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正義の残酷高校生。  作者: 零崎。
1/1

人身事故。

【2番線に電車が参ります、白線の内側に下がってお待ちください。】


お昼過ぎ、無人駅のホーム。

辺りには誰もいない。


『お前、生きてても仕方ないから、ほら、はやく飛び込めよ?』


「う…うぅ…」


どさっ…ごきごき…ぐちゃ…。

グロテスクな音と共に血飛沫や、肉片が宙を舞う。

先頭車両の窓は血で染まり、外にも聴こえるほどの、叫び声。

駅付近の住民、電車の乗客に戦慄をもたらした。


『石滝さん…うぅ…うぅ…何故…』


衣服や顔を真っ赤な血に染め、飛び込んだであろう人の名前を呼びながら、さっきまで横に寄り添っていた青年は泣き崩れていた。

涙を流しながら、地面を拳で叩く。

しかし、何故か、目は笑っているように見えた。


【本日、午後3時頃、町川駅にて人身事故が発生したため、電車の運転を見合わせております】

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