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掌編集  作者: (=`ω´=)


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51/69

予報と警報と今の現実

「こちらの天気図を見てください。

 ぐっと気温が下がると予想をされる明日の昼頃から夜半にかけて、かなり広い範囲にわたって低気圧に覆われるわけですね。

 ということで明日の昼過ぎからかなり広い範囲で雨か雪になるものと……」


「…まだテレビをつけたばかりの方もいるかと思いますが、該当をする沿岸地域の方はすぐに高所ないしは安全な場所にまで避難をしてください。

 今朝六時ごろ、沖合でM7以上の地震が観測されました。

 波の高さ一メートルから三メートル前後の津波が発生するおそれがあります。

 気象庁は警報を発令しています。

 津波の予想到着時刻は……」


 テレビの中の世界は相変わらず騒がしいようだったが、ぼくの周囲は普段よりも静かで穏やかだった。

 昨夜まで騒音を発生していた源が、今は静まり返っているからだ。

 ぼく自身はといえば、いつまで洗っても落ちない鮮血を、もう長いことシンクで洗い流している。



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