本格的に指摘され始めたぐらいのことだ。

 そんな時代に行ってやつは何をする気なんだ?





























 「政府軍が動いた?」



 「ああ、どうやら政府は本格的に俺をつぶす気らしい。理想の国になるためには俺らは邪魔なんだとさ」



 理想の国。

 それが今の国のありようだとは思えない。

 私はたまたまこの時代に来たが、本来の2014年はこうはなっていない。

 何もないはずだ。

 それが国民は洗脳まがいの行為を受け、拷問によって兵士を生み出し他国との戦争まで始めている。

 日本とはそんなものとは無縁の平和な国のはずだ。少なくとも2014年付近は・・・だが。



 「破顔の兵士どもが投入されたら俺たちに勝ち目はない。いくら未来の武器があるとはいえ数は向こうが圧倒的に多いし、一人当たりの力も向こうのほうが上だ。・・・終わりだよ」



 その言葉にみんなが陰鬱な雰囲気になる。

 確かに破顔の兵士は強敵だ。

 それの大軍を相手にするとなると勝ち目はほぼないだろう。

 それにしても・・・。



 「破顔の兵士はもう少し後の時代のはず・・・」



 「ん?何か言ったか?」



 「いや・・・何も。それより破顔の兵士を相手にするのはさすがにヤバイ。逃げる準備をしなさい」



 やはりこの時代は何かがおかしい。

 私が来たことでこの時代が変わった・・・?

 いや、私が来る前にこの時代にはひずみが生じていた。

 考えにくいことだが、私とあいつ以外にもタイムトラベラーがいるのかもしれない。

 面倒くさいことになった。



 「レジスタンスとして活動してきたが・・・俺たちはやりすぎたのかもな」



 「そんなことはないわ・・・。私たちは人間として正しいことをしてきた!こんなことってある!?」



 「でも、現に国民は俺たちを弾圧しているし、今の状況に誰も不満を抱いていないし・・・」



 「正直俺も・・・どっちが正しいのかわからなくなってきた・・・」



 「ああ・・・」



 士気が低すぎる・・・。

 破顔の兵士の強さはみんな知っている。

 噂では大国のメタルヒューマンを倒したとさえ言われている。

 破顔の兵士の軍隊。

 それだけで大国を滅ぼせるほどの軍事力とさえも言われている。



 「安心しなさい」



 ここは頭として行動を起こすべきだろう。

 そのために私が先陣を切る必要がある。



 「すべて私がなんとかして見せる」



























 「我が国に栄光を!」



 「「「我が国に栄光を!!」」」



 「卑しい逆賊は目の前にいる。さあ、天罰は下された!」



 「「「おお・・・!!」」」



 「そして、その最後を飾るのは我らにこそふさわしい。我らは理想のためかの者たちを滅ぼすのだ!!」



 「「「おおおおお!!!」」」



 「さあ、行くぞ!」



 士気は上々だ。

 いや、最高潮といってもいい。

 何しろ敬愛する国の完成する瞬間をこの目で見届けることができるのだ。

 これ以上のない幸福の瞬間となるであろう。

 私たちは史上最大の歴史的な瞬間を見届けることができるのだ。



 やつらは敵だ。

 我らが掲げる理想の敵だ。

 それを滅ぼすのは必然であり、我々の使命なのだ。



 「敵を発見!敵を発見しました!!」



 「何?直ちに処刑しろ!」



 「はっ!理想の名のもとに!」



 「ああ・・・理想の名のもとに殺せ!」



 破顔の兵士たちは第一歩のために各々の武器をかまえ、直ちに処刑に移ろうとする。

 我々に同情といった感情はない。

 ただ、理想をなせることへの喜びがあるだけだ。

 私たちはその喜びで微笑みを浮かべる。

 その喜びさえあれば私たちは幸せなのだ。



 「どうした?まだ逆賊は殺せていないのか?」



 「・・・そ、それが」




























 やはり破顔の兵士は強い。



 あいつらにはある一つの感情しかない。

 それは喜びだ。

 やつらは一度殺され、そしてよみがえっている。

 その過程であいつらの肉体は改造され、そしていかなることに関しても喜びしか感じないようにされている。

 しかし、あれは不良品でしかない。

 その先にあるのがメタルヒューマン。

 メタルヒューマンこそ人類がたどり着いた最低最悪の進化の形であるのだ。

 メタルヒューマンの劣化の形として大国がこの国に破顔の兵士の情報を流したのなら・・・。



 「はあ・・・はあ・・・それにしたって・・・どんな改造されてんのよ」



 未来から持ち出した技術の一つ分子分解銃。

 これで打ち抜いたものは分子レベルで分解されるという代物。

 本来は実験器具らしいのだが、武器として持ってきたのだ。

 やはり持ってきて正解だったようだ。



 「理想のために死ね!」



 「チッ」



 こいつらに銃弾はきかない。

 おそらくメタルヒューマンに勝てたのは搭載された武器が銃だったからだろう。

 本来のあいつらは分解銃と即席改造装置を持っている。

 こいつらなら素手でメタルヒューマンの外郭を突破することも可能なはずだ。



 「がああああああああああああ!!イタイイタイイタイイタイ!!イタ・・・いぃ・・・・・・」



 破顔の兵士の弱点は仮面だ。

 こいつらは生きているだけで相当な激痛を伴っているらしい。

 それを喜び以外の感情を廃することによって、その痛みを感じないようにしているのだが、仮面をはぐことによって喜び以外の感情を呼び戻すことができる。

 仮面の下は機械が生みこまれた皮膚となっており、サイボーグというのが一目でわかるようになっている。

 外側は皮膚でおおわれていて、内側は機械と生きた細胞とが融合したものとなっている。

 生きた細胞や臓器がダメになったら新鮮な人間を取り込んで交換するという。

 


 「ごめんなさい、今楽にしてあげる」



 露出した機械部分を分子分解銃で分解する。

 肉だけでなら活動することはできない。



 「「「死ね!」」」



 らちが明かない。

 それに精神的にもつらいものがある。



 「「「死ね!!!」」」

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